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過去の近況報告 

平成24年分

近況報告(2月14日記)

 今日はバレンタインデー。あまり縁のない行事になって久しいですが(笑)、それでも数個義理チョコを頂いています。20代までは本当に甘いものが好きでよく食べていましたが、30代以降は自分で買ったり注文することはまずなくなりました。たまに和菓子やアイスクリームを食べたくなる時もありますが、年1回程度?といった感じ。頂いたお菓子は勿論美味しく頂いています。
 昨日今日は雪も一段落。本当に雪が多い年です。ウンザリです。1月早々に屋根の雪下ろしを業者に頼んでやってもらいましたが、またマッシュルームの頭のように張り出していて駐車場の車の位置をずらして置いています。雪はまた明日明後日から降り出す予報。勘弁して欲しいものです。異常です、この雪の量は。
 さて、1月のニューイヤーコンサートは盛り上がって終わることができました。お客様も当初予定していた数をお迎えでき、雪の中、沢山の方に足を運んでいただきました。本当にありがとうございました。我々にとって初挑戦となる曲もたくさんありましたが、およそ好意的な反応を頂いたように思います。恒例行事にしていければ嬉しいですね。
 雪との格闘の中、僕と、青森の歌仲間である吉田信子さんの元で歌を勉強している方々の勉強会も開催しました。今回は初めての会場で大きな場所。宣伝はしなかったので出演する方からの口コミによるごく限られた数のお客様でしたが、その方々を前に、ちゃんと照明が当たる舞台で、響きを考えながら歌う楽しさを味わったようでした。続けることの大切さ、大変さを皆さん身をもって勉強を続けていますが、それが大きな財産や新しい表現ができる喜びともなっている様子でした。
 これから大学は年度末に向けてのさまざまな会議や行事となっていきます。昨年の卒業式はまさに3.11の大震災当日。式は午前中だったため何ごともなく挙行されましたが、謝恩会は中止となりました。謝恩会の開始を待っている、まさにその時大きな揺れが来ました。停電の中、情報も入らず、様子が分からなくて翌日、車に乗ってカーナビのテレビで状況を知り、本当に驚き、ショックを受けたのを思い出します。
 3月は「水車小屋」に向けての合わせ、また友人のコンサートやその他で出かける機会が増えます。健康に留意して、2〜3月を楽しみながら乗り切っていきたいと思います。皆さんもお元気で!

近況報告(1月16日記)

 結局2011年のうちに更新できず、年が明けてしばらく経ってからの更新になってしまいました。すみません.....。
 改めまして、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 昨年は大震災、またたくさんの親しくしていた方が鬼籍に入られ、そして自分の周りのさまざまな事件、と信じられないような1年でした。今年は何とか明るい話題に溢れる年にしたいものです。
 今年はニュースでも報じられているように12月から記録更新の雪が続いており、毎日毎日雪との格闘です。青森市内は除排雪が追いつかず、道路の横に雪山がいくつもできていて、車の運転は歩行の際に大きな支障となっています。年越しや三ヶ日は少し雪がおさまったものの、ずっと降り続けています。青森では誰かと会うと雪にウンザリ、の話題から始まる今日この頃。
 年末は12月後半から始まった忘年会ラッシュで大分くたびれてしまいました。勿論、どの会も楽しく、有意義な時間を過ごすことができたのですが、今年は続いた、続いた(笑)。
 年越しは実家に帰り、1月1日には青森に戻って来ました。3日夜からは大阪〜東京。打ち合わせやピアニストとの合わせとちょっとした冬休み。高校の修学旅行以来、超久しぶりに奈良を一人で散策しました。青空の下、東大寺、春日大社、興福寺と廻りましたが、青森から雪用のブーツで行ったため、歩きすぎで足を痛める羽目に。東京に着いた時には痛みが最高潮に達してしまい、新しい靴を買ってしまいました。
 それにしても快晴の中、青森の家の雪を心配しなくてはならず、屋根の雪下ろしのため業者に依頼したり、常に雪や青森の天気を気にしなくてはいけなかった、というのは悲しかったです。
 大学も始まって2週目。授業は今月いっぱいで2月に入ったら試験です。
 雪は早くに降った分これから落ち着いて欲しいですが、例年通り2月までしっかり降るのかと思うとゾッとします。
 雪の憂鬱気分を吹き飛ばすように初めてニューイヤーコンサートを企画しました。新たな試みも盛りだくさん。皆さんと一緒に楽しみたいものです。

近況報告(12月5日)

 前回の更新から約1ヶ月。アッという間でした。この間、本当に目まぐるしく様々なことが起こりました。良いこともありましたが、悪いことも。
 下北文化会館はむつ市にある総合文化施設、といった感じでしたが素晴らしいホールでした。ヒバをふんだんに使い、温かな雰囲気と響き。下北にも様々な良い音楽が根付くと良いなあ、と思って帰ってきました。相馬さんは実質初リサイタルでしたが、素晴らしい演奏でした。様々なことにこれからも挑戦してもらいたいなあ、と思いました。1997年、僕の留学中に、青森県高等学校文化連盟吹奏楽団(各校から選抜されたメンバーでのバンド)がミュンヘン〜ウィーンとやって来ましたが、その際恩師から頼まれて通訳その他のお手伝いとして僕も出かけ、ほぼ全行程をご一緒しました、その時に高校生のメンバーとしてクラリネットを吹いていた子が下北文化会館にスタッフとしていたのにはビックリ!
14年半振りの偶然の再会でした。
 11月中旬には母校、県立木造高校の青森支部同窓会。ここ2〜3年出席できなかったので久しぶりでした。恩師や懐かしい顔にお会いすることができましたが、これまで50名はいた出席者が今年は20名少し。旧制中学時代の大先輩はほとんど顔を見せられなくなり、ここでも高齢化の波が大きく押し寄せていました。淋しい限りです。放送局にお勤めでキャスター、パーソナリティとして県内でも有名な先輩とお近づきになることができ、とても楽しい同窓会でした。同窓会では珍しく2次会まであり、盛り上がりました。
 さて、昨日は藤崎教会でのミニコンサート。藤崎教会では付属の幼稚園で帰国後間もない時期に1度歌っています。じつに12年振りくらいの訪問、演奏でした。教会が今年創立125周年ということで普段から仲良くしているピアニストがコンサートを教会方や先生方にプレゼントしたい、と企画したものでした。皆さん、とても喜んで下さって、また、前回の訪問、演奏をよく憶えて下さって、たくさんの温かいお言葉を頂戴しました。小さな、でもとても温かな、素敵なコンサートになりました。
 11月の土曜日は前回の近況報告でも予告しました通り、読売新聞にエッセイが掲載されました。「時の筆語り」というコーナーで4回シリーズのうち僕は後半2回を担当。別に記事をアップしておきましたのでご覧下さい。とても良い勉強になりました(笑)。
 年内にはもう一度更新したいなあ、と思っておりますが、年賀状書きもあるし、片づいていないことが色々あるのでどうなることやら......。
 皆さま、風邪など召しませんよう。青森は本格的な雪の季節になりました。寒いです......。

 

近況報告(11月9日記)

 秋も深まって参りました。今月には青森にも初雪が降ることでしょう。根雪は12月になるでしょうが、そろそろ冬タイヤへの交換を考え出さなくてはいけません(泣)。
 さまざまにバラエティーに富んだ秋のコンサートシリーズもまだ下北文化会館が残っているとはいえ一段落。それぞれのコンサートにたくさんの方々にお出で頂きました。ありがとうございました。ここ数日少しだけ体調を崩しました。あんなに丈夫だったのに、やはり疲れが溜まると如実に体に表れます。
 十和田のコンサートは毎年固定のお客様に加え、新しい方々にもたくさんお出で頂きましたが、今年で一旦終了となります。5回も続けられ、関係の方々には深く感謝申し上げます。「来年も楽しみにしているよ!」との声には少し辛かったです。
 4日のシュトラウスでのコンサートも60席という小さい会場ではありますが、早々と完売となりました。久しぶりに母親も連れてきて聴いてもらいました。母も(当然ですが)昔に比べると随分年を取りました。少しでも若さを保ってもらうために外に連れ出したいのですが、なかなかそうも行かず、僕自身歯がゆい思いもしたりします。相馬さんのソロは熱の入った、集中した素晴らしい演奏となりました。下北文化会館では自由に、伸び伸びと自分の世界を作って欲しいものです。経験する、ということは本当に大切ですね。
 明日はドイツの師のマスタークラスを聴講に東京に出かけます。残念ながら今回は先生達のコンサートには出かけられませんでしたが、両先生による中身の充実したレッスンに接することができるのが楽しみです。
 13日の下北文化会館でのコンサート(相馬直子ピアノリサイタル)には、僕は助っ人としてシューベルト歌曲を歌いますが、このコンサート開催の条件が下北地区での音楽教室や施設の慰問。我々は2月にマグロで有名な大間町に出かける予定です。大間町の小・中学校の皆さんに教科書に載っている曲や有名な曲を聴いてもらいます。
 さて、来週は東京在住の留学仲間が青森に仕事で来るので一緒に飲みに行く予定。そしてボージョレー・ヌーヴォの解禁。さまざまなジャンルの仲間数名で青森市内のホテルに覗きに行きます。たくさんの楽しい交流が控えています。
 そして、今週・来週の土曜日(12・19日)には読売新聞青森版に僕のエッセーが掲載される予定です。「時の筆語り」というコーナーで、さまざまなジャンルの方が4回にわたってエッセーを書くコーナー。先週、先々週と僕の若き音楽仲間、竹内奈緒美さんが執筆しました。彼女から「先生、2回分引き受けて〜!」と紹介され、後半の2回を僕が書くことに。竹内さんは青森に在住しながら、どうやってクラシック、音楽の輪を広げていくかをとても素直に、温かく書いていました。先日のコンサートでも裏方のお手伝いをしてくれましたが、温厚で、チャーミングで、でもしっかりと押さえるところは押さえている、若くて可愛らしいのに本当に頼もしい、素敵なピアニストです。実力・音楽性は勿論のこと、その人柄でたくさんのコンサートやイヴェントで引っ張りだこ。青森も彼女のような人がいっぱい出てきて音楽のレヴェルが上がってくれれば良いなあ、と思います。自由に、思い思いの活動ができるようになるといいなあ、そして聴衆や演奏家の層が広がると良いなあ、とも思います。人は人、自分は自分なんだもん。足の引っ張り合いや悪口は悲しいですね。自分もそういう余裕や大きさを持って活動して行きたいものだ、と肝に銘じています。
 「水車小屋」の演奏会情報をアップしました。2003年に録音したCD「美しき水車小屋の娘」はお陰様を持ちまして完売いたしました。

近況報告(10月5日記)

 夏から急に冬になった感の青森です。この前まで冷房、と言っていたのが、もうストーブが必要になってきました。青森市内から車で30〜40分ほどの酸ヶ湯温泉ではもう雪が降りました。
 この9月はメチャクチャ色々なことがありました。あまり良いことはありませんでしたが.....(泣)。月末は東京、横浜に出かけていました。
 大学は授業も始まり、大学祭が先週の土日。これからはコンサートシーズンに突入します。ドイツでの仲間や恩師のコンサート、マスタークラスに出かける機会も多くなります。僕が出演するコンサートも少しずつはっきりしてきました。
 まず、10月は十和田市でのチャリティーコンサート。もう5回目になります。2回目から会場がホールになり、ジャンルやシーンに合わせた衣装を着けるようになり、毎年バージョンアップしてきました。コンサート自体は今年で一区切りとなる見込みです。よく5年も続いたなあ、と感慨深いものがあります。メンバーもその年によって色んな音楽仲間に協力してもらい、遠く青森・十和田にいらしていただきました。それぞれの年が特徴的で印象に残っています。ヤマノブライダルのスタッフの皆さんは、曲のイメージやその曲の国から実に華やかな、さまざまな衣装を考えて下さって、本当に贅沢な思いをさせていただき、華やかな舞台を作っていただいています。今年はプログラムも多彩なものなので、一番今までで変化に富んだものになると思います。出演者も楽しみにしています。
 11月4日には青森市内のカフェでサロンコンサートをすることになりました。コンサートをよくご一緒している青森の音楽仲間、相馬直子さんが初のソロリサイタルを11月13日に下北文化会館(むつ市)でやることになり、その度胸試しの意味も込めてジョイントコンサートをすることになりました。むつ市でのリサイタルには僕もゲストとしてシューベルトの歌曲6曲を歌う予定です。
 来年は3月に青森と横浜でまた小木曽美津子さんとリートリサイタルをすることになりました。まだ詳細はアップしませんが、僕としては5年振りにシューベルトの「美しき水車小屋の娘」全曲を取り上げます。小木曽さんとは初の曲集。今から楽しみです。
 気温や天候の変化が激しい時期、皆さま、どうぞお身体を大切にお過ごし下さい。

近況報告(9月9日記)

 暑かった夏が終わりました。7月から2ヶ月、全く更新もしないで本当に失礼いたしました(汗)。
 畑山さん、小木曽さんとのコンサートも東京・青森両公演とも盛会のうちに終了することができました。本当にありがとうございました。
 今回は青森のコンサート終了後、黒石の温泉に皆で出かけました。小綺麗な、小さな旅館に泊まりましたが、お風呂もすごく良いお湯で、食事の豪華さにはビックリ。喜んでもらえました。畑山夫妻はそのまま青森に残り、ねぶたを見たり温泉に行ったり。都会とは違う、のんびりした雰囲気を大いに堪能していました。奥入瀬渓流を散策したり、十和田湖に行ったり。かなり一緒にいたのに、アッという間でした。
 コンサートそのものですが、青森公演では畑山さんのご主人のウルリッヒに詩を朗読してもらったり、ロマン派歌曲の話をしてもらいました。通訳は小木曽さん。自分たちがその内容を分かっていても人に、特に大勢の方に伝えるように外国語を訳すのは本当に難しいことです。今回は歌い手は歌以外の声をあまり使いたくない、ということでその役所を小木曽さんに決定(笑)。小木曽さん、沢山の労働、本当にお疲れさまでした。
 プローベ中のウリの話やアドヴァイスはとても為になりました。やはりドイツの空気や作曲家のシテュエーションを思いながら解釈する、歌う、ということはとても大事だ、と改めて感じたコンサートでした。
 8月中旬はかねてからずっと見たい、と願っていたアメリカ人キャストの「コーラスライン」鑑賞に赤坂サカスまで出かけました。経費削減で深夜バス利用(笑)。
 8月下旬は友人のコンサートを聴きに東京、大阪。楽しくアッという間の夏休みでした。
 さて、これからですが9月末に横浜でプライヴェートなコンサートに出演します。一般の入場はできないのでご案内できませんが、悪しからずご了承下さい。
 10月は十和田市で5回目となるチャリティーコンサート。11月は13日に下北半島のむつ市で友人のリサイタルに助っ人として歌いに行きます。10〜11月のどこかで青森市内のサロンで小さなコンサートを開催予定。詳細が決まりましたら演奏会情報にアップします。
 早いもので今年も後3ヶ月。秋〜冬にかけてもどうぞよろしくお願いします。

近況報告(7月8日記)

 梅雨空らしい、はっきりしない日が続いています。とはいっても関東や関西に比べればものすごく爽やかなんでしょうが、青森に住んでいるとちょっとの湿度や雨続きにげんなりしてしまいます。温度差で風邪を引いたり喉をやられる知人も多く、僕も喉の調子が今ひとつパッとしません。
 来週にはドイツから畑山さんが来日し、本格的にリハーサルや準備をすることになりました。お陰様で7月22日のコンサートチケットは完売となり、当日券もお出しすることができません。完売御礼はなかなかできないので本当に嬉しい限りです。ありがとうございました。
 代わりと言っては何ですが、青森のチケットが全く動いておらず、焦っています。青森でのコンサートはいつもチケットの動きが遅いのですが、やはり早めに売れていかないととっても不安な思いに駆られます。キャパ自体は70程度なので何とか完売に持っていきたいものです。東京公演のチケットが手に入らなかった方はどうぞ、と言いたいのですが、これまた遠いのでそうそう気軽には言えず....。しかもこの時期、全国高校インターハイで宿泊施設をほとんど押さえられている状況。8月1日からは弘前のねぷた、2日からは青森ねぶたなので観光を絡めて是非お出でいただきたいのですが!(笑)。
 明日は歌の生徒さんの勉強会。久しぶりに青森公立大学の国際交流ハウスです。緑に囲まれた素敵な会場で伸び伸びと歌えるのでは、と思っています。

近況報告(6月20日記)

 皆さま、いかがお過ごしでしょうか。青森はこのところいい天気が続いています。
 18日、19日と連続で歌っていました。
 18日は故郷の旧小泊村でのイベント。僕の生まれ故郷には徐福伝説が伝わっているのですが、その縁から徐福の像がある公園が海辺にあります。小さい頃は泳いで色んな海の幸を潜って取っていた場所ですが、埋め立てられて今は住宅地や公園になっています。そこには産直販売所のような場所があるのですが、その3周年記念イベントでミニコンサートを依頼されました。5年ほど前ですが、同じ場所でも歌ったことがあります。今回は大漁旗をバックに(!)屋外での演奏。大学の研究室に置いてある自分のデジタルピアノを持ち込みました(笑)。演奏曲も誰でも知っている唱歌やポピュラーソング。3曲、と依頼されたのですが、会場に入ってみると僕の持ち時間が30分もあることが判明。予備に、と用意していた曲を歌って何とかしのぎましたが、その後に「アンコール!」のかけ声。アンコール用に用意していた曲も歌ってしまい、また楽譜も持っていなかったため、ステージ上でピアニストと打ち合わせ(笑)。共演の高橋みどりさんは即興やアレンジも上手い方だったので本当に助かりました。その場で「川の流れのように」を歌うことにして、冷や汗をかきながら歌いました。
 近所の方や懐かしい方々沢山声を掛けて下さり、また演奏を聴いて下さった方々からは喜びの声をいただくことができました。
 僕の生まれ故郷も、道路が整備され、青森からの移動時間も短縮されて昔に比べると格段に便利になりましたが、豊かな自然が壊されて埋め立て地になっていることを考えると複雑な気分にもなります。青森県自体もそうですが、僕の実家の方は人口の減少が本当に甚だしく、少子高齢化の最たるもの、ということも痛感してきました。
19日はNHK文化センターのレクチャーコンサート。馴染みの少ないヴォルフの歌曲をテーマにしましたが、ただ聴いていただく、というのではなく、さまざまなシーンに合わせた音の扱いについて解説しながら演奏したので、あまり気張らずにお聴きいただけたように思います。30名ほどのお客様がいらして下さり、熱心に聴いていただくことができました。
 これからは7月のコンサートの準備や練習に取りかかります。楽しい、いい内容のコンサートにしたいと思っています。
 そうそう、7月9日には僕の所に歌を勉強に来ている生徒さんと仲間の吉田信子さんの門下生で勉強会を開催します。3月に予定していたものですが、震災の影響で市の公共施設が閉鎖となり、また、生徒の皆さんも本当にバタバタしていたので7月に延期した次第です。今回はアンサンブル曲を中心に演奏してもらうことにしました。皆さん、本当に一生懸命勉強しています。本番で一番良い出来になるように祈っています!

近況報告(5月16日)

 前回の更新から一ケ月半も経ってしまいました。その間、目まぐるしく時は過ぎ...。震災のさまざまな影響が残る中の新学期。今年のゴールデンウィークは肌寒く、また雨がぱらつくことも多かった花見。弘前公園と青森市内の合浦公園に行きました。連休明けはすぐにブラームスのコンサート。やはり震災後のさまざまな予定変更やらバタバタでお客様が果たしてどれくらいいらして下さるのか、出演者一同で心配しましたが予想を遙かに超えるお客様。コンサートはピアノソロから始まってクラリネットとピアノのソナタ、そしてピアノ連弾と四重唱。何ともバラエティーに富んだ楽しいコンサートとなりました。お出かけ下さった皆さま、小雨の中本当にありがとうございました。
 ブラームスの愛の歌はこれまで何回も演奏してきましたが、メンバーが替わるごとに全く違う曲のように感じ、またその楽しさというのもその度ごとに変わります。今回はなかなか中身の濃い、楽しさを感じていただける、本質に近づけた(?)アンサンブルになったのではないかと思っています(手前味噌ですが)。
 さて、震災で中止となった青森県立中央病院でのコンサートが今年度第1回目のふれあいコンサートとして開催されることになりました。他にも夏の前半までのコンサートをアップしました。是非お運びいただきたいと思います。
 7月後半は4年振りとなる畑山扶美子さんとの共演。今回はこれまた久しぶりに青森公演も開催することになり、今から楽しみです。しかも僕の演奏曲はこれまでのレパートリーにないリストとマーラーの歌曲。いい勉強をして楽しいコンサートにしたいものです。東京公演は発売同時とともに残席ごく僅かとなってしまいました。キャパが100席ということもあり、ご希望のお客様は早めにご購入いただければ幸いです。

近況報告(4月1日記)

 今日から新年度になりました。早いものです。
 震災後はさまざまなコンサートやイベントが中止や延期になり、僕も上京予定をキャンセルしました。青森県立中央病院でのコンサートもこの事態を受けて中止となりました。改めての開催となるのかまだ未定ですが、事態が落ち着いてきてからまた病院の方からお話があるかも知れません。残念ですが致し方ない状況でした。
 福島の原発も事態が好転せず、心配です。福島にはいわき市に叔母やいとこがいて、一家で青森に2週間ばかり避難してきていました。従妹の子どもの小学校入学準備や入学式があるというので昨日帰っていきました。僕の所に身を寄せていたのではなく、同じ青森市内にいる叔母の所に身を寄せていました。不安を抱えての福島への帰郷でした。一日も早い収束や見通しを期待したいものです。
 震災の被害に遭われた方、未だに行方不明の方、避難所生活を余儀なくされたり今後の生活の糧を失った方を思うと本当に心が痛みます。が、すべてマイナスの方にばかり思いがいって日本人全体が気が滅入って暗くなりすぎるのもいかがなものだろう、と思います。新しい年度の初めに、少し気を明るく持ってこれからを過ごして行かなくては、と自分自身では思ってます。
 大学は4日が入学式。どんな新しい出会いがあるのが、どういった学生が入学してくるのか楽しみです。 これからは5月7日のブラームスのコンサートに向けて準備していきます。7月には東京と青森でリートのジョイントコンサート。6月はNHK青森文化センターのオペラ講座。今回はオペラではなく、リートを取り上げ、ヴォルフの歌曲をテーマにして解説、演奏します。9月には弘前で少し歌うことになりそうです。6月と7月の演奏会の詳細については次回の更新で演奏会情報にアップしたいと思います。

近況報告(3月14日記)

 ものすごい地震でした。三陸から宮城にかけての惨状には目を覆うばかりです。原発も心配です。
 沢山の方々から心配のメールや連絡を頂きました。ありがとうございました。私の方は何ごともなく過ごしておりますのでご安心下さい。実家(中泊町)は海のすぐそばなので津波等も心配しましたが、日本海側まで及ぶこともなく、実家の母や兄とも土曜日の夜に直接話すことができました。
 11日は大学の卒業式が10時からあり、15時から市内のホテルで謝恩会の予定でした。謝恩会を待っているところに突然の大きな揺れ。ものすごい長い揺れで、すぐに停電。学生達と外の非常階段を通ってホテルのロビーに集合。復旧を待っていましたが目処が立たず、16時30分に中止の決定とともに解散になりました。「先生、謝恩会で!」とか「2次会行こうね!」何ていわれていたので本当に残念。しかしその時は三陸が大変になっている、とはあまり分からなくて、携帯もすぐに充電切れ。停電は翌土曜日の15時30分まで丸24時間続きました。充電したとたんに沢山のメール。本当に色んな方が心配して下さっているのだなあ、と感謝。ドイツやウィーン、レバノンからまでメールや電話を頂きました。本当にありがとうございました。
 さて、2月末から3月の初めにかけて2つのコンサートを終えました。横浜でのリサイタルは大好きな曲ばかりだったのですが、今ひとつヴォルフの方に手をかけられなかった感は否めず、猛省。50名ほどのお客様が来場下さり、イギリス館にはちょうど良い雰囲気でした(もう少しお出でいただいても良かったかな、(笑)。この日もそういえば電車のトラブルがあって、ピアニストの小木曽さんは焦って会場入りしていました。
 3月の青森は字幕をつけての演奏。マイナーな歌曲集だったので内容が分かって良かった、との声をいただきました。
 ケルナー歌曲集は色んなシーン、時空、思い、世界があって本当に素敵だと思います。また近い将来に取りあげたいですね。
 昨日は友人が青森に来て演奏会に出演予定がキャンセル。青森で会えるのを楽しみにしていたのですが残念です。高速道や鉄道もいつになったら復旧するのでしょう。昨日青森駅に行ったら真っ暗で、中には誰も入れなくて外で駅員さんが対応していました。
 これからますます被害の状況が明らかになってくると思います。避難所暮らしは大変でしょうし、亡くなられた方、家族や知人を亡くした方のことを思うと本当に心が痛みます。日本人みんなが一つになって克服しなくてはいけないですね。

近況報告(2月8日記)

 連日ニュースで報道されていた大雪も先週末からやっと一息つきました。本当に大変でした。町の中は除雪や排雪が追いつかず、二車線の道路は一車線になるし、道路に高く積まれた雪の山で見通しは悪いし、毎日毎日ストレスと雪かきばかりでした。先週の水曜日には僕の自宅にも業者に入ってもらって屋根の雪下ろしと家周りの排雪をお願いしました。ここ数年お世話にならなくてもよかったので臨時出費に冷や汗。あるテレビ番組で言っていました。「青森の方からのお手紙です。<雪国は損!>」思わず笑ってしまいました。このコストのかかり方は異常です。本当に勘弁して欲しい!!!と思い続けた毎日でした。
 さて、この頃は2月26日の横浜でのリサイタル、3月5日の青森でのジョイントの準備に追われている日々です。雪で本当に時間が取られたので(雪かきは重労働です。体験にいらっしゃいませんか!?笑)、これから音楽面での詰めをしっかりとやって行かなきゃ、といったところ。隔週ペースで上京しているのですが、青森にいるときになかなか落ち着いてさらうことができず、反省しきりです。内容の濃い、いいコンサートにしたいものです。
 そうそう、1月15日にはドイツ時代の友人のコンサート(オーボエ)に出かけて来ました。それこそ10年以上振りに顔を合わせた仲間、思いもかけず再会できた旧友、僕がカールスルーエにいた後の世代のメンバーもとても素敵で、さながらその打ち上げは同窓会、というか東京ではなく、ドイツにいるような気分でした。楽しかったなあ。アッという間に時間が過ぎました。
 カールスルーエという町は規模としてはそれほど大きくなく、人口は30万弱。僕のいた時代は日本人の音楽留学生が結構いて30〜40人位いたのかなあ(ベルリンやミュンヘンといった大都会はもっと沢山いるでしょう)。みんな仲がよくてよくパーティーもしていました。でも日本人達でベッタリくっつく、とかいがみ合う、ということもなくて楽器や専門が違ってもみんな交流があって本当にあの時代や仲間は今でも財産です。それぞれで色んな所で活躍していて本当に嬉しく思います。歌との共演は必然的にピアニストか他のパートの歌い手になってしまうのですが、オーボエやクラリネットや他の楽器の仲間達と、何らかの形で共演の場を持ちたいなあ、と思っています。

近況報告(1月10日記)

 遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。12月31日は少し荒れ模様だったものの、他の日は比較的穏やかだった天気が一昨日くらいから一変、大雪でもう雪かきもうんざりといった所です。
 僕の年末年始ですが、合わせ、打ち合わせでクリスマス前後には東京に出かけました。青森に帰ってからは忘年会ラッシュ。すっかり書き送れた年賀状を30日、31日に書き上げ、31日午後は実家へ。1晩だけ泊まって青森の自宅に戻り、今度は新年会ラッシュ(笑)。連日連夜の酒盛りで体重は増加の一途。お酒はしかし昔より随分弱くなった気がします。翌日のしんどさが昔の比ではないくらいつらくります。雪や寒さのストレスを晴らすために温泉にはマメに通っています(笑)。大学は明日から授業が始まります。
 さて、今日は成人の日。僕自身の時は成人式にも出ず、コンビニでアルバイトしていたのを思い出します。はるか昔のことになりましたが。さて、今年の大まかな予定についてお知らせしたいと思います。演奏会予定にアップしているものを除いて全体的に今年1年について記したいと思います。
 7月中旬〜下旬にかけてはドレスデンのゼンパーオペラで歌っている先輩、畑山扶美子さんとのジョイントリサイタルを予定しています。日暮里サニーホールコンサートサロンと青森市国際交流ハウスにて。ピアノはこのところすっかりお世話になっている小木曽美津子さんです。プログラムについてはまだ未定です。10月半ばは今年5回目となる十和田市でのコンサート。ブライダルの会社が主催なので衣装の豪華さ、早替えが好評をいただいています。今年は青森市内でも似た形でのコンサートが出来ないかと今探っている所でもあります。他にも時期は未定ですがシューベルトのリートのみでの小さなコンサート(青森市内)を企画する予定。秋口には友人のピアニストの助演としてむつ市での下北文化会館でシューベルトを少し歌う予定もあります。
 充実した1年にしたいなあ、と思っています。皆さまにとりましても素敵な1年になりますようお祈りいたしております。

平成22年分

近況報告(12月3日記)

 東北新幹線全線開業となりました。青森から東京へまた少し距離が縮む気がします。このところ東京に行くと、青森を盛んに宣伝してくれていますが、迎える我々は果たして大丈夫なのか。一度来て「また来たい!」となるのか「もういいや!」になるのか、ちょっと怖いところでもあります。交通手段が便利になった分、様々な地域から沢山の方々がお見えになるわけですが、迎え入れるにあたってのちょっとした心配りや交通網の整備、街の面白さや自然の味わっていただき方。人に対する暖かさやふれあいを大事にしなくては、折角の新幹線開業もあまり意味のないことになってしまう気がして仕方ないこの頃です。県民全員で意識を高めなくてはいけません。
 さて、ずっと更新をサボっていた間、東京や大阪に出かけて様々な演奏会を聴いて来たり、コンサートの打ち合わせや合わせをしたり、また青森市と十和田市でのコンサートが無事終了しました。
 仲間や知り合いのコンサートはどれもクオリティーの高いものばかりでした。沢山の刺激と交流を頂いて青森でのパワーに。新しい出会いもありました。どのコンサートも打ち上げまでご一緒させていただき、沢山の素晴らしい方々と楽しい時間を過ごしました。
 久しぶりの青森市でのサロンコンサートは比較的早くチケットが完売。ウィーン風の会場で、こぢんまりとですが中身の濃いコンサートになったと思います。シューベルトはまだまだやりたい曲がたくさんあるので、来年も小さなサロンでのシューベルトのシリーズを組みたいと思っています。
 十和田のコンサートは青森の会場(65席)とは違って300席の会場でしたが、こちらも嬉しいことに完売。今回の衣装は、前回以上にパワーアップされてお客様に大喜びしていただくことができました。
 どちらのコンサートとも、お出かけいただいた皆さま、コンサートにご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
 来週は2年振りの島根。県立大学の学生さんの事件は未解決のままで手掛かりも少ない様子。大学や街がどんなふうに変わったのか不安に思う部分も大きいですが、僕自身はまた懐かしい地元の方々や先生方に会えるのを楽しみにして出かけたいと思います。事件の一日も早い解決を願うばかりです。

近況報告(10月14日記)

 すっかり秋本番となりました。八甲田あたりは紅葉も見頃のようです。これから十和田の方や標高が低いところもどんどん色づいてくることと思います。十和田市に打ち合わせに行くときには八甲田を突っ切って車で行くのですが、本当に色さまざまできれいなんですよ。青森の自然の豊かさを感じる時でもあります。今年はまだ紅葉の真っ盛りに通っていませんが。
 さて、いつもながら長らくサボってしまいました。すみません!!!
 更新をサボっていた9月は、まず1週間東京・横浜。青森に帰ってからは大学の先生の研修会があったり、後期の授業が始まったり。そうそう、青森で落語の独演会に行きました。東京の高校に勤めていたときに鑑賞教室で1度だけ生で見たことがあります。今回の演目はお酒に絡んだ、分かりやすく楽しいものでしたし、紙切りもとっても上手くて(プロに失礼か!?)、久しぶりに何も気にせず笑うことができました。
 9月末はドイツの師匠のコンサートとマスタークラスで東京へ。音楽的な刺激は勿論ですが、仲間とも久しぶりに顔を合わせることができ、本当にいい時間を過ごしました。
 そうしている間に4●歳の誕生日を迎え、着々と名実ともに「オッサン」になりました。歌う、という点ではこの年代が一番いいかなあ、とも思います。勉強しなくては!!!
 10月11日は弘前の藤田記念庭園で久しぶりに歌いました。ソロ1曲と重唱2曲だけでしたが、ウィーンで一緒だった吹奏楽の先生やその部員の子達をはじめとして沢山の、本当に沢山の方々がいらして下さいました。プログラムは足りなくなる、席が足りず、立ち見になる...など、お客様にはご迷惑をおかけしました。
 来月は、9月に師の演奏やマスタークラスで刺激を受け、どうしてもリートを歌いたくなったのでシューベルトを4〜5曲歌う小さなコンサートを企画しました。開場はウィーンでお菓子の修行を積んだ社長が経営する喫茶室。時間の都合でティータイムはなく、演奏会場としてのみの利用なのですが、繁華街にある、交通の便も雰囲気もいい会場です。是非お出かけ下さい。
 食欲の秋。食べ過ぎ、飲み過ぎに注意したいと思います(笑)。

近況報告(8月29日記)

 すっかりとまたまた更新をさぼってしまいました。
 7月には青森県高等学校文化連盟吹奏楽団の引率&ソリストとして1週間ウィーンに行ってきました。殆どウィーンにいましたが、途中シュラッドミングというザルツカンマーグートにある保養地も行きました。オーストリアも暑い、暑い!生徒が熱中症にならないかと冷や冷やしました。屋外での演奏が多かったので〜。ソロは「ウィーンわが夢の町」1曲で、シュラットミングの教会内でのみ。ウィーン市内も随分工事が多かったり、様変わりしてきているように感じました。
 帰ってきてからも様々なことでバタバタしていました。冠婚葬祭、出張、試験、ねぶた、お盆...。超久しぶりに今年は親戚と故郷の海に入りました。波が高かったので、岩場に激突したりして負傷する、という情けないことも(笑)。勿論、事件になるようなことではありませんでしたからご安心下さい。膝から流血した程度です。
 今年の夏は教え子や仲間が青森に遊びに来てくれて、さまざまにご一緒させていただきました。蔦温泉にも1泊。日帰り入浴で入ったことはありましたが、宿泊は初めてでしたが、お湯も超いいし、お料理も、おもてなしも最高でした。
 音楽活動としては、オーストリアでの演奏の後、母校・木造高校の同窓会でのミニコンサートを8月15日にやりました。大先輩たちが様々に声をかけて下さって、また新しい方々と出会うことができました。ピアノの手ほどきを最初に受けた先生とも懐かしの再会。本当に楽しい一夜でした。
 9月はサロンコンサートや合わせで東京に一週間滞在します。サロンコンサートは非公開なのでここではご案内できず申し訳ありません。現段階で決まっているコンサートはやっと演奏会予定にピックアップできました。詳細未定も多いのですが、分かり次第更新していきます。
 青森の北国らしくない暑い日々がずっと続いています。くれぐれも暑さで身体を壊されませんよう、お元気でお過ごし下さい。

近況報告(6月30日記)

 青森も梅雨らしい、ジメジメした蒸し暑い、雨の日が続いています。青森は例年梅雨といっても東京や他の地域に比べればかわいいもので、殆ど空梅雨といえるように感じていたのですが、今年はなかなか、かなりの蒸し具合で、これも温暖化の影響かなあ、等と勝手に解釈しています。
 6月20日には初めての試みで「啄木と越谷の世界」というテーマでレクチャーコンサートでした。三村三千代氏の素敵なお話で、演奏者の我々もその解説についつい入り込みながら拝聴していました。我ながらとても良い企画だったように思っています。またどこかでやりたいなあ!(自画自賛ですみません!)
 越谷作品は「初恋」のみ飛び抜けて有名になってしまいましたが、他にも面白い作品や味わい深いものもあり、また、越谷自身、僕が高校時代過ごした木造町(現つがる市)の出身ということでとても縁を感じました。
 木造の縁といえば、今年夏は母校の同窓会でミニコンサートをさせていただくことになりました。詳細がまだ分からないので演奏会予定にはアップしていません。8月15日に歌う予定です。
 来週からは1週間、ウィーンに出かけて来ます。青森県高等学校文化連盟吹奏楽団のソリスト、引率としての仕事です。吹奏楽との共演も久しぶり、ウィーンで歌うのも久しぶりです。カールスルーエ時代にとても仲良くしていたピアニストと再会できるのも本当に楽しみです。ホイリゲに連れていってもらう約束です(笑)!
 7月はウィーンでのソロ、8月は県立木造高等学校同窓会でのミニコンサート、9月には横浜でプライヴェートなコンサートがありますが、いずれも詳細が未定であったり一般公開ではないものもあるので演奏会予定にはアップしていません。すみません!!!
 この他には12月に十和田でチャリティーコンサートがあったり、2月には横浜でリート(シューマンを予定)、3月には青森でリートのジョイント、また毎年出演させていただいている県立中央病院でのコンサート等を予定しておりますが、いずれも調整中であったり詳細未定のものばかりなので、予定がはっきりし次第アップしますので、悪しからずご了承下さい。
 夏の爽やかな時期にヨーロッパに行くのは久しぶりです。いい空気を沢山吸って帰って来たいと思っています。

近況報告(6月4日記)

 5月中旬から下旬は本当に寒い日が続き、雨が多かったり寒すぎてストーブをつけたりしていましたが、ここ数日はやっとこの時期らしい、爽やかな天気が続いています。
 この時期は、(前にも書きましたが)ドイツではホワイトアスパラ(シュパーゲルといいます、ドイツ語で)の季節。ドイツでは街頭や市場、スーパーで山のように積まれて売られています。確か6月最後の土曜日でシーズン終わり。レストランではこの時期一押しメニューで、なかなかいい値段で供されます(アスパラ自体も高い)。日本に帰ったら食べられない、と思っていたのが、北海道の農家から取り寄せられることがわかり、毎年青森で味わっています。友人を招いてホームパーティーも毎年2〜3回ほど開催(笑)。僕の定番はクレープに生ハムと茹でたアスパラ、それにオランデーズソースをかけて、というものですが、日本に帰ってきてから発見したのが天ぷら。絶品です。今年はもう既に1回実施しました。あと2回ほどやる予定です。 現地でなければ知られていなかったホワイトアスパラの価値も、この頃はよくテレビで放映されているようです。それぞれ家庭で調理の方法や定番メニューも違うようですが、グリーンアスパラと全く違う甘さや繊細さはホワイトならではのものです。栄養価はグリーンアスパラの方が高いようですが。
 5月中旬には仲間のコンサートとドイツの師匠の公開レッスン聴講で東京に出かけてきました。色々とまたさまざまなことが吸収できて、有益なものになりました。ここ2〜3年は先生が来日した際に弟子で集まって先生を囲んでの食事会も定例となりつつあり、それぞれの留学時代の昔話や、今のドイツの話し、リートや音楽のことで話に花が咲きます。レッスンだけではなく、こうした場で交わされる会話や質問もとっても大事で、その空気を吸うことが、青森にいても変わらぬスタンスでリートに向かえるパワーになっている気がします。
 6月20日、父の日はNHK青森文化センターでのレクチャーコンサート。是非お出かけ下さい。
 僕の父は僕が24歳の時、世田谷で女子高の教師をしているときに食道ガンで亡くなりました。何も父親に親孝行できなかったことを今でも悔しく思います。その年の父の日に買ってあげたニットを「退院の時に着るんだ!」と嬉しそうにしていました。結局退院すること亡くなくなってしまいましたが...。
 当時は新幹線が盛岡までで、病状が悪くなったことを聞いて最終で青森に帰り、二晩看病して3日目の朝に父が亡くなり、学校の仕事と併せて精神的にとってもきつかったことを思い出します(初めて担任をした年でした)。その頃から比べると医療の質も交通手段も格段に発達しているのが、当時を思うと夢のように思います。

近況報告(4月23日記)

 青森はこのところ本当に寒い日が続いています。早い年では今頃が桜の満開になったりするのですが、今年はまだまだといった感じ。ゴールデンウィークにぶつかるのでちょうどいいのかな、と思っています。ニュースで見る限りはまだ堅い蕾のようでしたが、5月1日頃に満開になるようです。
 今年のゴールデンウィークはどこにも出かけないので、県内の温泉地の日帰り入浴巡りをしたり、弘前の花見に出かけようと思っています。ここ数年弘前の花見に出かけていないので楽しみです。
 新年度が始まってもう少しで一ヶ月。早いもんです。それにしても今年の4月は本当に寒くて、授業の時も寒さとの闘いでした。大教室での授業なので、部屋が暖まった頃には授業終了...。学生も「寒い、寒い!」と連発していました。
 今日は少しNHK文化センターでの講座のことを書きたいと思います。
 NHK文化センター(青森教室)には留学から帰ってきて間もない1999年の2月頃から伺うようになりました。もう既に10年以上講座を持っていることになります。最初は「わらべ唄・唱歌を唄う」の1講座でしたが、そこから徐々に増えて今は毎週の講座が1つ、隔週の講座が2つ、月1の講座が1つです。歌う講座が2つに座学が2つ。うち一つは「普段着のクラシック」と題して作曲家や演奏家を取りあげ、その生涯や作品、演奏を解説しながらCD、DVD等で味わう、というもの。クラシック全般を扱うので、歌曲やオペラだとそれほど苦労しませんが、自分の専門以外のジャンルは下調べをよくしていかないと薄っぺらい内容になってしまいます。素人でも入って行きやすいもの、敬遠されないものをどういう形でレクチャーするか、悩みながらも楽しく勉強しながら2週間に1回やっています。オペラ作品は僕の持っている音源がレーザーディスク主体。もう時代遅れなんですよね〜。ここ20年ほどの機械の進歩にはついていけません(笑)。歌のジャンル以外はピアノ協奏曲を扱うことが多いでしょうか。交響曲も音源のあるものはいくつか扱いました。全く手を付けられていないのが室内楽ですね...。
 「普段着〜」を始めて1年半。毎回テーマに悩みますが、これまでに取りあげた作曲家や演奏家はヴィヴァルディ、ヘンデル、モーツァルト、ベートーヴェン、ロッシーニ、ベッリーニ、バーンスタイン、チャイコフスキー、ヴェルディ、ヴァーグナー、ショパン、プッチーニ、オルフ、シューマン、シューベルト、ヨハン・シュトラウス、滝廉太郎、山田耕筰、マリア・カラス等々...。自分が歌なので、ついついオペラや歌曲が多くなってしまうのですが、見ていてやはりストーリーがある方が取っつきやすいのかな、と思ったり、「イヤ、よくテレビなんかで流れる聞いたことあるけど何の曲かわからない!」といったピアノ曲やオーケストラ曲を取りあげたり。その作曲家を調べるたびにまた新しい発見があって、自分自身でも楽しみながら講座をやっています。妙に人間くさい作曲家のエピソードを話しながら進めると、随分身近にクラシックを感じて下さるようです。

近況報告(4月8日記)

 新年度が始まりました。東京は桜が満開かもう散り始めているようですが、青森はまだまだです。今年はちょっと寒い日が多い気もするので、ちょうどゴールデンウィークに桜の見頃となるのでは、と期待も込めて思っています。
 3月は青森での「冬の旅」が終わってしばらくボーっとしたり卒業式等でバタバタしたり。その後久しぶりに母と東京に出かけました。入院している伯母(母の姉)のお見舞いに行き、都内のホテルに1泊で。従姉妹にも10年振り以上で会うことができました。今回は秋田の大館能代空港から飛びました。久しぶりの2人の旅行で「母も年取ったなあ...」と感じました。人間みんな年を取るのは当然ですが、健康で、足腰も丈夫で、というのは本当に難しいものだなあと感じます。都心の東京タワーの見えるホテルに2人で泊まり、夕食や朝食のバイキングを美味しく食べ、新宿で二人で買い物が出来たのは楽しかったです。母もあまり年取らないうちにあちこち旅行に連れて行ってあげたいなあ...とつくづく感じた旅でした。留学したドイツにも連れて行ってあげていないし...。随分前に沖縄に2人で旅行したことがありますが、それ以来かなあ、本番抜きの2人旅は。東京近郊でオペラを歌う時は連れて行っているのですが、その時は僕自身が歌わなくてはいけないのであまり二人でゆっくり出来ず、去年の「マルタ」には日程の都合で連れていくことが出来ませんでした。もっと親孝行しなきゃなあ...。
 さて、大学は5日に入学式でした。例によって卒業式と入学式は校歌を「範唱」ということで、僕が吹奏楽の伴奏で歌います。今年の入学式はちょっと風邪気味(珍しく!)だったので前日は温泉に浸かって早々と布団に入りました。くしゃみや鼻水が若干ありましたが、歌の大勢には影響なくなんとか終了。6〜7日は奥入瀬渓流にある学園の施設で新入生ガイダンス。1泊でした。この施設は源泉掛け流しの素晴らしい温泉があります。湯の花もたっぷり。ただ源泉そのままは熱すぎて加水しないといけないのですが、硫黄の香りもすごくよくて仕事で行ったものの楽しい行事でした。新入生とは毎年年の差を感じるようになっていますが(笑)。
 明日から授業が始まります。3月の最終週から束の間のお休みだったNHK文化センターの講座もまた復活します。
 健康第一! 心身共に健康で、自分の思いが上手くまわっていくような日々を過ごしていきたいと思っています。

近況報告(3月5日記)

 ようやく少し春が近づいてきたことを感じられるようになって来ました。最近では雪より雨が降る方が多くなり、道路の周りの雪も随分と少なくなってきました。今日は暖かな陽も射しています。
 先月はまず十和田市現代美術館での結婚式での歌から。約20分の人前結婚式を現代アートの中で進め、その殆どを音楽によって進めていく、という初の試みでした。どこにもない、いい式になったと参列者や関係者から好評でした。TVカメラも入ったりして(特集で放映されました)、かなり大がかりなものとなりました。館長さんはじめ十和田のスタッフはとてもいい方ばかりで、また素敵な出会いを沢山頂きました。新郎のお母様からは何回も御礼を言われ、とっても嬉しかったです。かなり気が張っていたのと失敗できない(というか時間の読みの)プレッシャーでかなり疲れたことも事実.....。お二人には今後とも末永く、仲良くやっていって欲しいですね。
 その後は横浜での冬の旅。とっても素敵な、いい雰囲気の中、また、晴れた陽の射すホールで集中して演奏できました。勿論反省は多々ありますが、今持っている力のかなりの部分を出せたのではないかと思います。足りないところやこれからの課題も沢山沢山見つけましたが...(汗)。それを明後日の青森公演でよりよい形で歌えればなあ、と思っています。大学時代や留学時代の仲間、沢山の懐かしい顔や新しい顔、そしてチケット完売してお断りしたにもかかわらずエールやプレゼントを寄せて下さった方々、本当にありがとうございました。改めて沢山の方々の力で歌わせていただいていることを実感しました。
 2月は第1週以外週末はすべて東京。合わせや本番の他にドイツの師匠のお祝いもしました。先生は紫綬褒章その他、沢山の賞を取っていますが、今回はドイツから勲章をもらったとのこと。弟子が12人ほど集まり、和やかに、楽しくお祝いをして、また先生からは貴重なお話を沢山頂き、旧交を温めたり、温かく、先生と門下生、また門下生同士の繋がりを持つことが出来ました。
 3月に入ってからは青森県立中央病院でのふれあいコンサート。入院患者さんの癒しとなれば、ということでここ数年は毎年歌わせていただいています。今回も入院患者さんは勿論のこと、病院スタッフ、それ以外の僕の関係者(笑!)も沢山駆けつけてくれて、とても良いコンサートになったと思っています。県立中央病院の玄関ロビーはとても良い音響で、恐らく青森市内では一番いい響きなのではないかという位豊かに響きます(お風呂場状態ではなく)。去年は「川の流れのように」を喜んでいただきましたが、今年の「津軽のふるさと」もいい反響を頂きました。終演後、沢山の患者さんが声を掛けて下さって、これもとっても嬉しいことでした。
 さて明後日は青森の冬の旅。リート1本のリサイタルで初めて字幕をつけてやります。僕の奉職する短大には情報処理の専門家がいるので本当に助かります。今回も上司が嫌な顔ひとつせず丁寧に、親切にやって下さいました。東京からは教え子も親子で聴きに来てくれます。せめてキャパの半分入ってくれればなあ、といつも思いますが、それがなかなか...(泣)。今回も集客には苦労しています、相変わらず。気張りすぎず、そのドラマの本質をよく伝えられる音楽会にしたいなあと思っています。

近況報告(2月9日記)

 やっと雪が落ち着きましたが、今年はドサッと降ったかと思うとその後急に暖気になったり雨になったり、ととっても不安定な感じです。青森に住んで12年になりました。青森市がこんなに雪が多いことは知らなかったので、冬になる度にうんざりします。金もかかる....!!! これも知らなかったことでした。
 さて、横浜での「冬の旅」が近づいてきました。会場の「イギリス館」は僕は行ったことがないのですが、素敵な雰囲気の所のようです。キャパが60ということで、お陰様でチケットは完売しました。何人かお断りしなくてはならなかったりして申し訳ありません....。
 一方の青森公演は全くチケットが動いていなくてちょっと焦っています。近くにならないとなかなか見通しも立たないのですが、どうなることやら不安に思っています。よろしくお願いします!
 今週末は十和田市の現代美術館で歌います。コンサートではなく、イヴェントの一環としての結婚式での歌唱。式自体を音楽中心で進めていく、という趣旨でどこにもない結婚式にしよう、という企画に声がかかりました。先日打ち合わせに初めて美術館に伺いましたが、とっても面白い、現代的な、洒落た美術館でした。巨大なおばさんにビックリ!!!(スラブ系のおばあちゃんかな?)
 政治や経済界、スポーツ界、何か色んなニュースや動きがあって随分賑やかだった気がします。あまりいいことではなくて賑やかだったので、気分を切り替えて充実した毎日にしていきたいものです。
 雪に囲まれ、そうした暗いニュースの中ですが、また太陽もなかなかのぞかず北国ならではのドンヨリした日が多いですが(ドイツと似ている!?)、色んな温泉に行って気分をゆったりさせ、いい歌を歌うように心がけたいと思います。

近況報告(1月6日記)

 新年明けましておめでとうございます。
 今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 皆さまお正月はどのように過ごされましたでしょうか。僕は30日に実家に帰りました。31日に戻る予定だったのが大晦日から元旦はものすごい荒れる、との予報で1日早めたのでした。吹雪の中での往復は避けることができましたが、風がものすごい強かったです。特に2日に青森に帰って来る時は。実家は日本海に突き出した海沿いにありますが、31日1日共に風が強くて寝ていてもその風の音で恐くなるくらいでした。去年はウィーンの友人宅でカウントダウンしながら沢山の色んな国の人と新年を迎えたなあ...と懐かしく振り返っていました。
 さて、昨年は歌い納めが下北半島のむつ市でした。更新をさぼっていたせいで活動予定にはアップできませんでしたが、来さまい館(かさまいかん)で名曲によるクリスマスコンサート。地元のコミュニティーFMにもゲスト出演しました。むつ市では珍しいくらいの大雪だったようで、入場無料にもかかわらずお客様が少なかったのは残念でしたが、いらして下さった皆さんはとっても喜んで下さって、「また是非歌いに来て下さい」と声をかけて下さいました。それにしてもむつは遠かった〜!青森県人でありながらこれまで下北には足を踏み入れたことがなく、その移動日も時折猛吹雪の中を走りながら向かいましたが、道のりは本当に長く感じました(運転は共演の吉田さんでしたが...)。でも来さまい館のスタッフや関係者は皆さんいい方ばっかりでとても素敵な所だなあ、との印象でした。驚いたのは「貝焼き味噌」。青森の郷土料理でホタテの貝殻を鍋にして、焼干入りの出汁に味噌をといてホタテを煮込み、それを卵でとじる、というものなのですが、その具材の豪華なこと! 僕が子供の頃は熱を出すと祖母がよく作ってくれましたが、僕の実家の方のものとも青森市内で食べるものとも全く違う! ホタテのみならずウニやいかの塩辛、その他さまざまな海の幸が入っていてとってもおいしかったです(本来ウニは苦手なのですが、これは大丈夫でした)。あとB級グルメで話題になっている「大湊海軍コロッケ」。これもとってもおいしかった。翌日入った温泉も源泉かけ流しでとってもいいお風呂だったし、また伺うのが楽しみです!下北もゆっくりと色々な所を見て回りたいなあ、と思いました。
 さて、今年は「冬の旅」で活動開始です。約7年ぶりに取り組みますが、前回とはどういうふうに(曲を)違って感じるのか、僕自身楽しみです。

 皆さまにとっても素晴らしい1年となりますように!

 僕もマイペースでいい形での演奏活動を続けていきたいと思っています。


平成21年分

近況報告(11月17日記)

 すっかり長いことさぼってしまいました。すみませんでした。
 10月はアンサンブルのコンサートを十和田市と青森市で無事に終えることができました。11月は僕が教えている仲間の本番が多く、そちらに重心が移っていて、自分があまり歌えていません(笑)。この前の日曜はドイツのクラスの後輩たちのコンサートを東京に聴きに行って来ました。
 それから今月の初めにはドイツから師匠が来日。東京、いわき(福島県)とコンサートを聴きにいって来ました。沢山の、色々なリートを聴けたので精神的にとても満ち足りています。リートはいいなあ、僕は次は何を歌おう、こういうプログラムでリサイタルをしたいなあ...と思いを巡らせることが多いです。東京での(大きな)リサイタルは来年、再来年あたりまでお休みにするつもりですが、青森や小さい所でのリサイタルは積極的にやって行くつもりです。来月12日は毎年伺っている島根県浜田市の島根県立大学に歌いに行く予定でしたが、例の事件でキャンセルとなってしまいました。記者会見や報道で大学や親しくしている先生の映像が流れると本当に辛く悲しくなります。最近変な事件が多すぎです!(怒)本番自体を若干押さえていることもあり、演奏会予定はいつもの年に比べると精彩を欠いている感もありますが、今までちょっと突っ走りすぎてきたかなあ...という思いも若干あります。が、やれるときにやっておかないと時間は待ってくれない、日々暗譜能力や肉体は衰えていっている(!)ので、出来る限り進んでいきたいものだとも思ってもいます。
 12月19日には青森県むつ市でのコンサートが入りました。ついこの前決まったもので、まだ詳細が僕自身不明です。わかり次第アップします。

近況報告(9月10日記)

 アッという間に夏休みが終わってしまいました。と言っても夏休みがなかった、といったところで....
 青森市文化会館でのオペラセミナーや神奈川県民ホールでのオペラ出演でバタバタ。それぞれに好評をを頂き、充実感を味わうことができました。「ドン・ジョヴァンニ」のプレセミナーとしての講演は100名ほど参加下さり、主催者側ではアンケートも取って下さって、皆さんが喜んで下さった様子が分かりました。良かった〜!
 伝えたいことがありすぎて90分には収まらずちょっと時間オーバーしたことが反省。モーツァルトやオペラに明るくない方々にもその楽しさや素晴らしさをどう伝えるかに心を砕いたつもりです。久しぶりに本物の「カラオケ」!でカタログの歌も歌いました。ドイツでモーツァルトオペラのバス・アリアのカラオケCDを買ってあったのが役立ちました。本当に嬉しい反響でした。
 9月6日はオペラ「マルタ」。沢山の方々が足を運んで下さいました。これも嬉しい限り。青森から日帰りで出かけて下さったり、可愛い教え子達が親戚や親を招待しながら沢山チケットを買ってくれたり、昔の同僚や留学時代の仲間のご両親が来て下さったり。リサイタルでもそうですが、本当に自分が沢山の方々に支えられて歌わせていただいている幸せを感じます。本当にありがとうございました。
 オペラでは今まで演じた中での多分最長老のメイク。髭が口に入った来て慣れるのに大変でした(笑)。マルタは全曲通して上演されるのは少ないのですが、特徴的なメロディーがたくさんあって今でも頭の中を行ったり来たりしています。ソリストの数は少なかったのですが、懐かしい仲間や首都オペラでご一緒させていただいた仲間、新しく知り合いになれた素敵な方々、等々嬉しい出会いや再会がたくさんありました。そのうち来週仕事で青森に来る歌手もいたりして、早速再会の約束を! 美味しいお酒と楽しい話になること請け合いです。総監督には青森からの参加、ということでとても気にかけて頂いたり温かいお言葉を頂戴しました。
 オペラは本当に沢山の方々の力で出来るもの、合唱やオーケストラはじめ音を奏でる人以外の制作、大道具小道具、装置、演出...本当にすごいこと、贅沢なことと痛感します。資金面でも大変だと思います。
 ドイツ語のオペラは「魔弾の射手」以来久しぶりでしたが、やはりドイツ語は自分にとって、とても心地よい言語です。セミナーの質問タイムで「これからやりたい役は?」との質問を受けました。そういえばあんまりそうしたことを考えてなかったな、と思い、その場では「フィガロの結婚の伯爵」とだけ答えましたが、合う合わない別にして、もっと色々あるなあ、とその後考えました。素敵な演出家や音楽スタッフの許でやりたい役は...「タンホイザー」ヴォルフラム、「ルチア」エンリーコ、「椿姫」ジェルモン「ドン・パスクワーレ」マラテスタ...勿論モーツァルトのバリトンロール。結構ありました(笑)。
 本番自体は少し落ち着きましたが色んな準備や学校の仕事が控えています。せっせと温泉に通って(青森生活での楽しみです)精神的な健康を保つように心がけたいものだと思います。
 なお、7月12日のオペラシティでのリサイタル、演奏評が音楽の友9月号に掲載されました。本屋さんででも立ち読み(!?)していただければ幸いです。

近況報告(7月24日記)

 皆さま、お変わりございませんか?

 7月12日、東京オペラシティリサイタルホールでのリートリサイタルを無事終えることができました。ご来場頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
 この自主公演のシリーズも7年間連続して続けてきました。シューベルトの三大歌曲集を全部歌いたい、ということから始め、シューベルトは東京と青森両方で、その後は東京だけでシューマンを3年にわたり歌い(昨年はシューマン夫妻)、今年はリヒャルト・シュトラウス、という流れでした。
 会場も最初から4回目まではルーテル市ヶ谷センター、その後3年は東京オペラシティリサイタルホールへ。さまざまな方々が色々な形で支えて下さったことに感謝しています。わざわざ青森からも沢山の方が出かけて下さいました。
 僕自身がよくやる形ですが、このシリーズも演奏前にプレトークの時間を設け、10分前後、曲の内容についてお話ししてから歌う、という形をとりました。我々にとって母国語でないドイツ語の歌を20曲以上も聞く、というのは骨の折れることと思います。ドイツ歌曲のファンやリートの歌い手は別として幅広い層の方々に言葉は分からなくても曲の持つ雰囲気や状況、景色、心を伝えていきたいとずっと思っています。字幕なんかの利用もこれから聴衆のニーズを聞きながら取り入れていった方がいいのかなあ、とも思っています。来年3月には久しぶりに青森で「冬の旅」を歌おうと思っていますが、その時は字幕付きでやる方向で考えています。
 今年のシュトラウスは休憩を挟んで比較的有名な曲、最初と最後はあまり演奏するチャンスに恵まれない曲をプログラミングしました。特に最後の「小商人の鏡」は現代的な音が散りばめられ、またその内容が大きな皮肉や毒を持っていただけに(ドイツ語での語呂合わせなんかもたっぶり...)どういう反響をいただくか、とても恐かった部分もあるのですが、「おもしろかった」という声をたくさんいただきました。全12曲のうち今回は6曲のみ取り上げたので、いずれ残りの6曲も舞台にかけたいと思っています。
 今回とても嬉しかったのは、東京の女子校で教師をしていた時の初担任したクラスの教え子が3人来てくれたこと。大感激でした。演奏会後には食事も一緒にしましたが、彼女たちとビールで乾杯できるとはつゆ思っていなかっただけに、感激もひとしおでした。立派に成長していて、でも昔の面影そのままに純粋で「これが教師冥利に尽きるってことかあ...」と。しばし20年近く昔を思い出して楽しいひとときとなりました。
 勿論久しぶりの梅本さんとの共演も実りある、楽しいものでした。もっと色んな曲をやっていきたいなあ...と強く思いました。来年の暮れあたりにでも青森にお出でいただいて、門下の(大?)先輩ソプラノと3人でジョイントをやりたいなあ...と思っています。
 このシリーズは一区切り、ということで少しお休みしますが、3〜5年後にはまた再開したいなあ...とも思っています。まだ手を付けていない作曲家、歌いたい曲が沢山あります。ヴォルフやブラームス、マーラーもやりたいし、とにかく勉強したい、歌いたい曲が山のようにあります。
 これからは9月6日のオペラに向けての稽古が多くなってきます。夏バテしないように、体調を崩さないようにやっていきたいと思っています。
 大学は来週から試験期間、8月に入ったらねぶた祭りです。

近況報告(6月25日記)

 梅雨の中晴れで全国的に晴天のようですが、昨日今日と青森はとても暑い日が続いています。梅雨といっても青森は空梅雨のようなもので、東京や大阪に比べればないに等しいくらいと感じています。大学に入って初めて東京の梅雨を経験した時はそのあまりの蒸し暑さと鬱陶しさに辟易した覚えがあります。
 さて、この前の日曜日は久しぶりにNHK青森文化センターでサロンコンサートでした。以前は3ヶ月に1回のペースでオペラや歌曲の講座をトークコンサート形式でやっていたのですが、5年ほど続けたので一区切りさせて終了したのでした。今回は単発で気楽に生の演奏を楽しむ、という形でやりましたが、詩人の解説も交え、日本語の曲が多かったので耳障りが良かったのではないかと思っています。次回は未定ですが、やはりこれからの課題は(すべてのコンサートにおいてですが)集客ですね。NHK文化センターのシリーズにしては今回随分入ってくれた気もしますが、どれくらい前からお知らせするか、どういった方法でお知らせするか、が難しいところです。
 7月はリサイタルの後、オペラの稽古で東京方面が多くなります。8月にはねぶた祭もあります。その後門下の勉強会でアンサンブル曲をテーマに教える方も混じって一緒に演奏する予定。その後は音楽祭に出かけたりほんの少しだけ休養を取ったりの予定です。
 7月12日のチケット、あんまり動いていなくて....(泣)。東京近郊のお知り合いにもお声をかけていただければ、またお友達を誘ってお出かけ下さればとっても嬉しくありがたいです。今年で自主公演の東京での大きいコンサートはしばらくお休みにする予定ですので、よろしくお願いします!
 シュトラウスは有名な曲もたくさんありますが、なかなか演奏されない曲も演奏します。とても面白い、いい曲揃いです。ピアノの梅本さんも素晴らしいですよ!
 8月22日は10月6日に青森市文化会館で上演のウィーンの森バーデン劇場「ドン・ジョヴァンニ」のプレセミナーとしてレクチャーをします。活動予定にアップしました。無料です!1曲だけアリアを歌おうかな、などとも考えています。
 先週は青森県で最大の新聞社・東奥日報社の取材がありました。6月27日土曜日の朝刊に記事が掲載される予定です。とても音楽に造詣が深い女性の若手記者さんが拙宅に取材においで下さり、「こんな優秀な方がいらっしゃるんだ!」、と感心しました。歌声を聞いてから記事を書きたい、と先日のサロンコンサートにお出かけ下さったり。どんな内容で出るのか僕自身楽しみです。

近況報告(5月21日記) 

 またまたのご無沙汰をお許し下さい。その後皆さまお変わりございませんでしょうか。青森は大荒れの天気が先週から続きましたが、ここ2〜3日爽やかな天候になりました。
 先週は2年近く前から準備をしていた国際ソロプチミスト青森主催のチャリティーコンサートが盛会裡に終了しました。沢山の方がお出かけ下さり、また新聞やテレビでもコンサートの様子が報道されました。
 このコンサートは毎年テレビなどで有名な方がいらしてコンサートをされているのですが、会員のある方が「青森にいながらこうして活動している音楽家もいるということを知らせたい!」と僕に声を掛けて下さり、いつも演奏活動をご一緒しているメゾの吉田さん、そして日本にとどまらず国際的にも活躍している友人にも応援を頂いて開催することになったのでした。
 今回は新しい試みもたくさんしました。
 まずは字幕。オペラでは当たり前になっていますが、コンサートではなかなかそこまでやることは少ないです。外国語の歌もわかりやすく、内容を照らし合わせながら聞いていただきたい、と僕の大学の上司(コンピューター、情報処理が専門です)にお願いして舞台上手の花道上方の壁に映し出したのでした。お客様も普段クラシックに接していない客層が多いと思われましたし。
 そして、衣装は出演者5名とも2〜3回着替え、中間部にはトークコーナー。オペラのアリアでは客席から登場したり客席に下りて歌ったりしました。トークコーナーは津軽弁の話題に。お客様も盛り上がって下さいました。 すべてがいい形で出来てお客様にも喜んでいただけたようです。お話を下さった方の顔をつぶさないように必死でした(笑)。
 2年ほど前に大規模な改修を行った青森市文化会館は2000席以上の多目的ホールで県内最大規模のホールですが、音響も随分と改善され、思っていた以上に歌いやすく、響いていたように感じます。裏方や事務所の方にも大変お世話になりました。ありがとうございました。
 翌日は青森駅前の市場へ共演者を案内。何と、コンサートにお出かけいただいた方に何人にも遭遇し(市場の方、他のお客様)、声を掛けて頂いたり、サービスして頂いたりしました。昔ながらのラーメン(シナそば風)がとっても美味しかったです。
 2日後には疲れが出たのか、無理していたのか、寄る年波か、持病の腰痛が悪化して動くこともままならない状態に...(汗)。夕方かかりつけの整形外科に行き、神経ブロックの注射と相成りました。これがまた普通じゃない痛さ...。でもその後何とか動けるようになり、翌日には飛躍的に症状が改善しました。
 6月には青森大学オープンカレッジの市民講座での指導があったりサロンコンサート、そして7月にはオペラシティでのリサイタルが控えています。東京での自主公演は今回でしばらくお休みにする予定です。沢山の方にお出かけいただきたいです....。
 活動予定もアップしました。ご覧頂ければ幸いです。

近況報告(4月4日記)

 新年度になりました。僕の奉職する青森大学・青森短期大学は今日が入学式でした。
 毎年、ここ7年ほどは、卒業式・入学式で吹奏楽の伴奏で僕がソロで校歌を歌っています(声帯ポリープで歌えない年が1年だけありました)。2年前だったかな、インフルエンザと知らずに超具合が悪い中歌って、その夜中にあまりの具合の悪さでフラフラしながら車を運転して朝方4時に救急に駆け込んだのを思い出します。毎年予防接種を打っていますが、あの時は流行が遅く、まさか4月にインフルエンザに罹るとは思っていなかったので驚いたと同時に、その具合の悪さに辟易としていました。その年のオリエンテーションでの歌唱指導は勿論無しになってしまい、各方面に迷惑をかけました(汗)。
 昨年度は本当に色々とあった年でした。人間生きていると色んなことがあるのはすべての人にわたっていえることと思います。誤解やちょっとした受け取り方やその時の心境で人間関係にも大きな変化が生じます。僕のモットーは「意地悪をしない!」ということ。どんな場合にも誠実に、心からの思いで接していきたいもの、と思って日々暮らしています。が、なかなかその辺は難しいことも生じたり、思いもかけぬ疑いや意地悪をされることもあります(勿論僕自身の自分の独りよがりだったり相手に不快感を与えることもあるでしょう)。でも人を陥れようとしたり自分の主義主張だけを振りかざして相手のことを考えない人間、というのも多数存在するように思います。そうした人種は本当にかわいそうだな、とか哀れにさえ思えることもあります。「自分は間違ってない!」を通すだけではなくて、虚心坦懐に、また相手への思いやりを持って人間関係を豊かにしていきたいものだと思います(勿論自戒の念も込めて)。
 さて、音楽活動の方。本番自体は今小休止状態です。5月12日のコンサートの事務的なことや中身を詰めているとことです。併せて7月のリサイタル準備。昨日チラシができました。シュトラウスの歌曲は移調しなければならない曲が多くて、授業がない2〜3月にはその作業に結構時間を取られました。でもコンピューターのお陰で本当に綺麗に仕上がるようになりました。手書きでいちいちやっていたことを考えると、確認作業の大変さはありますが、夢のようです。
 大学の新学期でオリエンテーションやら歓迎会やら、日常に戻るのに今しばらく時間がかかりそうです。今日もフレッシュな新入生の眼を見て「こっちも頑張んなきゃ!」と思い直したところ。イヤなことは早く忘れて夢と希望を持って進みたいものです。皆さんにとっても素敵な新年度でありますように!

近況報告(3月5日記)

 確定申告のシーズンになりました(笑)。
青森も日に日に春に近づいて行っている気がします。
例の如く、1ヶ月以上も更新をさぼってしまいました。すみません!
 2月は9日に弘前で、28日に青森でコンサートでした。
2つのコンサートともドイツ留学時代の仲間とで、とても楽しく演奏させてもらいました。
 こうした仲間のお陰で青森にいながら留学時代を思い出すことができ、ドイツの空気や東京・大阪の音楽事情、色んな作曲家や曲に触れ合うことができて嬉しく思います。9日はヴァイオリンの高旗さん、長谷さんと。3人でもアンコール含めて3曲、一緒に演奏しました。演奏会の様子は地元の東奥日報にも取りあげてもらいました。さまざまな準備期間が少なかったのでお客様の入りがあまりよくなくてちょっと残念でしたが、いらして下さったお客様にはとても喜んでいただきました。
 28日は青森市でリートの研究演奏会。4人で30分程度の持ち時間を好きなように構成するという企画でした。青森で耳にすることが少ない作曲家や曲が多かったですが、演奏家にとっても好きな曲を好きな形で演奏できる、いい会だったと自画自賛しています(笑)。3時間弱のコンサートになり、お客様には申し訳なかったな...何より一人でさまざまな作曲家を演奏し、タイプの違う4人の歌い手に合わせるのは本当に大変だったろう、とピアニストの長谷さんには申し訳ないやら、有り難いやら...。でも文句一つ言わず、楽しそうに、真剣にみんなと演奏してくれました。聴衆からも「ピアニストの先生、すごい!」と大絶賛でした。恩師の白井光子先生からもコンサートに寄せてメッセージを頂戴することができて、自分としては本当にありがたい、嬉しいコンサートになりました。
 さて、大学はこれから新年度に向けての準備と卒業式。17日には約2年ぶりとなる県立中央病院でのコンサートです。入院患者さん以外にも聞きに来ることができますので、是非お出かけ下さい(無料です)。

近況報告(1月21日記)

 大変遅ればせながら....
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 12月はイタリア文化会館のプッチーニフェスティバルで「ジャンニ・スキッキ」公証人役を歌いました。上京中に更新できるかな、と思ったら無理でした...
 この「ジャンニ・スキッキ」では衣装がイタリアから運ばれ、物語の舞台になっている1300年頃の衣装、ということで重かった、重かった! 7〜8kgはあったかな、という感じでした。終演後、衣装を付けたまま、メイクも取らずにロビーにご挨拶に出ました。驚いたのはこのホームページを見た、という東京での高校教師時代に初めて担任した教え子たちが聴きに来てくれたこと! 本当に嬉しかったです。約20年前かな。とっても素直ないい子たちだったのでよく記憶していました。それこそ20年ぶりでもすぐ分かりました。
 昨年はオペラが歌い納めで、その後一旦青森に帰り、また東京に出て友人たちと八ヶ岳へ。こちらも楽しく、ゆったりとしたいい時間を過ごしました。
 31日から1月9日にかけてはウィーン、ドレスデン、カールスルーエ、フライブルクへ。引率的な要素で行くことになったのですが、久しぶりにウィーンやドイツ在住の友人たちと色々な話をしてこれまた本当に充実した楽しい時間を過ごすことができました。みんな変わらず、でもそれぞれで立派になったり活発な演奏活動・教授活動をしていて、僕も見習わなくては、と思いを新たにしてきました。
帰ってからは慌ただしく色んな準備。来週からは試験期間になるので少し落ち着くかな...
 今年前半の予定も少しずつ固まってきました。是非さまざまにお出かけ頂きたいと思います。
 雪深い青森より皆さんの今年一年の幸せを祈っております。

平成20年分


近況報告(12月9日)

 もう早いもので12月です。今年は本当に色々とありました。皆さんそれぞれでよかったこと、悪かったこと、さまざまだったことと思います。色んな波があるのはしょうがないとして、上手く切り替えて次に進むステップにしたいものですね。
 先週末は楽しみにしていた島根県・浜田市でのコンサートでした。毎年この時期に伺うようになってもう7年になりました。毎回なるべく曲が重ならないように、色々とバリエーションを試みながらやっていますが今年はどうだったかな...。
 毎年聴いて下さって率直に貴重な意見を下さる先生や市民の方でも毎回足を運んで下さったり、新しい方を一緒に連れてきて下さったり、と色々な輪が拡がってきていて本当に嬉しいです。今年は演奏会当日、生憎の雪で荒れ模様の天候でしたが、コンサートの時間にはそれも少しおさまってくれて何よりでした。
 スタッフの方々は少しでも我々が気持ちよく演奏できるように本当に細かくお気遣い下さいます。オペラでもそうですが、沢山の見えない力がたくさんあって舞台を踏めることに幸せと感謝を感じます。今回の演奏会の様子は早速翌日、地元紙の山陰中央新報に掲載されました。
 肝心の演奏は...上手く歌えた部分と、もう少し体調を整えて艶のある声で歌いたかった部分と、という感じでしょうか。滝廉太郎の「四季」は初めて一人で全部歌ってみましたが、これからレパートリーにできそうな気がしました。もちろん原曲が合唱や重唱のものは無理がありますが....「花(春のうららの)」だけが特別有名になってしまって、意外にに4曲の組曲になっているのが知られてないようなので、それをお話しして歌うと興味を持って下さる方も多いようです。
 浜田の食事も本当に楽しみにして伺いました。今回は以前戴いた「赤天」を絶対買ってこよう!と決めていました。美味しいんです!
薩摩揚げですが、辛みが効いていて中の魚肉が白いんではなくて赤いんです。あぶって食べると絶品の酒の肴です。昨日早速食して浜田に想いを馳せていました。地元産の和牛のステーキも美味しかった〜! ホテルで特別に作って下さいました。
 翌日はわがままを言って石見銀山に。世界遺産登録になったということで俄然注目を集めている感がありますが、地元の人はあまり行かないとのこと。まあ、僕も白神に行ったことがないし、三内丸山遺跡も知り合いが青森に来て「行きたい!」と言ったら案内する程度なので、地元の人はそんなもんなのかも知れません。
 広島空港のインアウトでしたが、帰りは年賀用の筆を買ったり(広島には有名な筆の会社があります)、青森では買えない地元の幸を買い込んで帰ってきました。
 コンサートにお運び下さった方々(コージーさん、ありがとうございました!)、島根県立大学の関係の皆さん、毎年宿をお願いしているホテルの方々、本当にありがとうございました!
 今週末からはオペラの稽古です。年内もう1回は書き換えしたいですね。その際に来年の大まかな予定を記したいと思います。

近況報告(11月12日記)

 寒くなりました。こちらは暖房無しではいられない季節に突入です。
 先週末は音楽活動をよくご一緒している吉田信子さんのリサイタルのプロデュースでした。彼女も青森にいながらもリートをコツコツと勉強し、今年でオールリートのプログラムによるリサイタルも3回を数えました。人柄の伝わる、温かいコンサートになったと思います。
 今週末は予定にアップしませんでしたが弘前にてウィーンゆかりの作曲家のサロンコンサートに出演します。休憩にはザッハトルテでティータイム。シューベルトやベートーヴェン、ヴォルフのリートとモーツァルトオペラのアリアを歌います。ピアニストの一戸智之さんとは初共演。青森県ウィーン友好協会の関係者中心の会なのですが、チケットは有り難いことに完売となりました。
 来週はパブロ・エスカンデさん、吉田さんとのジョイント。スペイン語のパブロさん自作の曲があるので冷や汗をかいております。日本の叙情歌をアレンジしたものは四季それぞれにデュエットで、とても綺麗な、多彩な色合いのピアノが加わったメドレーなので本当に楽しみです。
 12月は島根へ飛び、その後は東京でのオペラの稽古と本番。今年の本番の締めは思いもかけずオペラということになりました。

近況報告(10月12日記)

 全国的に秋晴れの日のようです。先日のリサイタルでピアノを弾いてもらった小木曽さんのリサイタルを聴きに、それから諸々の雑用を携えて東京にやってきました。
 小木曽さんにはここ1年で色々なコンサートで共演させていただきました。すばらしいテクニックに裏打ちされた自由で伸び伸びした演奏は本当にすばらしいです。ソロは今回初めて聴きましたが、期待を裏切らない、すばらしいものでした。またリートの共演をしたくなりました。
 ここ数年でドイツリートにおけるアンサンブルの重要性もわれらが師匠の指南や努力もあって随分認識されるようになり、単なる伴奏や控えめに、という風潮はだいぶ少なくなったように思いますが、まだまだリートの本質に迫るピアノを弾いてくれる、リートを愛して真剣にピアノに向かうピアニストは少ないように感じます。小木曽さんはよくおっしゃいます、「リートピアニストもやはりソロの勉強もちゃんとしなくてはいけない」と。歌は必ず共演者がいて舞台に一人、ということはまずありません。オペラのアリアでも指揮者やオケがピットにいて一緒に音楽をしてくれます。ところがピアノはソロのときは完全に舞台上に一人。すごいなあ...と感じることもよくあります。
 個人的な向き不向きももちろんありますが、ピアニストもソロとアンサンブルをちゃんと両方やらなくてはいけないように、歌い手も色んなジャンルを歌えたほうがいいし、勉強するべきと思います。オペラと歌曲、または宗教曲。いいバランスで、自分の適性やレパートリーを考えながら歌っていきたいものです。
 活動予定もアップしました。今年の最後のステージはどうやらオペラになりそうです。
 8月発売になったギタリスト・尾尻雅弘さんのCDがレコード芸術に準特選盤で記事が載っています。僕はモーツァルトの歌曲4曲で共演し、録音しています。メールをいただければお送りします。税込3,000円です。

近況報告(9月12日記)

 超久しぶりの更新をお許し下さい!!!
 皆さまお変わりありませんでしょうか。僕は8月は半分以上旅でした。先日のリサイタルの合わせ、大阪、神戸でのコンサート、逗子での童謡の会の指導...
 8月3日には(大宮にて)顔面から転け、本番ではみっともない顔をさらす、というハプニングまでありました。
大阪では何回も行っている好きな料理屋さんに連れて行ってもらったり日本一長い商店街−という天神橋筋を散策したり。もちろん練習や本番も充実していました。あっという間でした。
 東京でのリサイタルは多々反省点はありましたが、楽しくアンサンブルできたと思います。相変わらず集客や色々な点で難しいこともたくさんありました。毎年やり続ける困難も...。でもいい方向に向くように前進していきたいものだと思います。沢山応援して頂いたり新たにお出かけ下さった方も数多くいらっしゃいました。本当にありがとうございました。
 目下、青森での「愛の歌」や十和田での名曲コンサートの準備に追われています。そうこうしているうちに大学も授業が始まります...。
 8月の下旬に3月録音したCDが発売になりました。友人でもあり毎年一緒にコンサートもしているギタリスト、尾尻雅弘氏のCDにモーツァルトの歌曲を4曲客演で演奏しています。ピアノ伴奏とはまた違った、やさしい、柔らかい響きの音楽になっていると思います。さまざまなコンサートで販売もしていきますがメールをいただければお送りしますよ。勿論全国のショップでもお買い求めいただけると思います。
 今年後半は11月に青森でオランダ人ピアニストとのサロンコンサート、12月には島根県立大学で、また東京でオペラに出演予定です。
 変わりやすい気候となりました。皆さま体調など崩されませんよう、お健やかにお過ごし下さい。

近況報告(7月24日記)

 昨夜の夜中は大きな地震がありました。ベットでウトウトしていたら、かなり大きな揺れ...結構長かった気がします。青森市は震度4くらいあったと思います。東京や大阪の友人からたくさん心配のメールをいただきました。ありがとうございました!
 何ともないですよ。大丈夫です!!!
 
何かが倒れるとかそうしたこともなく、きわめて普通の日常です。僕が高校3年生の時に遭った日本海中部地震はすごかった! 高校のテストの時でしたが、下宿に帰ったら見るも無惨にさまざまなものが倒れたり壊れたり。実家とは連絡がつかない...この時は漁師をしていた伯父が津波で亡くなりました。
 
大学は来週から試験期間。今週が前期最後の授業の週です。
 
長らく更新をさぼって本当にすみませんでした。約1ヶ月の間に色々とありました。地元で音楽会に出かけたり、さまざまな会合に出させていただいたり、本番や合わせで東京に行ったり.....懐かしい出会いや新しい出会いもたくさんありました。
 
近況報告には大阪、神戸での「愛の歌」、9月の青森での「愛の歌」をアップしました。例年の自主公演シリーズは今年は9月6日です。首都オペラの公演と重なってしまったため、集客にとっても苦心しています。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします!!!

近況報告(6月3日記)

また更新のさぼり癖が出てしまいました...
すみません(謝)!
この前の日曜日は7月の「愛の歌」に向けての合わせで東京に出かけていました。
「愛の歌」はブラームスの四重唱曲で18曲から成ります。とてもきれいなアンサンブルで、ピアノ伴奏(この伴奏という言葉、嫌いなのですが...)は四手連弾。今回は友人で青森にも何度かお出でいただいている田中明美さんのリサイタルシリーズの一環としてこの「愛の歌」と吉田信子さんとの二重唱で乗ります。
 田中さんの連弾の相手は何と小林仁先生!
 東京芸術大学名誉教授でピアノ界、クラシック界の大御所です。日曜日は先生のお宅で初合わせでした。田中さんは長年小林先生に師事しており、今回こんな贅沢なピアノで歌わせていただくことになったのです。さすがに緊張しました。
 でも、先生自体はとてもブラームスや「愛の歌」がお好きなようで、和やかに、とても楽しく合わせが出来ました。僕らみたいな若輩者にもとても親切で、上から目線ではなく「共演者」として6人全員が心が通い合えるような音楽作りが出来たと思います。
 今年は「愛の歌」づいていて、実は8月に大阪・神戸、9月には青森でも歌います。共演者は吉田さん以外変わりますが、実はこの関西、青森での「愛の歌」は去年仲間でやる予定だったのが、共演者(ピアニストのうちの一人)のお目出度で1年延びたのでした。去年は「愛の歌」以外のブラームスの四重唱曲をすべて演奏するという無謀(?)な企画に変更し、まるでトライアスロンのようでした(笑)。勉強になったけどやりきれなかったこと、反省が山積...(汗)。
 今年の「愛の歌」はそんなことにならないように、しっかりと勉強したいと思います。大阪の連中との共演も1年ぶり。今月末には久しぶりに大阪に出かけます。大阪も本当に久しぶりなので今から楽しみです。また美味しいものを沢山食べてこようっと!
 それから大阪に行ったときのもう一つの楽しみは伊丹空港(ANAの方のビル)で明太子を買うこと!
「久家」というお店なのですが、ビックリするほど大きい明太子でこれがまた美味しい!
僕はウニは食べられないのですが、魚卵系は大好きで、明太子、筋子、イクラには目がありません。色んなお店の明太子を食べましたがここのが一番気に入っています。伊丹空港に行った折には是非買ってみて下さい。本当に大きくてビックリしますよ。
 9月6日のリサイタルのチラシが出来ました。活動予定にもアップしましたので是非ご予定下さい!

近況報告(5月9日記)

 ゴールデンウィークも早々と過ぎていきました。
 例年であれば4月の終わり頃咲き始め、連休の前半に満開になる弘前や青森の桜が、早々と咲いたと思ったらアッという間に散ってしまい、お花見に出かけることもできませんでした。ちょっと残念.....
 さて、この連休、僕の方は29日に自宅で僕と仲間のお弟子さんの勉強会、というか試演会をやり、30〜1日はのんびり。八甲田の温泉に日帰りで出かけたりしていました。2日からは東京。東京国際フォーラムでの「ラ・フォル・ジュルネ2008」に出かけてきました。
 実はこうした催しがあることを恥ずかしながら知らなくて、出かけてみてその規模にビックリ!
 全部で4つのコンサートを聴きました。同門のバリトンの後輩が歌っているのも聴けたりもして何とも充実した連休でした。
 今回出かけた一番の目的は留学時代の師匠である白井光子先生とハルトムート=ヘル先生のコンサートを聴くこと。発売と同時にすぐ売り切れてしまい仲間や知人もことごとく買えなかった人が多数いました。
 白井先生はずっと体調を崩されており、それがよくなって去年来日してコンサートをやる予定が、今度はヘル先生が骨折で来日中止に。久しぶりの先生の来日、コンサートにみんな喜んでその日を待っていました。
 1回目のシューベルトの歌曲によるコンサートでは先生が登場して満員の客席から大きな拍手。するとそれを先生が制してお話を始められました。
 2年前からの闘病のこと、今回のコンサートに掛ける気持ち、等々...
 そして今回の来日直前にひどい風邪を引いてしまい、医者にも行ったが声が戻らず、特にリートでは最も重要で色合いが必要な中音域が全く使えないとのこと。でもキャンセルはどうしても嫌で、どうなるか分からないが下げて歌ってみる、とお話しされました。
 何と、先生は予定されていたプログラム殆どを全部1オクターブ下げて歌いきったのでした。「冬の旅」の時も事情を話されて、似たような形式でステージを務められました。「冬の旅」の前半は歌わずピアノの前に静かに座っていらしたのですが、中間辺りから想いがあまってきたのか、オクターブ下げてところどころを歌われていました。その表現力たるや....!
 勿論通常のコンサートの形ではないにせよ、日本のファンに対する想い、闘病を経ての舞台に戻ってきた思いや音楽感が如実に顕わされた、何とも暖かいコンサートでした。恐らく一生巡り会えないような貴重な舞台だったと思います。先生もこんなの初めてだし、申し訳なかったけど...とおっしゃっていらっしゃいました。本当に勉強になりました。
 先生は還暦も迎えられ、そしてこの春の叙勲で紫綬褒章を受けられました。健康を取り戻したこともあり、めでたいことを全部ひっくるめて先生をお祝いしよう、とコンサートが終わってから弟子で先生を囲んで集まりました。
 その様子については次回書きたいと思います。
 今回の上京では、このところさまざまな困難や悩み、自信をなくしたり落ち込んだり...ということが続いていたので、先生や古くからの仲間に会えて色んな勇気やパワーをもらって青森に帰ってきました!

近況報告(4月16日記)

 新入生ガイダンスやらオリエンテーションやら、新年度ならではの行事も一通り終了し、今週からは通常の授業が始まりました。僕は例年通り学部の一般教養の音楽と保育士養成課程のピアノ、声楽を担当しています。
 今年度は例年より少し落ち着いた形の活動になると思います。オペラも3月東京で歌いましたし、すこしじっくりとリートに取り組みたいと思っています。夏〜秋にかけては重唱ものが多くなります。初共演もあったりで楽しみにしている公演もあります。
 東京でオペラを歌ってきた時も感じたのですが、ここ10年ほどの日本の声楽のレヴェル(特に若手)は非常に上がってきたと思います。若くて優秀な人が沢山います。そうした人も謙虚に、冷静に、色々もまれながらもしっかりと頑張っています。悩みながら、苦しみながら、壁にぶち当たりながらも歌える幸せを感じながら歌っているように見受けられました。
 そうした一方で、変に悟った気になったり、変に理論ばかりを追いかけて頭でっかちになったり、ろくに経験も積まないで他者を批判する、ということをする人にも出くわします。僕は人それぞれにさまざまな勉強の方法、レパートリー、その個々に合った(地域や周りから要求される)音楽活動があると思っています。そうしたことを自分とやり方、考え方が違うからと言って否定し、自分が一番!、よく分かっている、と思いこむのはとんだ勘違いと思います(いるんですなあ、こうした人も)。悩みを抱えていない人はいないだろうし、必死に生活の為に働きながらも歌を捨てずに努力している人もいる中で、他人を認めたりその苦労や生き方も鑑みもせず、自分の価値基準や思いこみで他人を否定し、自分が一番だと思っている人、人の中傷やあることないことを振りまいて歩いて満足している人、感謝の心を持てない人、というのは本当に人間として最低と思います。
 我々の商売はお客さんあってのもの。お客さんに媚びを売ってそれにばかりにしがみついて名曲コンサートばかり、というのも勿論いただけません。でも本人が最終的にそれを目指しているのであれば、それはそれで僕は素敵な音楽活動だと思います。
 日本の音楽黎明期を支えたある有名なピアニストが言っていました。
 「お客さんが喜ぶ(クラシックに親しんでもらう)名曲によるコンサートと、自分のレパートリーを拡げる、勉強できる、やりたい曲のコンサートと両立させて活動しなくてはいけない」
 僕も本当にそう思います。まだまだクラシックを聴く層というのは充分に育っていません。コンサートでもやはり「知ってる曲じゃなきゃ寝ちゃうんだよな...」などという声も耳にします。でもそうした名曲コンサートから「他にはどんな曲があるんだろう」「名曲は飽きた、もっと色んなものが聴きたい」という層も絶対いるのです。そうした入口を広げること、奥を深めること、両面が我々(僕)は必要だろうと思っています。エンターティメントである部分と芸術である部分。それを冷静に見ながらやっていかないと、その人の音楽家としての、人間としての成長はないように思います。独りよがりは怖いですね...。
 さて、活動予定には6月のシューマンをアップしました。朗読を入れて、おなじみの国際交流ハウスでのコンサートです。
 青森はこれから桜の季節。例年より早い開花のようです。来週は丁度弘前に行く予定があるので夜桜でも見に行きたいものです。
 皆さま、お元気で!!!

近況報告(3月23日記)

 ずっと更新をさぼってすみませんでした!!!
 青森はまだ所々残っているものの雪も殆ど消えて、ようやく春を実感できるようになりました。
 2月末に東京に出てオペラのツメ〜本番、帰ってすぐNHK文化センターのオペラ講座の最終回、そして20日と22日のレクチャーコンサート、21日十和田市でのホームコンサートと目まぐるしくしておりました。
 オペラ「ジャンニ・スキッキ」はとても素敵な衣装に綺麗な舞台、素晴らしい共演者、と楽しく歌い演じることができました。オペラは何本かやらせていただいていますが、シングルキャストで歌ったのは初めて。両組の違いやアンサンブルの作り方の違いがおもしろく、とても勉強になりました。若手の頑張っている姿にとても頼もしさも感じ、またレベルの高さ、東京の歌い手の層の厚さを実感してきました。
 NHK青森文化センターのオペラ講座は3ヶ月に1回の割合で18回実施しました。資料作りが結構大変だったり受講者が少なくてちょっと残念なこともありましたが、色んなものを取り上げて勉強になった部分も勿論大きく、レパートリーを広げるのにとてもいい機会をいただきました。今回は、初めて参加して頂いたり懐かしい仲間と共演できたりで嬉しかったです。最終回らしいにぎやかな打ち上げも楽しかったです。
 今回のレクチャーコンサート(20日弘前、22日青森)は大先輩でお世話になっている鎌田紳爾先生に解説していただき、ちょっと難しい響きの感もある日本歌曲をとても身近に、分かりやすく解説していただきました。準備に時間が余り取れなくてお客様は少な目だったのですが、アットホームで雰囲気のいい会になりました。
 今週は東京方面での録音があります。来週からは新年度。入学式やオリエンテーションの後早速授業が始まります。
 年度末、異動や環境の変化があった方も多いのでは、と思います。皆さまお元気で!!!

近況報告(2月20日記)

 今日はあまりに屋根からはみ出した雪を業者さんに下ろしてもらいました。寒さが緩んだときは上からごっそり落ちてくるのではないかとヒヤヒヤしていたのでこれで一安心。上手に降ってくれる年には頼まなくていいのですが(昨年は大丈夫だった)今年はあまりに怖くてお願いしてしまいました。また出費だ〜〜〜。雪のお陰で本当に冬は生活コストがかかります(泣)。
 14日のバレンタインコンサートも盛会で終えることができました。10日と両方お出かけ下さった方も沢山いてありがたい限りです。本当にありがとうございました。さまざまな感想をいただきました。概ね喜んでいただけたようで何よりでした。
 ホテル松園で毎年バレンタインにコンサートをさせていただくようになってから5年ほどになります。毎年東京から仲間を呼んでのコンサートにするのですが、今年は直前に僕のリサイタルがあったこともあり、いつも演奏活動を共にしている地元の仲間と3人でやりました。曲も誰でも知っているようなものを揃えて、それにプラス初の試み“リクエストコーナー”。何が1番になるか興味津々でしたが(やらせは一切無しです−笑)、吉田さんと僕で大体15曲ずつ、計30曲リストに載せたうち1位に輝いたのは「愛の讃歌」でした。これは吉田さんがソロで歌いました。他に僕が歌ったのはマイウェイやいい日旅立ち、帰れソレントへなどなど。吉田さんの「ハバネラ」も大好評でした。我々も結構お客さんと共に楽しめました。アンコールにはピアニストの山下さんに歌デビューさせ(!!)、女声2部で“遙かな友に”を僕がピアノ伴奏して演奏! 最後には女将さんが好きな「マイ・ファニー・バレンタイン」を僕が歌ってその後参会者全員で会食。美味しく、楽しいバレンタインでした。
 翌日はホテルからまっすぐ東京へ。立ち稽古も佳境に入ってきました。青森からの参加なので出かけたときに僕のシーンを集中してやっていただいています。今度は今月末に行ってそのまま東京で10日あまり過ごすことになります。オーケストラ合わせもあるし、あとはさほど細かいことができないのでちょっと不安が残っていますが、やるしかない!
 3月の新しいコンサート予定をアップしました。どんどん勉強しないとすぐに怠けてしまうので大切なこの時期をどうやって過ごすか、日々の課題です。休養も必要だし...。
 天候や気温が不安定です。皆さま体調など崩しませんようにお過ごし下さい。。

近況報告(2月13日記)

 寒さがゆるんだと思ったら今日は逆戻りしたように寒く、荒れた天気でした。今日は十和田までリハーサルで出かけたのですが、津軽名物地吹雪が南部地方でもすごくて車の前が真っ白になる超怖い道中でした。何事もなくて本当に良かった!
 2月10日には青森市での久しぶりのオールリートによるコンサートでした。沢山お出でいただきました。本当にありがとうございました。
 今回の会場はソロとしては初めて青森駅前の「アウガ」の中にあるホールを使ってみました。冬なので雪が心配でなるべくアクセスがいい会場を、との思いから。多目的ホールですが、照明や裏方さんが本当にしっかりしていてとても気持ちよく歌うことができました。
 この「アウガ」という建物、駅前にある目立つビルなのですが、地下が市場、その上がファッションモールと市の公共施設、という珍しい作りで、全国でも初めての試みの複合ビルなのだそうです。よく全国放送のテレビでも取り上げられています。地下の市場は新鮮な海の幸が安く豊富に提供されています。市の公共施設は今回歌ったホールをはじめ何と図書館まで入っています。市の中心に人の流れを戻そうとのアイディアからだったようですが、本当に便利ですね。アクセスがいいのは何よりの魅力で、お出でいただいた方々からも概ね好評でした。
 演奏自体は....
 本当に好きな曲ばっかりだったのでとても嬉しく幸せに歌っていました。勿論反省も沢山...(汗)。でも小木曽さんのピアノに本当に助けられました。音楽作りも楽しく、いい勉強ができました。そしてヴォルフの朗読を担当していただいた奥村さんもとても素敵に華を添えて下さいました。難解な部分も多いヴォルフの曲が身近に感じていただけたようで、こうした手法で色んな曲を皆さんに聴いていただきたいです。
 明日は毎年恒例となった浅虫温泉・ホテル松園のバレンタインコンサート。リクエストコーナーも初の試み。耳馴染みのある曲でラフで楽しめるコンサートになればいいなあ...と思っています。

 天候が心配ですが、暖かい、居心地のいい会にしたいものです

近況報告(1月30日記)

 今日は青森の雪も少し落ち着きました。少し雨交じりだったりも昨日はしていました。天気に一喜一憂する日々です。
 先週末は東京でオペラの音楽稽古と2月10日に向けての合わせでした。土曜日はマエストロの指揮での稽古。今回のマエストロはイタリア人で、キャストの声を聞きたいというので一度お会いして今回の稽古が2度目。奥様が日本人とのことで簡単な単語は日本語でも言っていましたが稽古そのものはイタリア語で恐らく留学経験があるであろう歌い手が通訳しながらの稽古でした。体中に音楽がみなぎっている感じで楽しく、充実した稽古でした。僕はラテン語の朗読があるのでそれが難しいです...。歌そのものよりもラテン語の稽古をマエストロにしていただきました。もう音楽稽古が終わって立ち稽古に入ります。ジャンニ・スキッキは短い割に歌い手が多く、音も難しいのでなかなか大変です。みんなよく頑張っています。
 東京に稽古に出るときは飛行機や新幹線とホテルがパックになった安いチケットで行くのですが(殆ど飛行機利用です)、今回はバーゲンフェアで飛んだので、ホテルは自分でネットで取りました。そのホテルがなかなかおもしろくて、大久保にあるホテルなのですが狭い狭い(汗)...! 3帖分くらいのスペースでした。お風呂も時間を大体決められて順番に入るという合宿所みたいな風情。でも良く気が行き届いていて、清潔だし、嫌な感じはしなかったです(ちょっと駅のアナウンスや電車の音がうるさかったかな...)。東京に出るたび贅沢をしていられないので今回は食事もB級グルメで統一! ホテルも2泊して1万円以内に収め、学生時代・留学時代を思わせる旅でした。それはそれで結構楽しかったなあ! 
 その中での新しい発見!
 今回夕食は2回とも自分で買ってホテルの部屋で食べたのですが、吉野屋の牛丼と軽めの赤ワインが絶妙に合う! ご飯とワイン(特に赤)はミスマッチ、とずっと思っていただけにちょっとした喜びでした(ハハハ!)。昔、機内販売の案内で吉野屋の牛丼は赤ワインで味付けしているということを読んだ気がするので、当然といえば当然かも知れません。
 それからもう一つ。僕はお蕎麦が大好きで、駅ソバもよく食べます。ついつい入りたくなっちゃう。お昼を駅ソバですませることはしょっちゅうです。品川駅はその駅ソバの激戦区!
 沢山の駅ソバ(JRはコンコースと各ホーム、それに京急)があるのですが、JRの11・12番線のホームのお好みソバはお勧めです! 380円で卵が入り(生・茹でを選べる)、カウンターに並んだ沢山の具が入れ放題なのです。ネギ、揚げ、天かすはもとよりワカメ、サンマ天、ちくわ天、山菜.....とってもお得です。それにツユも美味しい。僕はよくわざわざそのホームに行って食べます。総じて品川駅のお蕎麦やさんはどこも美味しいのですが、ボリュームと満足感はそこが一番ですね。
 素材やさまざまなことにこだわった食事も大好きですが、毎回そればっかりも楽しんでいられません。自炊もできないのでこうした楽しみ方もたまには(しょっちゅう?)しています

近況報告(1月16日記)

 青森は一面雪景色です。結構降りました。
 ずっと青森を留守にしていたので出かける前と全く違う景色にしばし言葉を失っていました。雪かきが大変.....駐車場はロードヒーティングなのですが、この石油高の今、極力そのスイッチを入れないようにしています。が、やはり追いつきません(泣)。
 東京ではオペラの音楽稽古と2月10日に向けて小木曽さんとの合わせ。そして3月に弘前と青森でやるコンサートの打ち合わせもソプラノの江口さんとして来ました。13〜14日は僕と友人の門下の会。なかなかのボリュームでしたが、楽しかったです。人前で演奏し、色々な人から意見をもらうことは本当に大事なことです。
 歌い手は肥っている、というのが昔の定説でしたが、最近ではオペラ歌手と思えないようなスマートな人が増えています(見た目も最近では重要な要素になっている気がします)。痩せているより肥っている方が歌にはいいこともありますが、寿命を縮めるほどのことはやはりまずい。僕くらいの年代になると健康診断の時の血液検査で引っかかったりメタボになったり...と気をつけなくてはいけないことが出てきます。僕は留学前はテニスをしたりスポーツクラブに行って泳いだりバイクをこいだり、と良く運動をしていました。青森に帰ってからも少しだけスポーツクラブに行きましたが諸事情により退会。その後体調を崩したり機会を逸したりしてほとんど運動らしい運動はしないでいました。年1回の大学の(学生との)スポーツ大会では大好きなバレーボールにもかかわらず息はゼーゼー、腕は真っ青...なんて状態。職場で義務づけられている年1回の健康診断はさほど悪い数値ではないものの若干生活態度を改めなくてはいけない部分もありました(一番の問題はガンマ...)。
 東京では知らないうちに随分歩いています。地下鉄や電車の移動は知らず知らずのうちに程良い運動になっている気がします。ところが青森では車でどこにでも行くドアトゥードア。地元のスポーツクラブへは気が引けるのであまり行きたくもなく...(実はプログラムもあまりおもしろくなかったりしたので...)
 もともと体を動かすことは嫌いではないのですが、そうしたことで運動の機会をずっと持たずにいたのですが、去年のオペラ出演をきっかけに東京で空いている時間はスポーツクラブに行くことにしています。私立学校の職員の福利厚生を利用して1回1200円程度。タオルやウエア、シューズもレンタルで利用できます。プログラムも充実していて本当に楽しいです。オペラの稽古は出番の関係で無しになったり早く終わったり遅くの出でいいことも良くあります。そうした時間を使ってスポーツクラブに行くのです。余計な出費は抑えられるし、サウナやジャグジーも利用できる、健康にもいいし肩の凝りも解消されます。今回の滞在ではダンベルを使った筋力トレーニング(45分)のクラスに初挑戦しました。上京の空き時間を利用してなので定期的に行けないのが残念ですが、この頃の東京に出かける際の楽しみのひとつになっています。

近況報告(1月5日記)

 新年あけましておめでとうございます。昨年は本当に色々な方々にお世話になり、お陰様で充実した1年となりました。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
 皆さんは年越し〜お正月といかがお過ごしでしたでしょうか。僕は31日に実家に帰り、2日には青森の自宅に戻って友人と新年会をしたり今年の演奏会の準備をしたり...まだ詳細が決まっていないので演奏会情報には来週以降のアップとなりますが、今年の大まかな予定を挙げたいと思います。
 まずは2月10日、青森でのドイツリートのコンサート。結構本格的なプログラムです。後半はヴォルフの歌曲でこちらは朗読を入れて内容を分かりやすくしたいと思います。おもしろい曲がたくさんあるんですよ、ヴォルフの歌曲には。去年11月東京でご一緒した小木曽さんとのリートデュオです。小木曽さんは青森デビューかな?
 2月14日には恒例となった浅虫温泉・ホテル松園でのバレンタインコンサート。今年はメゾの吉田信子さん、ピアノの山下香織さんと3人でやります。ミュージカルからの曲やリクエストコーナーも設けて少し砕けた、アットホームな感じのコンサートにしたいと思っています。
 3月には東京でのオペラ。ジャンニ・スキッキの公証人、アマンティオ・ディ・ニコラーオ役での出演です。音楽稽古が始まりました。ラテン語での朗読があったり、性格的な役なので頑張らなくては!3月8日のチケットを私は持っていますので、是非沢山の方にお出でいただきたいです! 有名な「私のお父さん」が入っているオペラといったら分かりやすいでしょうか。
 3月16日はNHK青森文化センターの講座。日本歌曲をテーマにします。
 3月20日は弘前のめん房「たけや」で寺山修司の詩に付けられた歌曲を中心にレクチャーコンサート。弘前市の声楽家で文学にも造詣が深い鎌田紳爾さんを講師に迎え、東京から江口二美さん、メゾの吉田信子さんとオペラの三重唱も交えながらそばづくし料理を終演後にいただくことにした楽しいコンサートを開催します。22日には同じプログラムで青森市国際交流ハウスでランチ付コンサート。
 5月17日にはリーダークライス作品39と詩人の恋でリートコンサートをやります。青森市の国際交流ハウスでピアノは山下香織さん。山下さんとは色んなコンサートをご一緒させていただき、その活躍ぶり、進境には目を見張るものがあります。リートのみの本格的なコンサートを山下さんとで1本というのは初めてです。これも私自身とても楽しみなコンサートです。
 7月9日には東京・カワイ青山ショップのパウゼでピアニスト・田中明美さんのブラームスシリーズに「愛の歌」で参加します。
 8月にはやはりブラームス「愛の歌」を中心にしたプログラムで大阪、9月15日には青森で7月とは違うメンバーで重唱を中心としたコンサート。
 9月6日は6年目となる自主公演シリーズ「白岩貢&松川儒リートリサイタル」をシューマン夫妻の歌曲で開催します。会場は昨年に引き続き東京オペラシティリサイタルホール。ロベルトの作品は「ミルテの花」抜粋が中心、クララの方は男声が歌える歌曲の殆どを歌いたいと思っています。
 秋以降もぼんやりと決まってきてはいるのですが不安定な部分もありますのでまた後日に載せていきたいと思います。
 今年1年、皆さんにとりまして素晴らしい年となりますようお祈りいたしております。さまざまな場所で皆さまと出会えますように。

平成19年分

近況報告(12月24日記)

 東京オペラシティでのリサイタルを22日に無事終えました。ご来場くださった方々に心から感謝いたします。本当にありがとうございました。
 いつの本番もそうですが、やる度に反省や新しい課題が出てきます。今回は大学時代の同級生、東京の高校に勤めていた時の同僚や教え子・親御さん、留学時代の仲間で四国在住の友人一家、そして青森から、と沢山の懐かしい顔やお世話になっている方が駆けつけてくださいました。嬉しかったです。10年ぶり、20年ぶりの再会も沢山ありました。
 ホールはすばらしい音響でとても歌いやすかったです。今回は割合曲に集中して歌えたように思います。昔できなかったテクニックや音色を使えるようになった部分もありましたが、言葉の扱い方や色合いをもっともっと研究していきたいなあ(いかなくては)と思いました。打ち上げはオペラシティの中のお店に行ったのですが、これがまたひどい接客、態度、その他諸々問題があり、参加してくれた友人が怒ってすぐにみんなで店を出る、というハプニングもありました(汗・笑!)2軒目からはイライラせず、和やかに交友を深めることができました。音楽仲間だけでなくて僕の喉の主治医や映画監督、銀座で美容関係のお店を出している昔水泳を習った飲み仲間などが参加してくれました。打ち上げもとっても楽しかったです。5時に始めて終電まで.....コンサート来場だけでなく併せて打ち上げにも参加くださった皆さん、ありがとうございました。
 翌23日は逗子で童謡の会の指導。去年から伺っています。沢山の方が明るく楽しく歌ってくださって、こちらも楽しいひと時でした。22日は、翌日もあるから...と自分なりに節制したのですが、それでもやはり起きたら声がガラガラ。疲労もピークでどうなることやらと思っていましたが、会場の皆さんに乗せられて何とか任務を果たすことができました(!?)。津軽弁コーナーはウケてくれて良かったです。ピアノの松川氏も絶好調でした。また来年も声をかけていただいています。
 今年1年、比較的青森以外で歌うチャンスが多く、色んな新しい出会いもいただきました。本意が伝わらず悲しい思いをすることもありましたが、みんなに大事にしていただいて成長の糧をいただいたこと、本当に感謝、感謝です。来年も誠実に、やれることをしっかりと、地に足をつけて進んで行きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。ひょっとしたらもう1回年内に書き換えるかも知れませんが、この1年の感謝をここで申し上げ、皆様の来年のご活躍とご健康をお祈り致します。
 どうぞ、良い年を!

近況報告(12月17日記)

 皆さまいかがお過ごしでしょうか。僕は昨日、島根県浜田市から広島空港に出て羽田経由で青森に戻ってきました。羽田からの飛行機は青森上空まで来てから青森空港が雪のため滑走路を除雪中、とのこと。20〜30分旋回してそれから着陸しました。家に戻ってレッスンをし、モタモタしていたら寝る時間になっていました。心地いい疲れでぐっすり眠れました。
 島根には毎年12月にお邪魔するようになって6年になりました。毎年どういうプログラムにするか、曲は重ならないように、でも難しいものばかりではなく、クラシックが初めての人でも、聞き慣れている人にも楽しんでもらえるように工夫しながら舞台に乗せています。今年は浜田市内での他のイヴェントと重なったりして主催者(大学)側が集客が上手くできなかったとすまなそうにしていましたが、僕たちはそんなことは全然気にしていなくて、いらして下さったお客様と楽しいひとときを過ごすことができました。地方は人口が少ないので(青森も同じようなことがいえますが)他のホールでどういったことをするのか、何か同じ時期に他のイヴェントと重なっていないか、等も考えなくてはならなかったりするので難しいですね...。お出で下さった方から掲示板に嬉しい書き込みもあったりしてとても幸せな島根への演奏旅行でした。
 さて、今週末はオペラシティでのリサイタルです。大学は19日まで授業なので20日に東京に飛びます。青森では色んな雑用や仕事があったりしてどうしても集中してさらえないのが悩みの種です。僕はプログラムも自分で作り、曲目解説や歌詞対訳も自分でします。目に見えるところ、見えないところにも伝えたいことを込めたいなあ...というのと経費削減の両方の意味からですが...!
 リサイタル翌日は去年もお邪魔した逗子の童謡の会の指導。ソロも歌います。500名ほどのホールに老若男女が沢山集まって大きな声で歌って下さいます。去年は「どじょっこふなっこ」で盛り上がってくれましたが、今年は何を武器にしようかな.....3月、兵庫県にお邪魔した時も感じましたが、津軽弁であんなに盛り上がってくれるというのはおもしろいもので、青森に生まれて良かったな...
とネイティブに津軽弁を喋れる自分に感謝したりします(!?)
 標準語やドイツ語まで訛らないように気をつけなきゃ!!!
 年内にもう1回は更新したいですね。頑張ります!

近況報告(12月11日記)

 今年も残り少なくなってきました。みなさま慌ただしくお過ごしと思います。

 僕は一昨日NHK文化センターのレクチャー講座を終えました。久しぶりにイタリアの歌曲ばかり9曲歌いました。声や喉の使い方、感情の持って行き方がドイツものとは違うので別の疲れ(?)や充足感がありました。今回はオペラ講座1回目にお手伝いいただいた滝渕さんにすごく久しぶりに(4年ぶりくらい?)手伝ってもらい、彼女の大学時代の同級生で僕も良くご一緒させていただいている相馬さんと2人のピアニストに弾いていただきました。

 色んな(世間の)声や考え方、勉強の方法、古い因習などがある中、どうやって自分自身を高めていき、人の心に伝わる音楽や自分の理想とする演奏ができるようになるか、ということは本当に難しいと思います。自分のスタンスをしっかりと持つ、大切にすることはしながらも間違った考えや価値観、音楽の捉え方を自分の中で上手く整頓しながら前向きに日々研鑽することはとても大切だと思います。嬉しいことにそうした仲間が青森でもジワリジワリと増えてくれていることには喜びを感じます。青森で歌うのは年内は終わりました。あとは島根と東京!

 2月には11月にご一緒いただいた小木曽さんとのリサイタルを正式に決めました。活動予定にアップしてあります。前半はシューベルトとシューマン、後半はヴォルフ。ヴォルフは奥村潮さんに朗読をお願いしました。小木曽さんも僕も大好きなリートの名曲をプログラミングしました。一般的には馴染みのない曲も多いのですが、その良さをすんなりと伝えられるように、リートの楽しさや美しさを表現したいと思います。会場は駅前の「アウガ」というビルの5階にあるホール。このビルは地下に市場が入っていて1Fからはファッションモール、上層階には市の公共施設というおもしろい構造です。先日全国放送のテレビにもでていました。300席の多目的ホールで、青森市には残念ながらこの規模の音楽専用ホールがないので、また、冬の交通の便も考えて今回はこのホールにしました。雪が降らないと良いのですが....

近況報告(11月27日記)

 「根雪になったらどうしよう...」と不安を抱えながら先週は東京に飛びました。4日間家を空けるので11月だから大丈夫だろうと思いつつ水抜きもして行きました。僕が東京にいる間青森の最高気温が0度などと報じられていたのでやはり正解だった!と安心し、日曜日に帰ってきた時も雪がほとんど消えていたのでホッと一安心。今日はドンヨリした天気の青森です。今週は雪の予報が多いですね。
 11月24日のコンサートはお陰様で盛会に終了することができました。青森からも何人か出かけて下さって、また東京近郊に住んでいる友人が足を運んでくれました。数人の方にはチケット完売後だったのでお断りすることになり、申し訳なかったです。ご来場下さった方々、ありがとうございました。
 会場は新宿区内の閑静な住宅街にあるサロン的なホール。120名ほどの客席でしたが、響きも良く、何よりとっても状態もモノ自体もいいフルコンサートのスタインウェイが2台も入っていました。休憩時間はティータイムで、畑山さんがドイツから持ってきてくれた、この時期独特の「シュトレン」をお客様にお出ししましたが、大好評でアッという間になくなっていました(当然出演者の口には入りませんでした)。
 前半は私はヴォルフの「スペイン歌曲集」から4曲。畑山さんとのやり取りをするように構成されていましたが、とっても勉強になりました(勉強不足も痛感...)
 スペイン歌曲集を歌うのは今回が初めて。改めてヴォルフの面白さを再発見することができました。後半はパパゲーノのアリアとデュエット。「パパパ」はドイツ人ソプラノとの二重唱でしたが音楽や演技のやり取りは勿論、言葉の流れや微妙な発音のことまでお互いに話し合いながら作っていけたことは、これまた楽しい経験でドイツ時代を思い出しながら舞台に立っていました。
 後半の圧巻は畑山さんとグンドゥラの「ヘンゼルとグレーテル」。二人の演奏や演技も見事でしたが(お客さんもとても喜んでいたようです)、朗読をした畑山さんの姪御さんのすごいこと! とっても上手くて物語が良く分かるように雰囲気もぴったりで大したもんでした。小学校4年生なのに本当に立派でした。かわいかったなあ〜!
 今日くらいに疲れのピークが来ている気がします。演奏会そのものより打ち上げや帰ってきてからの「飲み」のせいですが...(冷汗!)。日曜日は帰ってレッスンや合わせもしました。
 ピアニストの小木曽さんとは今回初めての共演でしたが超!楽しかったです。また、彼女はリートに本当に造詣が深く、こよなくドイツリートを愛するピアニストなので、アンサンブルをしていてもその温度や思いが伝わってきて、とってもやり甲斐がありました。またひとついい出会いを頂きました!
 勿論10年以上前から彼女のことは存じ上げていましたが(1992年のザルツブルクで初めてお目にかかり、1996年の畑山さんのコンサートのお手伝いをした時に少しお話ししました)、キャリアも演奏も素晴らしい、すごい人なので、いくら畑山さんの親友といっても何となく僕にとっては雲の上、というか格が違う、と勝手に思っていたのですが(勿論音楽の格は空きっぱなしですが、今でも!)、本当に気さくな楽しい方で、音楽作りも一緒に色んな意見を交わしながら共に作っていける素晴らしい女性でした。色んな感性や曲に対する解釈が一緒なのもとても嬉しかったです。2人でリートの話をしているとついつい熱が入ってしまいます。彼女には2月に青森に来てもらってオールリートで一緒にコンサートをしようと企んでいます(会場と小木曽さんは押さえました!)。煮詰まってきたら演奏会情報にアップします。青森で一人でのオールリートはすごい久しぶりです。2月10日、連休の中日ですがチェックしておいていただけると嬉しいです。

近況報告(11月19日記)

 先週は大雨で大変な被害の青森でしたが、昨日から今日にかけては一変、大雪です。先週は月曜日朝に東京から飛行機で戻りましたが、夜にはニュースで青森の大雨が報じられたこともあり、全国各地の友人から心配のメールや電話を頂きました。僕の家や近所では何も被害がなかったのですが、(小〜高の)学校関係は休校になったり(大学は通常でした)自宅待機になったところもあったようです。我が校でも自宅が床上浸水になったという学生がいました。
 青森の初雪は例年もう少し早く、一度ドサッと降ってその後一旦消え、12月半ば頃から根雪になるパターンが多い気がしますが、昨日からの雪を見るとこのまま根雪になるのではないかという勢いです。駐車場はロードヒーティングにしているのですが、今年は石油が高いので大雪になったらどうしよう...ととっても不安! 何とか上手に降って欲しいです。先週金曜日に冬タイヤに交換しました。やっておいて大正解! この交換のタイミングも難しく、早すぎるとタイヤが減って寿命が短くなってしまうし、遅いと雪が降ってしまって走れなくなるし...ということでなかなか見極めが難しいのです。いつもはディーラーに予約を入れて交換してもらうのですが、今年は学生がやってくれました。大助かり! 青森の人間はウチの兄などもそうですが、結構自分でタイヤ交換をするんですよね。ワイパーも冬用のがあるなどと知らなくて、東京での生活、運転が長かったので青森に帰って初めての冬は驚きばかりでした。僕はタイヤ交換もワイパー交換も未だに自分でできません...(やる気がないというのが正確でしょうか...)
 さて、音楽活動の方は24日の畑山さんとのジョイント、12月は弘前でのある会合で歌うのと島根と東京でのリサイタル。リサイタル翌日は逗子で「童謡の会」の歌唱指導と演奏もあります。クリスマスもその後も東京に残ってオペラの稽古や友人達との旅行。年末年始は青森です。体調管理にこの時期はとても気を遣います。先週インフルエンザの予防接種も受けました。今年4月は本当に辛い思いをしたので(とはいっても去年もちゃんと接種してたのですが...)今年は絶対かかりたくないです! 2回打つ必要があるのかな...などとも考えたりします。インフルエンザの流行期間も長引いてきているようで、3月終わっても油断できないというのには冷や汗ものでした。接種しているという安心感で油断していたところに4月頭にかかったわけでして...。かかりつけのお医者さんに(2回打った方がいいのか)相談もしています。皆さんも絶対予防接種した方がいいですよ!!!

近況報告(11月6日記)

 青森は日中でも暖房が必要な季節になりました。今年のこのシーズンはニュースでも報道されているようにガソリンも灯油も高いのでゾッとします.....
 前回、久しぶりに母校に行って旧友や恩師に会い、高校時代を思い出しながら、とても懐かしくなって近況報告を書いていました。その後その感慨も忘れるくらい色々とありまして、近況報告もさぼってしまっていました。すみません!
 僕は高校時代から(寮ではなく下宿屋さんに)下宿していました。3食付きで6帖の部屋に一人で入っていました。下宿のおばさんがお昼ご飯にお弁当を持たせてくれて、兄や従兄弟も同じ下宿に住み、多いときは全部で7〜8人の下宿人がいた気がします。町のど真ん中に住んでいましたが、今ではすっかり町の様子、景色も変わってしまいました。お店も高校時代良く通っていた店が無くなっていたりアーケードもほとんどなくなっていて、何とも寂しい感じでした。郊外に大規模店ができたのでその影響でしょうね...
 基本的には毎週土曜日に弘前に歌とピアノのレッスンに通い、行きはよく恩師が車に乗せていってくれました。帰りの汽車(電車ではありません...)が17:15頃のを逃すと19:30までなくて、その汽車が木造まで行く最終! 駅前のイトーヨーカドーのレコード店で良く時間をつぶしていました。今は随分五能線も変わった気がします。リゾートしらかみ等というお洒落なのも走っていたりして。
 実家にはそんなわけであまり帰れなかったのですが、帰ると当時元気だった祖母からよくお小遣いをもらいました。バス代がもったいなくて5時間くらいかけて自転車で帰ったこともあったなあ......高校時代はとても楽しくて充実していました。書道部に所属して熱心に字を書き、昼休みは受験の国語を特訓してもらっていました。高校時代の恩師にはいまだに親しくさせていただいています。何人もの先生に!
 先週は東京に(平日ですが)出かけてきました。ドイツの師匠と仲間の演奏会を2日続けて聴くはずが、師匠がアクシデントで来日できなくなり、仲間のコンサートだけ聴きました。すごかったなあ.....勉強にも刺激にもなりました。
 寒くなってきたので体調と喉の管理を一層気を付けなくては!と思っているところです。11月〜12月と歌う機会が多いので、迷惑をかけないように、落ち込まないように(!?)しっかりやっていきたいと思います。

近況報告(10月22日記)

 青森は紅葉シーズンの真っ最中です。この週末は不安定な天候でしたが、僕は先週はじめに青森に立ち寄ってくれた友人を連れて、八甲田・酸ヶ湯温泉までドライブに行きました。その時はまだ紅葉が進んでいないところもありましたが、角度によって本当に綺麗に見えるところもたくさんありました。時間が足りなくて奥入瀬の方まで降りていけなかったのが残念でした。僕は酸ヶ湯温泉の中にある食堂「鬼面庵」のお蕎麦が大好きで今回も立ち寄りましたが、普段平日はそんなに込み合っていない食堂が満杯で座るまでに少し待ちました。ビックリでした。そば粉100%のシコシコした食感とあっさりした汁が気に入っています。おむすびはとてもでかい! お得感があります、ここのおむすびは。
 先週は親戚で不幸があったりして(母の実家の寺を継いでいた住職の従兄が46歳で亡くなりました・・・)青森と実家の往復が多かったです。僕の住んでいる青森市内から実家のある中泊町までは約80キロ。1時間30分〜45分かかります。お寺さんなので沢山の和尚さんがきて読経をしたりお悔やみをしてくれていました。先代住職の伯父も昨年末亡くなったので1年で2回も不幸があり、とても悲しく残念でした。
 その前14日には母校の木造高校の創立80周年記念式典へ出かけてきました。沢山の恩師や中学時代からの大親友にも久しぶりに会えてとても楽しかったです。祝賀会の締めには旧校歌と新校歌を僕が歌いました。
 わが母校は旧制中学からの伝統ある高校なのですが、戦前、戦後は本当にレヴェルも高くエリート校だったようです。今回も沢山の立派な大先輩と知り合うことができました。歴代の校長先生や高校でお世話になった先生方には未だにとても可愛がってもらったりお世話になっています。久しぶりに今回は通学していた道や町の中も歩くことができました。
 この高校時代の思い出や母校のことは次回にアップしたいと思います。

近況報告(10月7日記)

 昨日、今日と私の勤務する大学は大学祭です。今年は約8年ぶりに復活した合唱部を指揮しました。合唱の指揮なんてものすごく久しぶりです。薬学部の学生が中心になってこの4月に再興させたのでした。普段はあまり細かく見てあげることができなくて(何しろ大学の仕事と自分のことで手一杯で・・・)ほとんど名前だけの顧問なのですが、ここ数回はちょっと時間を作って見てあげることができました。歌が好きで一生懸命な姿はいいものだなあ・・・と改めて思いました。
 この夏から秋にかけては移動だらけで、本当に落ち着いていなかったので、このところは久しぶりに青森に浸かっている感じです。とはいっても雑事や秋のコンサートの準備、学校行事などでバタバタはしているのですが・・・。代休のはずだった明後日も学校行事、今週末は法事があり実家へ。母校の創立記念式典もあったりで、やはりまた出入りが多いのが続きます。
 僕は、実は青森に帰って来るつもりはほとんどなかったのですが、縁あって9年前にこちらに戻り、最初は随分と戸惑いましたが、さすがに9年も経つと色んなことが慣れてきて、いい人間関係もできてきました。周りのお陰で、色んなつながりで歌わせていただいている、ということもよく痛感します。並行して東京や大阪との関係も青森にいながらちゃんと構築できてきているので本当に(色んなことに)感謝しています。
 さて皆さん、僕が「青森に帰ってきて良かった!」と感じる時は何だと思いますか? 食べ物の安さやおいしさ、食材の豊富さ、空気や景色の綺麗さ、と色々いいと思うことはあります。勿論良いこともあれば悪いこともある、それはどこにいても同じだと思います。本当に「青森は良いなあ〜」と思うのは、実は仕事が終わってお風呂に行くとき! お風呂といっても温泉です。自宅から3分も車を走らせると天然の温泉があり、それも1軒や2軒ではなくてゴロゴロ(極端かな?)あります。中には夜12時まで営業しているところもあり、その時の時間や気分で選ぶことができます。露天風呂を備えているところも多く、お風呂に入っているときは本当に幸せを感じます。自宅ではほとんどシャワーだけ。お湯に浸かりたいときは温泉へ行きます。風呂の後、自宅へ帰ってキンキンに冷やしたビールを飲むときの幸福感! この頃はあまり時間が無くてろくなものを作れていませんが、つまみもお酒に合わせてあれこれ考えて準備しておき、それから風呂に行って、帰ってからテレビを見ながらボーっとお酒とつまみを。プチ幸せを感じる時です。さて、今日は何を作ってビールの後何を飲もうかな・・・!?

近況報告(10月1日記)

 青森は随分涼しくなり、秋らしい気候になりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
 今日から10月。早いものです。実は、僕は今日が誕生日。40歳を過ぎた時点からあまり年のことは気にしないようにしていますが、やはり20代や30代の頃とは疲れ方、気力、体力、その他色々と衰えてきますね・・・。50代になったらもっとなんでしょうね。しかし、声の方は若い頃できなかったことや色んなテクニックが使えるようになってきたように思います。男声、特にバリトンやバスは40代以降だ、とよく昔言われました。ひょっとしたら歌の面では気力や体力と出てくる声とが一番バランスが取れている年代なのかも知れません。勿論まだまだ勉強することはたくさんありますが。
 先週金曜日は自宅でホームコンサートをしました。僕を入れて3人(歌2人にピアノソロ1人)でそれぞれで歌いたい曲、演奏したい曲を我が家のレッスン室でお客様を招いて約75分程度のアットホームなコンサート。僕は久しぶりにヴォルフを5曲歌いました。ドイツ時代や20代でやった曲はやはり体に染みついているというか、おもしろかったです。仕事でヴォルフを歌ってくれというのはまずないので、黙っていると演奏するチャンスは本当にありません。今度の11月は畑山さんのプログラミングでスペイン歌曲集から数曲歌うことになっていますが、自分からやろうとしないと本当に歌えないのです。確かにドイツ語が分からないと難しい部分も無きにしもあらずだし、ポピュラーで耳憶えのある曲はほとんどありません。でもその本質をついた、他の作曲家にはない魅力というのは語り尽くせないものがあります。今回は曲の内容をちょっとお話ししてピアノの役割もお話しして演奏したので皆さん身近に感じて下さいました。年々新曲はきつくなっているので今のうちに色々な曲を自分からやらないと停まってしまうな・・・とも思いました。コンサートでの選曲も上手く組みながら新曲やあまり馴染みのない、でも魅力的な曲を皆さんに聴いていただけるようにしていきたいと思います。
 演奏後は親しくさせていただいている料理屋さんから夕食をデリバリーしてもらい、ドイツワインと共に楽しみました。楽しく、また有意義な会になりました。
 秋は学校の行事も多いので何かと落ち着きません・・・。体調や喉を壊さないように芸術の秋、食欲の秋を満喫したいと思います。

近況報告(9月19日記)

 皆さん、お元気でいらっしゃいますか? 青森は大雨の後、秋らしい爽やかな天気です。
 首都オペラ「ファウスト」の公演が終わりました。トンと自信がないフランス語でしたが・・・。本格的なオペラへの出演は2年ぶり。改めてオペラはものすごい大きなプロジェクトで表には出ない大勢のスタッフ、公演までの沢山の課程があることを実感してきました。今回も新しい素敵な出逢いがたくさんあり、本当に充実した1ヶ月あまりを過ごすことが出来ました。オペラは通常のコンサートと違って自分の都合で動けないので大変な部分もありますね。僕は今回は出番が1幕の頭で終わってしまったので、待ち時間がとにかく長かったです。衣装を着てしまうと派手に準備運動−身体を動かすことが出来なかったり、あちこち痒くなってもボリボリ出来なかったり。また、大勢での時は舞台に出て行ってからどんな状態になっているかちょっと不安だったりもしますね。今回は何も問題なく、合唱団の方ともとてもいい感じで絡むことが出来ました。沢山の人にお世話になりました。青森からも何人も僕のちょっとした場面を見るために出かけて下さいました。感謝しきりです。
 本番翌日に最終便で青森に帰ってきましたが、その飛行機が青森の大雨で着陸できない時は羽田に引き返すこともあるとの条件付フライト。無事に着陸できましたが、その後オペラを見に来てくれた母を車で送り、実家に1泊。昨日は朝実家から帰り、NHK文化センターの講座を2つやり、親戚に預けていた愛犬を迎えに行きました。出入りが多い時はずっと実家に愛犬を預けてしまうので、彼にとっては久しぶりの自分の家(僕も久しぶりの自分の家ですが)。玄関でいびきをかいて寝ています!
 芸術の秋。小さなものも含めると年内結構詰まっているので時間を上手く見つけて勉強したいと思います。今週末はNHK文化センターの講座です。

近況報告(8月29日記)

 早いもので8月ももう終わりです。本当にあっという間でした。今週はオペラの稽古がなくなって青森でさまざまな用事をこなしています。
 来週には活動予定にアップしていませんが、故郷の中泊町で小学生の音楽教室で歌います。僕の生まれた所は小泊村という津軽半島先端の小さな村ですが、数年前の平成の大合併で中里町と合併して中泊町となりました。僕が卒業した下前小学校はもうありません。これも数年前に統合されて旧小泊村の小学校はひとつになりました。淋しいですが時代の流れでしょうがないですね。今度の音楽教室は町全部の小学生対象のコンサートです。朝10時の開演。早起きしてテンションあげて臨まなくては!!!
 そのあとはひたすらオペラ中心です。オペラが終わるとすぐに大学が始まります。十和田湖畔への学生引率があったりしてまだ落ち着かない感じですね、何かと9月中は。
 秋から冬のコンサート予定をアップしておきました。まだ詳細がはっきりしないものもいくつかあります。今日ははっきりしているものだけを載せておきました。12月のオペラシティでのリサイタルは今までルーテル市ヶ谷センターでやっていた自主公演を会場を移してのものです。クリスマス前、連休初日でどれくらいお客様がおいで下さるか不安ですが、たくさんの人に来ていただきたいなあと思っています。
 11月は大先輩で尊敬する畑山扶美子さんとのジョイントです。彼女はドレスデン歌劇場に所属しており、この秋の引越公演で来日するのにぶつけてサロンコンサートを開催することになりました。またドイツの空気を沢山吸収して成長の糧にしたいと思っています。

近況報告(8月14日記)

 青森も東京に負けず暑い・・・。昨日の朝東京から青森に帰り、自宅で少し用事を済ませたあと青森市から約80キロ離れた津軽半島の先端にある実家に戻り、墓参りをしてきました。実家は海に面していて比較的風通しもよくヒーヒーいうほど真夏でも暑くならないのですが、今回はきつかった〜〜〜! 扇風機から送られる風もさほど気持ちいいものではなく、浅い眠りしか出来ませんでした。朝起きた時のジトーッとした汗で気持ち悪くて起きました。東京ではどこもエアコンが整備されていますが、こちらは夏でもカラッとしているので、実家などはエアコンもなく、難儀しました。付けても使うほど暑いのはほんの数日なので無駄になっちゃうんですよね。
 さて、自宅にいることも少なく、あちこち飛んだり走ったりすることが多いこの頃ですが、先週は弘前市で吹奏楽のコンサートのソロをほんの少しだけ歌いました。なかなかおもしろかったです。通常はサックスやチェロで演奏するテーマの旋律をオリジナルの(どれもオリジナルらしいのですが)歌で演奏したのでした。恩師や日頃から仲良くさせていただいてる学校の先生方もたくさんメンバーでいたり、久しぶりにお会いした遠方に勤める先生とも様々なお話が出来たり・・・と、とても楽しく充実した一日でした(8/10)。
 弘前からはまっすぐ横浜に向かい、合唱との初立ち稽古。こちらもとても充実した稽古でした。稽古が早く終わった時は友人と楽しい食事も一緒に楽しみました。それにしてもサウナのような暑さ続きで、青森に帰ったら少しは涼しいだろうなと思っていたら、見事に裏切られ、今は青森の自宅に戻ってクーラーをガンガンかけている所です。僕の喉は比較的強い方のようで、クーラーの影響はそんなにありません。稽古場のひとつは異様にクーラーが効きすぎて、ここでは気をつけて喉にハンカチを巻いたりしていますが・・・。
 雑用を様々こなしてまた稽古に励みたいと思います。
 皆さんも残暑厳しき折、ご自愛下さい。

近況報告(8月5日記)

 短い夏を一気に爆発させるねぶたの時期になりました。今年は残念ながら僕は参加できません・・・。
 長らく更新も出来ず、本当にバタバタし通しでした。
 ブラームスのカルテットは予定していた人数をお客様に迎えることが出来、練習不足、合わせ不足の感は若干あったものの、楽しくアンサンブルできました。それぞれが本当に時間が取れなくて、大阪からの仲間も青森に来てようやくホッとできた様子でしたが、今度は僕が大学、自宅、その他諸々の場所を出たり入ったり・・・。もっと落ち着いて練りたかったという反省しきり。でも魅力的な曲ばかりでまた場があったら取り上げたいね、と皆で話していました。それから毎年同じメンバーで色んな曲を取り上げてアンサンブルを充実させていきたいね、とも話していました。料理とのコラボレーションで実現したランチコンサートでしたが、お陰さまで皆さんから好評を得ました。ありがとうございました。
 コンサートの翌日は出演者全員+大阪からわざわざコンサートを聴くために出かけてくれた仲間と西海岸へ(アメリカのではなく青森のです・・・)! 五所川原のラーメン街道に行ったり車の中で大いに盛り上がって本当に楽しい小旅行でした。
 翌日は僕が一番最初に青森を離れ、高校生の引率で島根県・松江市へ。平成17年度に青森県で開催した全国高等学校総合文化祭が今年は島根でということで、器楽管弦楽部門へ青森県代表として決まった系列校の生徒の引率でした。18時間ほどのバスの旅は思ったほどきつくはなくて(もちろん疲れましたが)、2〜3時間ごとに休憩するサービスエリアでは普段見ることもない名産や食べ物を楽しみました。痩せて帰る予定が太って帰る羽目になってしまいました・・・。ドイツ時代の仲間と去年青森を訪れてくれた彼の同僚とも楽しく再会して会話を楽しむことが出来ました。
 帰ってすぐ母校・玉川大学の青森県同窓会。五所川原の立ちネプタを楽しみながらということで、ゲストで訪れてくれた、現在は芸術学部長の恩師と初めてゆっくりと沢山お話をすることが出来ました。その先生がわざわざ青森までいらっしゃるということで、今回は予定をやりくりして初めて参加させていただいたのですが、沢山の素晴らしい先輩方と知り合うことが出来て、とても嬉しく、有意義な時間を過ごしました。
 来週は弘前でほんの少しですが吹奏楽のソリストとして木挽歌を歌うことになっています。大好きな先生達がメンバーの吹奏楽のグループなので久しぶりの競演も楽しみです。
 東京は暑いですね・・・。とろけそうです。皆様お元気で!

近況報告(7月11日記)

 長らく更新をさぼり失礼いたしました!
 皆さまいかがお過ごしでいらっしゃいますか?
 6月30日は地元で演奏活動をよくご一緒する吉田さんのリサイタルで、そのプロデュース諸々をやっていました。彼女にとって2回目のリートコンサートでしたが今回も満員。オールシューベルトをとてもよく歌っていました。
 彼女が演奏会を持ったのは青森公立大学の中にある国際交流ハウス。演奏会用に造られた建物ではありません。ピアノも国産の小さいグランド。ラウンジを演奏会場として使用するのですが、真ん中に柱があったり暖炉(ストーブ)があったりとさまざまな不都合はあります。僕もよく演奏会場として使うのですが、例えば激しい雨が降ると雨音がしたり会場のセッティングがなかなか大変だったり。でもマイナス点だけではなくてプラス面が僕にとっては大きいことと、使用料が安く、それほど混んでいないので希望の日時が比較的楽に取れることのメリットはとても大きいです。木をふんだんに使った建物なので響きもよく、ガラス越しには緑が見え、とても雰囲気がいいのです。市内から離れているので交通の不便さはありますが、駐車場も広く、日常から離れてゆったりと音楽や自然に浸れること。そして客席と演奏者が近いのでアットホームに、一体となって音楽を奏でられることも大きいと思います。シューベルトのリートの世界はそうした場から生まれたものですから。
 お客様からはさまざまなご意見をいただきます。もっと大きい会場で聴きたい、市内の交通の便がいいところがいい、等々。勿論市内の会場が取れ、予算があり、集客の見込みがある時には300〜500席規模の会場でコンサートします。自主公演の場合は演奏よりも集客やさまざまな面に気や時間が取られ、肝心の演奏に集中できなかったり演奏会前にくたびれてしまうことも多いものです。そうした弊害を取り除くためにも、客席が埋まってもほとんどが義理で来ているお客さんだったり、集客に気を取られ過ぎたり収支をあまりにも心配したり、ということがないような演奏会にし、本当にその演奏を聴きたいお客さんにお出でいただいて自分の世界を遠慮なく表現できる、ということも演奏家にとってとても大切だと思います。
 地方は100席〜200席規模の演奏会ができるところがなかなかありません。ホテルの宴会場とかが利用できるかも知れませんがピアノが入っていなかったり、床が絨毯で音響的によくないことが多いと思います。青森も30万都市ですからそうした会場があってもいいのになあ・・・といつも思います。200〜300席規模の会場は多目的(無目的?)ホール。ソロや室内楽には一番ぴったりだった500席規模の市民文化ホールも閉館し、駅前の1000席規模の会場へと移ってしまいました。お金もかかることなので難しい部分も大きいとは思うのですが、どうもそうした点の取り組みが遅れているように感じる今日この頃です、官も民も。

近況報告(6月22日記)

 東北地方も梅雨入りが発表されましたが、今日はとても爽やかな天気です。青森の梅雨といっても、東京に住んでいた僕は「これが梅雨???」というくらいにこちらは爽やかな(?)ものに感じます。まあ、雨が続いてなんかスッキリしないということはありますが、あの関東や西日本の「ムッ」とした、何とも気持ち悪い、ベターッとしたのを考えると、さほど嫌な季節ではありません。まあ、夏が待ち遠しいということはありますが(早く夏休みに入れっていう気持ちから!?)。
 11日の週は奉職している学園の企業懇談会があり、1曲だけですが「闘牛士の歌」を歌いました。全国から人事、採用担当の企業の方がいらしてお互いの情報交換や懇親でお互いのいい人材の確保や就職に結びつけていくというもので、大盛況でした。その週末は完全オフ。仲間のリサイタルの事務仕事をしたりはしましたが、八甲田の温泉に行ったり部屋の掃除をしたり、のんびりと過ごしました。あと車の12ヶ月点検。
 18日は弘前まで出かけて「弘前五人会」に出席。青森県(主に津軽地方)の経済界や教育界に貢献する素晴らしい方々の会で、会員はそれこそ100名はいらっしゃるのかな。例会では講演を聞いたり、食事を共にして色んな方と出会うことができます。今回の講演は作家太宰治の長女。昨年NHKで放映された連続ドラマのモデルとなったことが実際どうであったかとか、ご自身の辿ってきた道、音楽や美術に対する想いを伺うことができました。人生の大先輩からさまざまなお話を拝聴できるのは本当に大事で貴重なものだと思います。自分では「年取ったな」とかさまざまな経験を積んできたつもりでもまだまだヒヨッ子。謙虚におごることなく、でも自分の思いや方角をしっかりと見据えながら充実した日々にしていきたいですね。またそうしたことを音楽に生かせていければいいなあと思います。
 30日はいつもさまざまな活動をご一緒していただいているメゾ・ソプラノの吉田さんのリサイタル。裏方を引き受けて陰からサポートしていますが(サポートできてなかったりして.....)、チケットは完売。オールシューベルトという、気合いの入ったリートへの思いが沢山詰まったプログラムです。7月にはその吉田さんに大阪からの仲間を加えてブラームスの重唱のコンサート。ランチ付です。そのメニューの組立も楽しみ。青森市の仕出し料理の名店・恵比須屋さんが全面協力してくれます。

近況報告(6月8日記)

 皆さまいかがお過ごしでしょうか。
 先週末は函館から関西空港に飛んで友人のデビューリサイタルを聴いてきました。割引運賃を上手く使ってなるべく安く飛ぼう、また、マイルも上手に貯めようと思うと時期によっては函館まで行って飛んだ方がいいこともあります。飛行機は好きなので全然苦になりません。ついでに函館の美味しいものも食べられたり、大阪の友人にはいつもとは違うお土産を持参することができました。
 友人のリサイタルは超満員でした。オペラでご一緒した合唱団の方々にも沢山お会いでき、嬉しかったです。
 バス・バリトンの友人は、若いのにリートに真剣に取り組み、声だけに頼らない(元々素晴らしい声の持ち主なのに)、作品の意図に近づこうとしている姿勢が見えて、とても好感が持てる、素晴らしい演奏会でした。終演後の食事会にも招いてもらい、リートピアニストとして大御所の先生とお話しする機会も持てて、とても有意義で貴重なお話や楽しいお話をすることができました。改めて人のつながりの大切さを感じました。
 今週末は青森にいて友人を家に招いてパーティーをします。ちょうど今の時期、なかなか手に入らないホワイトアスパラを北海道から取り寄せてドイツを思い出したりドイツの話をします。今朝とっても品質のよい、太くてきれいなホワイトアスパラが届きました。
 勿論どの国もいい所、悪い所があります。僕がドイツから日本も見習わなきゃなあと思うのはエコ精神。最近よくスーパーのレジ袋がニュースや特集で取りあげられますが、日本は過剰に包装やポリ袋を使いすぎです。包装の綺麗さや繊細さはいいのですがちょっと過剰なように感じます。買い物をするとポリ袋だらけになります。経済活動には必要なこともあるのでしょうか、石油がこんなに高くて地球環境も色々危惧されている中、もっと変わらなくてはいけないのではないかと思いますね。便利さになれてしまってこれでもか、これでもかと先に突き進んでいってしまう。もう少し先のこと、地球全体のことを考えなくてはいけない部分もたくさんあるように思います。そういう僕もこの便利さは捨てられないし、すぐブーブー言ったりするのですが・・・。反省!
 まだ詳細が決まっていませんが7月28日には大阪から友人のソプラノとテノールを招いて青森でブラームスの重唱のみによるサロンコンサートをします(1曲ずつソロも歌いますが)。開演時間を早めに設定して終演後にランチを皆さんで一緒にいただくという形のコンサートを予定しています。11時開演、13時からランチという感じになると思います。来週には活動予定にアップできると思います。

近況報告(5月31日記)

 昨日までの爽やかな天気から今日はちょっとどんよりした天気です。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
 先週は昨年12月28日に亡くなった伯父の本通夜と告別式がありました。伯父は元住職(日蓮宗)、うちの母の兄でした。僕も大変可愛がってもらいました。住職のお葬式はやはり特別で、昨年は密葬、火葬を済ませ、従兄の修行が一段落するのを待って約半年遅れての葬儀でした。何人もの和尚様の読経は見事でした。法話もとても浸み入る素晴らしい法話でした。伯父は教職にも就いていたので中学校時代、学校で会うととても照れくさくて変な感じだったのを思い出します。身内が学校や職場にいるというのは恥ずかしい感じがしますね。大学病院に長く入院して手術も何回もし、最後は声帯も取ってしまったので話ができなくて辛そうだったのがとてもかわいそうでした。亡くなる1週間ほど前にお見舞いに行き、ほとんど意識はなかったのに僕と分かっていたようで手を握ってくれたのが嬉しかったです。波乱に富んだ78年。天国で安らかに過ごして欲しいと思います。沢山の親戚に本当に久しぶりに会えましたが、不幸で会うのは嫌ですね。
 27日はNHK文化センターの講座。ベートーヴェンの特集でしたが、ピアノソロも入って充実の内容で好評でした。
 沢山の人と会ったり飲みが続いたのでちょっときつい1週間でした。昨日は大人しくして休肝日とし、温泉にゆっくり浸かって早めに寝たので少し復活しましたが、まだ余波が・・・。疲れも抜けにくくなってきてますね。年を自覚しなくては!
 7月には久しぶりに県立中央病院での入院患者さんのためのコンサート。いい形で癒しになったらなあと思います。

近況報告(5月22日記)

 爽やかな五月晴れの青森です。ずっとぐずついた天気だったので久しぶりの気がします、明るいのは。
 しばらくまた更新できなくて失礼しました。オペラの稽古の帰り、久しぶりにじっくり飛行機から青森の景色を眺めていたらもう随分新幹線の工事が進んでいて、まだ少しとぎれている所はあるものの、ほとんど1本に繋がってきていました。格段に便利になるでしょうね。あと3年くらいで新青森まで開通になるはずです。
 先週末はギタリストの尾尻さんとメゾの吉田さんでサロンコンサート。暖かくアットホームな雰囲気のコンサートになったと思います。ただ、2日とも寒くて雨が降ったり止んだりの生憎の天気。演奏中に大雨になって雨音で演奏が聞こえない状態までにならなくて何より(秋田では尾尻さんのソロの最中にちょっと激しくなりましたが・・・)。両会場とも演奏会用のホールではないので。雨音や救急車、雷など、不可抗力の音にはヒヤヒヤさせられます。今回のプログラムはポピュラーなものがほとんどだったので、随分お客さんが身近に感じたり喜んだりしてくれました。何より嬉しかったのは弘前では高校生が、秋田では中学生が沢山来てくれたこと。音楽好きになったり刺激を受けて自分の生活や人生の中に音楽を積極的に取り入れていって欲しいですね。
 2日連続のコンサートでしたが、19日は主催の方が秋田・後生掛温泉に宿を取ってくれたのでそちらでゆっくりと風呂に浸かり美味しい食事をいただき、のんびり過ごすことができました。源泉かけ流しでさまざまな種類のお風呂があり、とってもいいお湯でした。泥風呂は何ともいえない不思議な感じでした。色んな種類の温泉があって比較的気軽に行ける感じなのでもっと色々な温泉を訪ねてみたいですね。
 27日はシリーズ15回目となるNHKのオペラ講座。大好きなベートーヴェンの「遙かなる恋人に寄す」とアデライーデを歌います。どちらも思い出の曲。少しでも前回よりマシに歌いたいなあ・・・。7月は久しぶりに県立中央病院で入院患者さんのためのコンサートをする予定です。

近況報告(5月8日記)

 1日2日と大学は創立記念日を絡めて休みだったので9連休のゴールデンウィークでした。実家に帰ったり弘前に仲間とコンサートや花見に行ったり盛岡にわんこ蕎麦を食べに行った以外は家にいてのんびりと過ごしていました。前の週に九州に行きましたしね。社会全体が休みの時は移動に時間もお金もかかるのでなるべくそうではない時に工夫して動くようにしています。
 弘前公園の花見は少し風が強かったですが、恩師や仲間ととても楽しく飲み食いしながら桜を満喫しました。連休中、天候は少し不安定だったりしましたが、それでも大荒れにならなくて何よりでした。
 わんこ蕎麦ツアーは友人の家族と総勢9名で。盛岡は新幹線の乗り換えや通過で通るものの、目的として訪れたのは実は初めて。こちらも楽しく飲み食いできました。胃が破裂しそうになりましたが・・・。帰りがけには源泉100%、かけ流しの温泉に入ってきました。アッという間だったなあ・・・、連休(休みが取れなかった人には怒られますね)。
 そろそろオペラの譜読みをしなくては・・・。今回はフランス語なのでどうなることやら不安だらけです。ラテン語系はどうも苦手でして・・・。9月16日の首都オペラ公演ですが、5月中に1回音楽稽古があり、あとは7月から本格的に稽古が始まります。演奏会予定にアップしておきました。時間がある方は是非お出かけ下さい!” よろしくお願いします。首都オペラには「ジョコンダ」と「魔弾の射手」にお世話になりました。3年ぶりの出演です。
 5月は18・19日とギタリスト・尾尻さん、メゾの吉田さんとのジョイントがあります。尾尻さんとは最低でも年に1回はご一緒させていただいています。去年お世話になった弘前・石のむろじさんが今年も公演を引き受けて下さり、翌日は秋田・鹿角市の歴史的な建造物(酒屋)関善さんと2公演です。関善さんの建物は木造で土間もあり、天井は壮麗な木組みですごく素敵な雰囲気です。我々のハーモニーと会場がどういった感じに一体となるのか、柔らかい弦の音がどういった感じで響くのか、とても楽しみです。石のむろじさんは墓石屋さんで、そのショウルームをコンサート会場として転用して下さるのですが、とても洗練された暖かい響きのする、まるでコンサート用に作られたような丸い響きのする会場です。プログラムの内容は共通ですが、それぞれに沢山お客さんが入って欲しいですね・・・。

近況報告(4月26日記)

 今週末には桜が満開になろうかという青森ですが、今日は雨が降ったり寒かったりとおよそ春らしくない天気です。小さい頃から桜はゴールデンウィーク、というふうに感じていたので、東京に出たときには入学式が桜のシーズンと知って驚いたのを思い出します。
 九州旅行記その2(食べ物編?)です。
 今回の旅は勿論滝廉太郎ゆかりの地を回ることが一番の目的でしたが、九州の美味いものを食べたいというのも外せない目的でした。1日目はホテルから地下鉄を利用して焼きラーメンを考案したという屋台へ。やはり人気店のようで並んでいました。名物をとりあえず全部食べたい、と明太子の卵焼き、どて焼き、焼きラーメンなどをビールと共に。ン〜、美味かった! せっかく博多に来たのに屋台1軒だけではもったいない、汁があるラーメンも食べたい、ということで長浜に行こうとタクシーに乗車。運転手さんが長浜の屋台より地元の運転手が行く安くて美味しいラーメン屋があるよ、そっちの方がお勧め、とのことでその店へ。おでんと生ビール、豚骨ラーメンと欲張って食べたら胃が爆発しそうになりました・・・。完全に食べ過ぎ。あ〜あ、と反省したものの時すでに遅し。また、安いから、と替え玉まで頼むから・・・。2日目はホテルが朝食付だったので前夜の過食を反省しつつもしっかり食べ、でもさすがにお昼は抜いて滝の縁の地を回った後別府温泉へ。ホテルは駅前ですごく清潔できれいでしたが安い! 温泉もかけ流しで大浴場があり、部屋の風呂も天然温泉。いいお湯でした。夕食はホテルのフロントに聞いて居酒屋へ。豊後牛や関サバなど大分の幸を美味しくいただきました。日本酒も美味しかったなあ。
 それにしても道中、国道とは言ってもものすごい狭い山道や横溝正史の小説の舞台になりそうな集落を抜けて走ることがとっても多く、何となく九州は東北より都会的なイメージを持っていただけにちょっとビックリしました。食べ物は僕は明太子がすごい好きなので福岡空港の売店などは楽しくて、3箇所から明太子を買いました。実は、僕は明太子は伊丹空港で買うことに数年前から決めていて、あちこちの会社のを沢山食べた結果、伊丹のANAのロビーで売っている明太子が一番、と大阪に行くたびに買っています。今回色んなのを買って食べましたがその思いは変わりませんでした。あ、あと1本福岡で買ったのが冷凍室に入れてたんだ!
 またゆっくり九州行きたいな・・・。知覧に行きたいと実は前々から思っていて・・・。いつ行けるかな。鹿児島も美味しいものたくさんあるからなあ・・・。
 気の合う仲間との旅行も勿論いいけど、ひとり旅は楽しいです!

近況報告(4月22日記)

 今週末はゴールデンウィークですね。青森も桜の時期になります。やはり弘前公園の桜は見事です。去年は行けなかったので今年は行きたいと思っています。
 この週末は九州に旅行に行ってきました。まもなく(確か夏だったか秋に)青森〜福岡の直行便が廃止となるのでその前にかねてから行きたいと思っていた九州に出かけることにしたのです。ノーマル運賃はとても高いので勿論バーゲンフェアを利用して。九州にはこれまで3回行ったことがありますが、すべて仕事絡み。2回は東京の高校で教師をしていた時に修学旅行の引率。ほぼ全県を廻ったように思います。もう1回は長崎に演奏旅行。3回とも自分で行きたい所に行ったり、食べたいものを食べに行くというわけにいかなかったので直行便がなくなる前にそれをしたいなあと思ったのです。往復とも飛行機は結構混んでいたので、廃止なんかせずそのまま飛ばせばいいのに・・・などと思いましたが、いつもそんな状況ではないのでしょう。搭乗率が悪くて廃止を決めたのでしょうから。航空会社も大変そうですからね・・・。
 なぜ九州かというと、2〜3年前頃から僕は明治の洋楽導入期の状況にとても興味を持っていて(去年はそれをテーマに県の教育委員会主催で講演もしました)、また大好きな歌曲である「花」や「荒城の月」を生み出した滝廉太郎のゆかりの地を回ってみたいとずっと思っていたのです。なかなか時間が取れず、また思い切ることが出来なくていましたが、飛行機の状況に後押しされてやっと行くことが出来ました。
 仕事抜きの一人旅は本当に久しぶり。1泊目は博多、2泊目は別府。レンタカーを運転して福岡から大分へと入りました。それにしてもナビは偉いですね! 初めての土地でも全く迷わず時間を有効に使うことが出来ました。滝廉太郎記念館はもう少し色々な資料が欲しかった気もしますが、自筆の手紙や楽譜、家族の様子がわかって有益でした。特に紹介ビデオでは廉太郎の妹さんが当時の様子や兄を語っていたりで貴重なものでした。その後岡城へと登り、滝がその曲想を得た景色を堪能。これで土井晩翠がイメージした仙台の青葉城と会津若松城、滝がイメージした岡城と3カ所すべて行ったことになります。やはり岡城のイメージが一番しっくり来ますね、あの曲には。軽々しくあちこちからスピーカーで「荒城の月」が流れているのがあまりに観光観光していて残念に思いましたが・・・。
 ゆっくり出来るのが21日の土曜日一日だったのでその日に行きたい所全部を廻りました。旅行記の続きは2〜3日後に「その2」ということで更新したいと思います。

近況報告(4月10日記)

 小学校や中学校も入学式を終え、本格的に新しい年度へと動き始めました。青森は変わりやすい、あまりパッとしない天気ですが、皆さんの所はいかがでしょうか。
 前回、気管支炎と書いていたら、何とあの後インフルエンザへと発展し、先週は散々でした。今年はインフルエンザの流行が1ヶ月以上遅れてきているそうで、予防接種を打っていてもとっくに抗体が切れていて今の時期は意味をなさないそうで・・・。あまりの辛さで朝の4時に救急病院へと駆け込みました。大学の同僚や僕の周りでもかなりの人がやられています。皆さんも気をつけて下さい。でもこれって青森限定の話でしょうか・・・?
 明後日は浅虫温泉のホテル松園でサロンコンサート。生まれて初めて和服を着て歌います! 歌はオール日本歌曲で、1月にも歌った田中利光先生の大作「はだかの島」をその伝説の地元・浅虫で歌うということで、羽織・袴です。とはいっても今風の、とってもおしゃれなデザイン、素材のものです。歌仲間の吉田さんの旧友の縁で衣装協力してもらえることになりました。今回は歌を「聴く」より衣装を「見に来る」お客様が多いかも・・・!? 勿論吉田さんも和服で歌います。春らしい、華やいだコンサートになるといいなあと思っています。ちょうどこの日は女将の誕生日とのことなので華を添えられるといいのですが・・・・。
 大学はフレッシュな学生を迎えてのガイダンスも終わって通常の授業に入りました。僕は例年通り学部の一般教養の音楽と短大の実技の授業を持っています。学部学生にはクラシックをより身近に、気軽に楽しんでもらえる、よい聴衆となれる教育をしたいと思っていますが、そうした点での反応があるととても嬉しいですね。これだけ巷にクラシックがあふれているのにコンサートに実際に足を運んだり色んな曲や作曲家に触れようとする気風がないことを残念に思うことも多い気がします。


近況報告(4月3日記)

 新年度が始まって何かと慌ただしかったり、これまでの環境と変わった方も沢山いらっしゃると思います。僕は自分自身には何の変化もありませんでした。
 さて3月は月の半分は青森にいないという生活でした。旅が好きなので楽しかったのと充実感はものすごくありましたが、学校行事が多かったり、気候や生活の変動で昨日から咳が出たり喉の痛みが・・・。耳鼻科に行ったら気管支炎との診断でした。声帯自体は何ともないのでごく普通に歌うことはできますが、やはり気ばかり若くても年相応に体は衰えていっているということなのでしょうね・・・。インフルエンザでなくてよかった!尤も僕は毎年ちゃんと予防接種しているので引いたとしてもそんなにひどくならないとは思うのですが・・・。
 3月25日はNHK青森文化センターのオペラ講座。助演予定の子がそれこそインフルエンザで全く練習に参加できなかったので急遽演奏の場所を変更したり、僕のソロを入れたりしてしのぎました。その後夕方すぐに大阪に飛んでワンコインコンサートのリハーサル。本番は満員で500円ということもあるでしょうが、平日の昼間でこんなに人が集まってくれるというのはすごいことだな!と感心。僕の留学時代の仲間(戦友です!)がリーダーシップを取ってくれていたのですが、「津軽じょんから節」の前に津軽弁のトークを入れろ、という指令。果たして喜んでもらえるものか、シラーっとするのか、その点では歌より緊張。が、新ネタを取り混ぜてのやり取りにお客さんはとっても喜んでくれたようです。2000人近くを笑わす快感(?)を初めて味わいました。終演後、町を歩く我々メンバーに手を振ったり話しかけてくれるところは「さすが関西!」と、そのフレンドリーさに感心しました。
 31日は東京。4月1日のE.Gruberovaのアリアコンサートを聴きに。僕は彼女の大ファンで、ドイツにいる時はミュンヘン、ウィーンなど彼女が出演するオペラを色んな所に聴きに行きました。彼女は勿論どのジャンルでもその凄さを発揮しますが、僕が彼女の真骨頂と大絶賛するのはコケットリーな役。ルチアも素晴らしいし、モーツァルトも最高ですが、今回もアンコールで歌ったアデーレやミュンヘンで聴いたセヴィリアのロジーナなどは最高です。ウィーンのツェルビネッタはもう化け物(失礼!勿論大絶賛の意です)の域。そして60歳を過ぎても完璧なテクニックと煌びやかな高音!まさに奇跡の歌い手です。40年以上のキャリアにも拘わらずデビュー当時歌っていた役をまだちゃんと歌えるのですから。彼女と同じ時代に生きていて本当によかったと痛感したコンサートでした。もっと聴きたかった〜〜〜〜〜。実は年齢的な面からも(聴きに行くのは)今回が最後になるかな・・・と思って出かけましたが、そんな心配はまだまだ先のようです。
 僕の今年度のコンサートは5月に2本、7月に1本とサロン的なもの、9月は横浜でオペラ、そして12月22日オペラシティでシューマンというのが今のところです。詳細が決まり次第また予定の方にアップします。

近況報告(3月23日記)

 春ですね。青森はまだ空き地や道ばたにほんの少し雪が残っていますが、それでも確実に春の足音が聞こえてきます。それからさまざまな異動や卒業、入学準備の時期ですね。
 僕は私立の学校しか勤めたことがないので人事異動といっても学園内での異動のみでした。東京の学校では高校から専門学校に移ってまた高校に戻って担任をしたり生活指導をしたり(その学園には7年勤めました)、青森帰ってからは最初高校にいて4年して今の短大の方に移ったという程度(4月で9年目になります)。公立の先生方は同僚や上司もガラッと変わるわけで、人間関係に慣れたり新しい学校の様子をつかむのにさまざまな努力や葛藤があるのだろうなあ・・・と想像します。離れた場所だと引っ越しもしなくてはいけないし。希望と不安が交錯する時期でもありますね、毎年3月・4月は。
 さて、なかなか更新もできずにいましたが、3月10日は無事「水車小屋」を終えました。ご来場下さった方、チケット販売に協力下さった方、広告を掲載して下さった企業・団体の皆さま、本当にありがとうございました。今回はお陰様で250人程度のお客様だったようです。恩師や仲間の先生が高校生に沢山声をかけてくれたので市内の制服を着た高校生が沢山聴きに来てくれました。さまざまな方の支えでコンサートを持つことができることを本当に有り難く思いました。「水車小屋」は深くさまざまな色合いを持った曲集なのでまた色んな発見があって楽しく演奏できました。
 翌週末には大阪に出かけていました。来週本番の合わせです。僕が前回参加できなかったので初めて8名全員+ピアニストが揃っての合わせ。結構緊張しました・・・。が、皆さんとても人柄もよくて実力派揃いだったので楽しく、成果の多い合わせができたと思います。こちらにいると音楽家・演奏家人口(プロとしての)の少なさを痛感することが多いので、今回のような場に加えていただくとさまざまに実力を持った優秀な歌い手がゴロゴロいることを身をもって体験できます。本当に勉強になるし刺激になります。自分を客観的に見ることができるのもありがたいですね。
 21日には僕の所と仲間の歌い手の門下の勉強会をしました。それぞれで感想を言い合いながら近くで演奏する緊張感を味わう、たとえどんなところでも「本番」を経験する、ということで去年から始めました。それぞれにさまざまな可能性を秘めているので伸びていって欲しいなあと思うと同時に、やり続ける、思い続ける難しさや心の通わせ方の大切さも僕自身が学んだ1日でした。
 25日はNHK文化センターの講座。助演の矢作さんがインフルエンザで練習に全く参加できなかったので内容を若干変更しての演奏となります。こちらも「やり続けるパワー」をしっかり持たないと!!!

近況報告(3月5日記)

 今朝大阪から帰りました。飛行機は伊丹空港が離発着で混んでいたのでなかなか離陸できず20分程度遅れての到着。大阪はあいにくの雨で青森は曇っていましたが夕方から雨が降り出しました。日本海側は荒れた天気のようでしたね。
 もちろん今回はピアニストと水車小屋の合わせ。相変わらず充実した、楽しい滞在でした。大阪に行くと留学時代の仲間と音楽合宿のように集中して出来るのでとっても嬉しいです。とは言っても大阪の仲間もみんな忙しいので「悪いなあ・・・」と思いつつ、つい色々甘えてしまいます。
 実は、僕は留学前までは関西や中国地方に対するアレルギーがありました。たまたま大学時代や東京での職場で自分と合わない(と自分が思ってしまった)人が何人かいたことで、すっかり偏見を持ってしまったのです。今から考えると何という浅はかさだったのだろうと思います。その偏見がきれいに取れたのはやはりこれもドイツ留学時代。オーボエ専攻やピアノ専攻、同じリートクラスに関西を中心に西日本出身の音楽家がたくさんいたことで見方、考え方がすっかり変わりました。みんな楽しくて、内面は繊細で、気も心も音楽もいい連中が本当に多いんだということを痛感しました。要するに出身地や学校やその人間性も色眼鏡や思いこみで視てはいけないんだ、ということを悟ったのです。それは自分も他人にそうした目でみられるのだということも。もちろん人間ですから、合う・合わないや好き嫌いはあります。でもそれによって考え方を変に固めたり、それ以外の人もそうした枠でとらえてはいけないのだということ。
 今は大阪大好き人間で、町を歩くのもだいぶ慣れてきました。梅田の地下街もほんのちょっとだけわかってきたかな・・・(でも難しくてよく迷う)。留学中に親しくなった仲間はもちろんですが、帰国してから出来た新しい仲間も本当に素敵な人ばっかり。そうした連中と久々に会ったり、食事を共にしたり、お喋りしたり、音楽したりすることはとっても楽しいものです。何事も変な壁を作らないことですね。吉本のNGKにも数回行きました。大阪名物の食べ物も大好きです。色んな縁で関西で歌うチャンスを戴いていることも感謝です。NHKの朝ドラ「芋たこ」も大好きで、大笑いしたりホロッとしたり毎日楽しみです。来週には友人夫妻が遊びに来てくれるのでとっても楽しみ。海の幸で対抗するしかないな・・・・・。

近況報告(2月28日記)

 早いもので明日から3月です。雪のない2月というのも相当不気味なものがありました。灯油代がかからなかったのと雪かきがなくて助かったことは本当に楽でしたがあちこちで異常が出ている話を聞くと不安になりますね。
 大学の方は授業はもうありませんが、卒業式や新年度に向けて動いています。
 「水車小屋」もあと10日に迫ってきました。20代のうちにこの曲集を勉強しておいて本当に良かったと思っています。師匠に「若いうちに色んな曲集を、色んなものをやりなさい!」と言われていたのが今更ながら痛感。20曲、しかも有節歌曲がかなりの数をしめるこの歌物語を今から暗譜で本番に乗っけるというのは相当大変だったと思います。先輩方には「まだまだ若い」と言われますが、やはり新曲の暗譜能力は確実に落ちています。学生時代や留学中に勉強した曲は久しぶりにやっても割と早くに元に戻りますが、この2〜3年新たに勉強したものは忘れるのも早い。「冬の旅」をやった時も相当きつかったですが、それは中身の表現ということに関して、また歌う上での精神状態、ということだったのですが、言葉の点でいえば有節歌曲が少なかったのと内面の表現から攻めていくとそれほどでもなかった気がします。まあ、ドイツリートの最高峰といわれる曲集に対する気構えもあったことは事実ですが。ところが「白鳥の歌」のレルシュタープの曲集などは思っても見なかった落とし穴があった気がします。それは素朴でシンプルな曲ほど歌詞が入って行きにくい!ということ。白鳥の歌はまだ息がつける場所がありますが、水車小屋はひとつの線で繋がっているので、それを今から、と考えるとそれこそ1週間でもどこかに籠もって外の世界を断ち切って臨まなければ無理だった気がします。日常生活があるのでやはり学生時代、ドイツ時代のように集中して音楽やリサイタルに臨めるわけではないですからね・・・。
 暗譜能力という点では、留学中や帰国してすぐあたりがピークだった気がします。勿論今ほど忙しくなかったことにもあるし、練習時間も今とは全く違ったこともあるのですが。でもドイツで生活して、ドイツ語にまみれていると歌詞、音のライン、その他諸々が留学前より格段に早く入っていった気がします。せめて(最低でも)2週間くらいの滞在をしに年に1〜2回はドイツに行き、向こうの人たちと接し、ドイツ語を喋り、同じものを食べ、空気を吸ったり作曲家に想いを馳せて、気持ちや内面、表現力を磨くことをしたいですね。

近況報告(2月19日記)

 2月半ばでこんなに雪がないというのは青森に帰って初めて。楽です、今年の冬は。何より灯油を沢山使わなくてすむのがありがたい限りです。
 先週末は大阪でした。長谷さんと「水車小屋」の初合わせ。偶然来日していたドイツ在住のピアニスト夫妻とも関西空港で会うことが出来ました。1月にドイツに行ったときに彼らには会いましたが、また1ヶ月少しで(短い時間でしたが)再会でき、夕飯を共にできてとっても嬉しかったです。僕がドイツ留学を終えて帰国する時は、藤村夫妻と今回会ったピアニスト夫妻がフランクフルトの空港まで送ってくれたのでした。空港で大泣きしたのを思い出します・・・。本当に5人仲良くしてましたから。
 さて「水車小屋」の合わせは充実して集中してプローベが出来ました。藤村さんが出演する「椿姫」もちょうど僕が着いた日に公演があったので見ることができ、とっても勉強になりました。若いキャストでしたが、皆さん舞台慣れしていて見ていても安心感があり、経験の豊富さを感じました。
 水車小屋は20曲からなる歌物語。音楽がつく前にも詩人(作詞)のミュラーも加わってお芝居としてサロンで楽しまれていたように、物語の筋がはっきりとしており、その情景がとても美しく、繊細で、時には狂気も感じられるような悲恋の物語です。シューベルトの時代のリートは現代のそれとは違って仲間が集まって一般家庭などで楽しまれていた身近な芸術なのでオペラティックな声、大げさな表現というのは必要ではありません。その分、心の表現やその曲の世界を聴衆と作ることがとても重要になってくると思います。現在のような大きなホールでドイツリートを味わうようになったのは彼らより随分後のことです。その時代、歌といえばオペラ、それ以外は民謡や軽く口ずさむような曲がほとんどでした。シューベルトが一挙に芸術の薫り高い、すばらしいものへと作り上げてくれたのです。リートを演奏するものにとってまさしく神様です。
 リートはさまざまなイマジネーションを与えてくれ、その世界を自分の解釈や好みによって作りあげていくことができます。音楽の中身や自分の思いを共演者と話し合いながら、あるいは演奏を通じて感じあいながら作り上げていく作業が僕はとても好きです。レッスンにおいてもその思いが習っている側に伝わって演奏が変わると本当に嬉しくなります。コンサート(本番)では自分の思い、表現がお客様に伝わって同じ時間を共有できたと感じた時は幸福感でいっぱいになります。オペラでは味わえないことです。勿論オペラならではの醍醐味もたくさんあるので、どちらがいい・悪いではありません。聴く側と演奏する側の好みです。その時の心理状態も大きく影響すると思います。こうした繊細で音の絵巻のような世界を沢山作れるように、色々な曲や作曲家の作品を歌い続けていきたいですね。
 シューベルトの三大歌曲集を40歳までに全部歌いたい、と2003年にそのシリーズを始めましたが、今回の水車はその2003年以来。2003年の本番の前には声帯ポリープで手術。ハラハラしましたが(周りにも心配かけました・・・)、逆に声の配分を調整したり、無理をしないように、声や喉も柔らかく使うようにということをよく考えるようになりました。健康あっての歌なので体調管理も随分昔より気を配るようになりました。前回やった時より少し別のものが見えてきた部分もあります。65分歌い通しというのは体力、精神力をとても必要とされますが、こうしたことができるのもリートを専門として勉強し続けてきたから、とこれまでのことに感謝、共に歩んできたさまざまな仲間のありがたさを痛感した週末でした。
 2月14日はお陰様でほぼ満席。毎年恒例になってもう3〜4年になります。朗読とリートのコンビネーションも好評でした。山崎さんの可愛らしいドイツ民謡集の朗読、長谷川さんの素晴らしい間と語り口のシューマン。休憩無しで連弾やシューベルト、シューマン、ブラームス、6手連弾! 盛りだくさんで楽しかった、とありがたい感想を沢山いただきました。アンコールでは両・名ピアニストの間に私が入ってのカルメン前奏曲。緊張でボロボロミスタッチ・・・。お客さんはウケてくれていました。もう一つのアンコール、デュエットでの「トゥナイト」も好評でした。ミュージカルはなじみ深いので少し入れるととても喜んでもらえます。レパートリー、増やさなくては・・・!

近況報告(2月9日)

 実は先週、先々週と風邪気味で東京のリサイタルの後はしばらく声もろくに出ない状況が続いていました。NHKの講座もVTR鑑賞に切り替えたり・・・。レッスンでは歌っていましたが、自分の歌をちゃんと歌ったのは昨日が(練習でしたが)久しぶりでした。昔はよく風邪をひいたり喉の調子を崩したりしていたのですがここ数年は風邪らしい風邪を引かずに過ごしていたので、ちょっとしんどい部分もありました。とは言っても熱も出なかったしだるいとかそんなことも何もなかったのですが、歌うときに自分の思うような声が出せなかったのがきつかったです。どうしても無理して少し絞って出す形になってしまいますから・・・。そうした場合にはやはり弱声や柔らかい声、ニュアンスに富んだ声を使えなくなります。ただテクニックを聞かせるというか、のっぺらぼうのような歌になりがちです。しばらく本番がないと思った途端でした。気の緩みですね。昔はしょっちゅうそうした状況を作っていてよく耳鼻科に駆け込んでいました。今でも調子がよくても東京に出たときには2ヶ月に1回くらいは原宿のかかりつけの先生に行きます。しばらく大丈夫だったので本当に久しぶりに地元の耳鼻科にも行きました。珍しくファイバーでなくても声帯を見てもらうことが出来ました。僕は「オエッ」となる反応が強くて声帯を見てもらうときは必ず鼻からのファイバーになるのですが、本当に珍しくそれを使わないですみました。この時期、マスクは手放せません。うがいもしっかりするようにしています。皆さんも気をつけて下さいね。
 よく聞かれることですが、歌う前の食べ物や練習量(声を出す時間)について尋ねられます。人によって千差万別だし年によっても変わってきます。僕は昔はすごくそうしたことにこだわっていましたが、最近は多少のことでは動じなく(?)なってきました。とにかく風邪を引かないように体調管理はしっかりとやりますが、ちょっとでもおかしいと思ったら早めに医者に行く、葛根湯を飲む。食べ物は前日はやはり四つ足の動物の肉を食べますね(焼き肉、ステーキ、豚カツが中心かな)。楽屋にもよく(東京ではお気に入りの店の)カツサンドを持って入ります。当日、歌う前はお寿司は控えます。歌っている最中に喉がひっついたりそれでなくても(会場は)乾燥気味なのにやたらお水が欲しくなったりするので・・・。あとは骨のある魚。喉に引っかかったら大変ですから。コーヒーやお茶はよく飲みます。でもこれも本当に人によって違います。僕の師匠は肉を食べるともたれたり体が重くなる感じがするので前日や当日は食べないようにしていると言っていました。この辺もそれぞれのこだわりがあって(こだわりがないという人も含めて)おもしろいものです。


近況報告(1月29日記)

 本当にあっという間に月日が経っていきます・・・。19日のリサイタルをやって土曜日に東京から帰り、日曜日には恩師の高校にお邪魔して吹奏楽の生徒(30名くらい?)の発声指導をし、モタモタしていたらあっという間に1週間が経っていました。
 恩師の高校には数回お邪魔して発声の基本やワンポイントレッスンをやっています。今回は少し間が空いたので全員が初めてだったと思います。みんな緊張したり恥ずかしがったりしていますが、音楽が好きな子達ばっかりなので本当によく話を聞き、一生懸命言われたことを実践しようと試みます。女声は何とほとんどが(歌を習ったことがないというのに)ハイCまで出していました。中には夜の女王のハイFやその上のGesまで出す子もいました。もちろん出れば即いい声、または専門的にやるべきなんてことはありませんが、さまざまな可能性を持っている子達だなあ、将来が楽しみだなあ、と思いました。みんなが音楽の専門家になる必要はないので、こうして音楽に親しんだ子達が将来親になったり社会に出た時に音楽の素晴らしさや良さを伝えて底辺を広げていってほしいものだと思いました。10年前にヨーロッパで知り合った吹奏楽をしている青森の(当時)高校生の中には音大に進んだ子も留学した子もいます。少しは僕も人の役に立ったり希望を与えられたりしているのかな・・・?
 故郷ではありますが、今こうして青森にいて教員をしていたり音楽活動をしているのが不思議に思うことがあります。本来は青森に帰ってくるつもりありませんでしたから・・・。最初はかなり戸惑いもありましたが最近は慣れてきたのと様々な(帰ってから知り合った地元の)素晴らしい友人、仲間、そしておいしいお店に囲まれて昔抱えていたような悩みはずいぶんと少なくなりました。開き直った部分も大きいかな・・・!?
 さて、目下3月10日の弘前での「美しき水車小屋の娘」全曲演奏会に向けての事務的な作業に追われています。今回のピアニストは長谷智子さん。1/19の東京でのリサイタルでも素晴らしいテクニックと音楽性を見せてくれました。思えば彼女とのリートデュオは10年になるんですね。留学中もレッスンや試験でずっとピアノを弾いてもらっていました。彼女は今兵庫県の西宮在住でご主人の藤村匡人氏とのデュオが多いのですが、水車小屋は初挑戦だそうです。僕は2003年にルーテル市ヶ谷センターでの本番、そしてCDレコーディング以来の挑戦。本当に大好きな曲集です。シューベルトの三大歌曲集はずっと歌い続けていきたいですね。

近況報告(1月23日記)

 相変わらず雪が少なくてちょっと気持ち悪い気がする青森ですが、しのぎやすくて助かっています。
 ドイツでは日本とのマナーや感覚の違いを沢山実感してきました。留学中は日本に一時帰国すると逆に感じていたこともあったのですが、すっかり日本式に戻っている自分を感じました。どちらがいいか悪いかはまた別問題と思いますが。
 まず、携帯電話。僕がドイツにいる頃はほとんど普及していなくて、町中で堂々と話す人もいませんでした。が、今はドイツは携帯天国。僕も3Gで海外でもそのまま使える機種だったのですが、メールは上手く送信できなかったり使えなかった部分もありました。が、やはり便利! DB(ドイツ鉄道)の1等車では携帯が使える(電波が届く)とのステッカーが誇らしげに張ってあり、あちらでは呼び出し音、こちらでは「Hallo!」と電話でしゃべりまくり・・・。携帯普及したての日本(東京)を彷彿させるものがありました。僕は海外での使用料金が通話もメールも高かったので極力使わないようにしていました。行列でもゆっくりあわてず順番を守って待っている、エコ精神などは見習うべきだなあ、と思いました。食べ物はパンはやはり美味しかったなあ。カールスルーエでは友人が鮭団子の豆乳鍋を作ってくれたり、ドイツの代表的郷土料理マウルタッシェンを作ってくれたりで、美味しく楽しくお喋りと食事が出来ました。アジア系の食材を扱うお店が増えて、町中でエノキダケやモヤシ、日本式の絹ごし豆腐が買えるのにはびっくり! 僕が昔住んでいたところの近くにその店ができていました。椎茸などは結構普通にあちこちで売っていました。
 本当にアッという間の一週間でした。空気を感じに行くことの大切さを改めて実感して帰ってきました。
 先週末、19日は東京でのリサイタル。何とか無事に終了しました。ご来場いただいた方、本当にありがとうございました。なかなかチケットが捌けなくて、準備にも充分時間が取れなくて苦労しましたが、ピアニストの長谷さんが本番4日前にわざわざ青森に来てくれて少し集中して練習が出来ました。が仕事で出たり入ったりが多く、バタバタしてしまったため僕も疲れを倍増させたり彼女にも落ち着かない思いをさせたりで申し訳なかったです。が、ずいぶんと集中してまとめられたのではないかと思います。日本歌曲は音を取るのが本当に大変でしたが概ね評判はよかったようで一安心。また新たな課題は沢山見つかりましたが・・・。長谷さんとは3月10日に弘前で僕にとっては5年ぶりの「水車小屋」を演奏します。

近況報告(1月17日記)

 雪も小康状態の青森です。12月のどか雪の時は今シーズンどうなるんだろうと不安でしたが今のところは本当に雪が少ない冬です。後が怖いですね。
 今回の旅行はオペラを見たり観光地を巡る、というものではなく、留学時代の、ドイツリートのエキスを吸いに行くのが目的の旅でした。フランクフルトの空港では飛行機の到着が遅れたためその日にドレスデンに入る予定がその最終の電車に間に合わず、やむなく夜行の急行でドレスデン入り。朝の6時にドレスデン到着というのっけからハプニング。でも友人夫妻は暖かく迎えてくれ、その日の夜は青森を去年夏訪ねてくれた友人達と総勢6名での賑やかな夕食となりました。ゼンパーオペラで歌っているドイツのクラスでの先輩、畑山扶美子さんとも2時間くらい会うことが出来、お喋りしました。日本人で勉強後もそのままドイツに留まって生活している、音楽で稼いでいる人たちは本当にすごいなあ、と尊敬します。大戦で壊れてしまい瓦礫の山だった教会も見事に再建され、かけらを集めて元通りにする、というドイツ人の根気良さに脱帽。教会ではちょうどオルガンの練習をしていて壮麗な音色を聞くことが出来ました。その後はドイツの新幹線でカールスルーエへ。ここでも友人夫妻が駅まで迎えに来てくれました。約4年ぶりの再会。音楽も、プライヴェートもずっとこうして仲良くできていることに本当に奇跡のような感動を覚えて彼らとの楽しい4日間を過ごしました。カールスルーエの町中は随分変わっていました。お店が本当に入れ替わったり新しいショッピングモールが出来たり。デパートの営業時間も随分長くなっていました。が、日曜祭日休みなのは相変わらず。未だにコンビニがないというものある意味すごいと思います。便利さを追求しすぎないのがいいですね、ドイツは。(続く)

近況報告(1月10日記)

 遅ればせながらあけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 私の年末から年始にかけては旅の連続でした。ほとんど青森の家にはいなくて・・・。しかし、とても楽しく充実していました。旧交を温めたり新しい出会いがあったり、休養もできたし、こうした年末や年始が過ごせることに感謝していました。懐かしい人に会えたりゆっくり深く色々と語れていっそう仲良くなった人もたくさんいました。ほんと、楽しかった〜〜〜。
 年末は大阪で19日のリサイタル準備。その合間に京都に友人のコンサートを聴きに行ったり、その仲間と日本酒バーに行ったり、おいしいおうどん屋さんやお好み焼き屋に行ったり・・・(練習の話が出てこなくてすみません!)大阪でまさしく「食い道楽」をしていました。大阪の連中にはよく怒られますが、実はあまり他の土地に行ってお寿司や海産物というのに興味がなくて(あ、でもお寿司はその店や土地で違うので好きですよ!)、粉モンや手の加わった料理、お肉やお野菜を上手に調理したものの方が好きなのです。海のものは実家が海の目の前で小さい頃から親戚や近所の漁師さんからよく新鮮な魚や海などもらっていたし、自分も海に潜って取ったりで見飽きているというのがあり・・・。すみません、また怒られますね!
 年末、実は母の実家で住職をしていた伯父が亡くなりました。とてもお世話になった伯父で可愛がってもらったのでとても残念でした。30日の仮通夜には間に合わず31日の火葬・密葬に参列しました。本葬は雪が解けてからしっかりやるようです。お寺さんなのでまた独特のようです。密葬でもお坊さんが10人以上お出でになっていて読経がすごかったです。音楽的に聞いてしまいました・・・。
 年が明け、2日には約4年ぶりにドイツに行ってきました。今回は仲間のいるドレスデン、充実した留学生活を送ったとっても大事な町・カールスルーエ、そしてハノーファーと1週間で回りました。留学から帰って今年で9年になりました。早いものです。留学から帰ってからはドイツに観光目的で行くことはなくなりました。作曲家ゆかりの土地もほとんど回ったし、それより元気をもらいに行くというか、仲間の活躍や近況をみて自分も頑張ろう!と褌を締め直しに行くというか、そんな感じです。ドイツ語もずいぶんと抜けていて「ヤバイ!」と感じまくり。やっと耳も口も慣れた頃には帰国・・・。年に1〜2回は行くようにしたいですね。
 今週末はお弟子さんの会が東京であります。自分で歌うのより緊張することが多くて・・・。みんな普段通り歌ってくれればいいなあ・・・!
 年末から年始の旅行記は次回に!

平成18年分

近況報告(12月11日記)

 雪のない島根や東京から戻ってきました。この時期出かけるのは緊張します。戻ったら雪がどのくらいあるのかな、とか家にはすんなり入れるかな・・・とか。今回はさほど雪は積もっていなくて雪かきなしで家に入ることが出来ました。でもやはり積雪はあって、雪国生活の厳しさを思いました。まあ、まだまだですが。今月末からは水道の水抜きもして出かけなくては!
 1年ぶりの島根はとても楽しかったです。担当して下さる事務の方々が沢山入れ替わっていて今回初めてお会いする方も多かったのですが、皆さんとても暖かく親切で本当に気持ちよく過ごしてきました。毎年お世話になるホテル松尾さんの料理ともてなしも暖かくて素敵でした。海の幸も青森とはまた違った種類、料理法で堪能。ピアニストの秦とは1年半ぶりの再会、仕事。その間に彼女はママになり、家庭、子育て、大学の仕事、ととても忙しく過ごしていたようです。ブランクを感じさせない立派なソロ、相変わらずのヴァイタリティー、持病の腰痛が辛そうでしたが、本当によく頑張っていました。アンコールでは彼女のアイディアで「大きな古時計」を連弾。レッスンではいつもピアノを弾いているし、ピアノを弾くのはとても好きなのですがお客さんを前に、たとえ簡単な曲でもとても緊張します。みんな僕が椅子を持って舞台袖から出ていき、ピアノを秦と弾き始めたのにはビックリしたようです。弾いている途中から歌にして最後はまたピアノの前へ。とても喜んでくれました。「冬ソナ」ブレークの年にはサングラスにマフラーであのテーマ曲をハングルで歌わされ(!)ました。楽しいしお客さんもとても喜んでくれますが、そのアンコールの緊張感といったら!!! でも本当にいい仲間だし、一緒の仕事は楽しいです。よく「大ボケ」もかましてくれます。早く子育ても一段落して本格的な音楽活動を再開して欲しいですね。頑張れ!
 結婚したり子育てしながら演奏活動をしている女性は本当にすごいと思います。「思い」さえあればパートナーの理解を得られたり向上できるものとは思うのですが、実際に家庭を持っていると色んな困難が伴うものではないかな、と思ったりします。現実問題、まだまだ「そこまでしなくても」とか「まだ勉強するの?」なんて捉えている人も多いように感じます。「これでいい」とか「音符さえ正確に演奏すれば」なんてこと絶対ないのに・・・・・。地方はこの辺の感覚から変わらないとダメですね。
 今回の島根ではイタリアものの有名どころも歌いました。イタリアものやオペラはリート、日本歌曲と全く違う声の使い方をする部分も多いのですが、どの国の曲でもやはり基本はベルカント。「ベルカント」の捉え方も様々と思いますが、やはり「美しい声」で歌わなくてはいけません。汚い声にお客さんはお金を払ってわざわざ演奏会場に足を運ぶわけではありませんから。ただ「声バカ」になるのはよろしくない! 同じ曲でも人によってその捉え方や感じ方が違うのでその歌い手の声や表情、解釈がどういった形で聴き手の心に入っていくかというのが大きな分かれ道だと思います。演奏家が思っていない形でお客さんが感じられることもあります。それが嬉しいときもあれば勉強不足を痛感することも。「スッコーン」と生理的に満足いくように声を出せることもあるのでそうした点でイタリアの歌も好きです。僕自身としては色々な細かい思いや表情を込められるリートがライフワークですが、お客様の側からはイタリアものをもっと聴きたいという声ももらうことが多いですね。まだまだリートの裾野が拡がっていないということもあるのでしょうが・・・。でも色んなジャンルを楽しめるのも、歌えるのも逆転の発想で外国人だから、日本人だから、と思っています。留学時代、師匠も同じようなことを言っていたのを思い出します。

近況報告(12月6日記)

 とうとう雪が降ってしまいました。それも一挙にどっさり。昨日は少し落ち着きましたが一昨日までは大変でした。青森市は全国の県庁所在地で最も降雪量が多い所だそうです。昨日まで除雪が追いつかず、道路は洗濯板状態。車に乗っていても遊園地のアトラクションのように大揺れでした。毎年、「もう少し上手に降ってくれないかなあ・・・」と無駄に願っています。
 早いものであと3週ちょっとで今年も終わり。アッという間でした。今年を振り返ってというのはもう少し先にすることにします。
 先週末は青森にいて友人と食事に出かけたり、自宅でレッスンしたりしていました。今週は明後日から東京経由で島根県の浜田市に行きます。毎年12月に島根に伺うようになって今年で5年目です。今回は初めて広島空港に降りることにしました。浜田からは萩・石見空港が最寄りですが、東京からは1日1便しかなく、伊丹からも1便。時間帯がちょうどうまくいかなかったり欠航のリスクを考えると毎年ちょっと緊張しながら行っていました。広島空港までも高速道路で2時間ということで便数も多く、リスクの少ない広島に降りることにしたのです。広島には去年友人のリサイタルを聴きに行きました。今回は時間がなくて広島で食べたり飲んだり出来ないのがとっても残念です。旅の楽しみといったら人との出会いやつながりも勿論大事ですが飲み食いですからね!
 来週末は大学の教員研修会と忘年会。授業は18日までですがその後も会議やらNHK文化センターの講座があり、22日夜には大阪に飛ぶ予定です。今年のクリスマスは大阪で、ということになります。仲間と賑やかに過ごしたいですね。1月19日のリサイタル準備なので遊ぶことをあんまり考えないようにしなくては・・・。ほとんど初めて舞台にかける曲揃いなので気合いを入れたいと思っています。東京では11月17日にリサイタルしたばっかりだからチケットの売れ行きがとっても心配です・・・。あ、年賀状も準備しなくては!

近況報告(11月28日記)

 怒濤のような11月が終わろうとしています。今月は急遽1ヶ月前に決まった11月4日のサロンコンサートを皮切りにプローベと本番に明け暮れました。もう遠い過去のことのようです。
 もっと地に足をつけてしっかりやって行かなきゃな・・・・。ちゃんとやってるつもりだけど終わってみると色んな思いがよぎります。
 今週末は珍しく青森にいます。島根と1月の準備をしなきゃ!
 ルーテル市ヶ谷の後は大阪に出かけました。友人の「ハイネ歌曲集」を聴きましたが、とても勉強になり、演奏も素晴らしいものでした。9月大阪のオペラでご一緒した方が沢山声をかけてくれてまるで地元にいるようでした。翌日はなんばで美味しいきつねうどん! 直接大阪から青森に帰るより羽田を経由した方が安いチケットが取れるので回り道。自称「旅の達人」です! 行きも函館から飛びました。マイルもせこくコツコツ貯めています。
 一昨日はNHK文化センターの講座。今回はクララ・シューマンの歌曲ということでちょっと通好みになった嫌いがありますが・・・。前回の「魔笛」の半分ほどのお客様でした。が、いらして下さった方はとても熱心に耳を傾けて下さっていました。もう13回目になりました、このシリーズも。我ながらよくここまで続いたなあと思います。ネタ探しは結構苦労しないのですが、オペラはアンサンブルの組み方がちょっと大変だったり歌曲はどの曲を歌うか、歌いたい曲が多すぎて困ることがあります。東京や大阪の仲間がせめて盛岡あたりの距離だったらなあ・・・といつも思います。
 来年の予定もそろそろ埋まってきました。バテないように、迷惑がかからないように、楽しくこなしていきたいですね。
 3月には大阪の仲間と男声アンサンブルの一員として(去年?)新しくできた素晴らしいホール、兵庫県立芸術文化センターで歌います。チケットはもう完売だそうです。総勢8名。皆大阪で第一線で活躍している仲間。青森から一人出かけて行ってせっかくのいいアンサンブルを乱さないようにしなくては!!!

近況報告(11月20日記)

 寒くなりました。青森は今日雨模様ですが、まもなく雪に変わることでしょう。
 17日はルーテル市ヶ谷センターで毎年開催している自主公演のリサイタルを無事(?)終えることが出来ました。たくさんの方にお出でいただきました。本当にありがとうございました。今年はプレトークも復活させて、なじみのない曲でも少しでも近づいて聴いていただきたいと10分ほど演奏前にお話しさせてもらいました。概ね「受け入れやすくて聴きやすくなるのでいい」という反応をいただきました。シューマンの作品はピアニストとのアンサンブルや内面の表現といった点でシューベルトとはまた違う難しさと楽しさがあります。「ケルナー歌曲集」などはもっともっと歌われていいと思うし、僕自身もこれから積極的に歌っていきたいと思いました。数年前に仙台で聴いた師匠の歌う「秘やかなる涙」の感動を思い出します。
 コンサートには遠方からもたくさん友人が駆けつけてくれました。青森からは講座の受講生の皆さんも何人も出かけて下さいました。そして教員をやる直前まで燃えながら(!)超楽しんでいたバイトの仲間も来てくれました。18年ぶり! 終演後には本当に盛り上がりました。時間が足りなかった・・・・・。反省も多々ありますが、昔苦しんでいたことが今は楽に出来るようになった部分もあるし、逆に怖さを知ってそれにつぶされそうになったり、とやはり本番には魔物が潜む、というか生モノ、水モノだなあと思います。
 今週は友人の歌う「詩人の恋」を聴きに出かけます。とても楽しみ。同じ歌でも本当に解釈や表現が違います。また違わなくてはそれぞれが歌う意味がありません。無理に人と違わせようと奇をてらう必要はありませんが、自分の感性、心と対話をして内からあふれ出たものが人に伝わるような演奏が出来ればそれが一番と思います。週末はクララ・シューマンの講座。12月はまた毎年恒例になった島根での演奏会です。詳細は追って載せますが、来年3月には兵庫県芸術文化センターで男声声楽アンサンブルのメンバーとして歌いに行きます。そして2年間お休みしてしまいましたが9月には横浜でのオペラも控えています。今年は「ファウスト」。フランス語です・・・。どうなることやら。パリ生活が長かった友人に教わります!

近況報告(11月6日記)

 秋晴れに恵まれた連休から一変、雨模様の青森です。
 11月4日は松川さんに青森にお出でいただき、吉田さんと3人でサロンコンサートでした。会場は青森公立大学のキャンパスにある国際交流ハウス。とても気に入っています。が、難を言えば雨が降ると雨音が演奏の邪魔してしまう時があること、グランドピアノが小型で調整もあまりよくされておらず、演奏会で使用するには難があること、真ん中に柱があり、死角が多くできること・・・・等ですが、ガラス越しに緑は見え、木をふんだんに使っているので音響はすごくいいし、市内から離れているので静かな環境で落ち着きます。マイナス点も工夫してなるべくお客様にいい形になるように考えて使っています。お客様用の駐車場の心配もしなくてすみます。もともと演奏会用に作った会場ではないので、それを考えると上出来だと思って使わせてもらっています。
 お客様は沢山お出で下さって超満員でした。色々な方々がお出で下さってとても嬉しかったです。歌い続けれられる幸せと様々な方に支えられている幸せを噛みしめていました。
 今回はシューマン夫妻のリートから始め、田中利光先生の作品を3曲。CD化もされている「風合瀬いか焼き村」は事実上の初演。作詞の佐藤立治さん(元県出納長、県水産関係の重鎮)もご夫妻でお出で下さり、CD化に向けての一切を取り仕切って下さったFM青森の社長、そして遠路はるばる深浦町の風合瀬漁協からは7名もお出で下さいました。ピアノ伴奏バージョンは初披露です。松川さんのリズム感や音色が光ってとても楽しく歌えました。そして随分前に作曲された曲のようですがRAB青森放送の委嘱作品である「リンゴの花に寄せて」。とても静かできれいな曲でした。この2曲は二重唱。その後僕がソロで「ある日春がやってきた」を歌いました。田中先生によるとこの曲は演奏された記憶がなく、初演だろうと言っておられました。しっとりしたとても素敵な小品でした。田中先生の作品はとてもきれいでメロディーも美しいのでどんどん歌っていきたいと思っています。1月には東京で初演の曲もあります。活動予定に詳細を載せました。前半の最後には「魔王」。松川さんのパワーアップした前奏で大ノリで歌いました。でも「魔王」は歌も本当、疲れます・・・。
 後半は珍しく松川さんがソロを弾いてくれました。伴奏とソロ両方を同じステージでというのはなかなか大変なものです。青森にも松川ファンは多く、「是非青森でまた!」のリクエストに応えての今回の来青でしたが、超有名曲をしっかりと全楽章弾いてくれて、お客様はとても喜んで下さっていました。そしてフィガロの結婚抜粋。伯爵を歌うことが多いので久しぶりにフィガロを歌いました。が、大学時代に勉強した曲は抜けずに歌詞が早く戻ってくるもので、自分でも驚きました。
 ご来場下さった皆さま、スタッフとしてたくさんの力仕事をしてくれ、気配りをしてくれた弟子の皆さん、お花を下さったり様々に応援して下さった皆さま、終演後の懇親会にご参加下さった皆さま、本当に、本当にありがとうございました。感謝、感謝です。大入り満員は超久しぶりだったのでそちらも併せて感激でした。
 さあ、これからは17日にむけて全力投球です。集客は心配ですが、思いっきり自分の音楽を作れる舞台にしたいと思います。今週末、合わせで東京に出かけます。

近況報告(10月24日記)

 グッと寒くなりました。初雪が刻一刻と近づいている気がしてちょっと気が滅入っています・・・。とにかく青森市、特に僕の住んでいる地区は雪が多くて冬は闘いです。「雪と共存しましょう」とか「プラス思考で雪をとらえましょう」などキャッチフレーズがよく流れますが、そんな格好いいことは言ってられないのが現状です。
 さて、先週末は弘前市でサロンコンサートでした。このところ毎年何らかの形でご一緒しているギタリストの尾尻雅弘さん、メゾの吉田さんと3人での名曲コンサート。会場は「石のむろじ」さんという墓石屋さんのショールーム。暗い雰囲気は全くなくて垢抜けた、とても素敵な場所です。社長さんが大の音楽好きとのことで春〜晩秋にかけて毎月2〜3回のコンサートを主催して貸しスペースとしても活用しています。僕達が演奏したときは同時に絵画の展覧会も行われていました。お客さんは20数名でしたがとても熱心に聴いて下さり、響きもとても暖かくて、なまじ変なホールよりよっぽど良かったように感じました。あまり大きく宣伝して沢山の人に来てもらって採算をとる形ではなく、気のおけない方々と少人数でアットホームにゆったり聴きたいとのコンセプトのようで、それはそれは素敵な会場、社長さんでした。6歳になる息子さんも大人しく良く耳を傾けていました。尾尻さんは車で軽井沢から駆けつけてくれました。古楽器モデルと通常(とはいっても彼のギターは低音用に弦が1本多い形です)の2本の楽器を駆使して我々の伴奏に、ソロにと大活躍をしてくれました。
 今週末は青森県高等学校総合文化祭の引率。青森明の星ホールで僕が奉職している系列高校の弦楽アンサンブルが演奏します。
 そして来週はしばらくお休みしていた「しゅーばるてぃあおもり」の第5回目。松川さんが来てくれてサロンコンサートです。青森で松川さんと名曲コンサートは久しぶりの感じがします。先週水曜日、18日の東奥日報夕刊に小さく案内記事が載っています。親しみやすい、いいプログラムなので沢山の方に来ていただきたいですね・・・。

近況報告(10月16日記)

 青森は秋らしい、爽やかな天気です。大分涼しくなりました。先週八甲田経由で十和田市まで出かけた際には紅葉がきれいになり始めていました。今週が一番の見頃でしょうね。
 先週末には土日と東京でした。11月のリサイタルの合わせです。
 詩人の恋は今回が何回目かで舞台にかける作品ですが、ケルナーの歌曲集はまとまって全曲は初めて。もともと全曲をリサイタルにのせることは少ない歌曲集ですが、独特の曲の雰囲気、俗っぽく頻繁に演奏されていない分僕にとっては凄く新鮮で、味わい深い作品に感じます。学生時代や若い時に1回でも本番にのせている作品はそんなに苦になりませんが、ここ2〜3年、新しくまとまって舞台にかける作品の暗譜はものすごいパワーが必要です・・・。だから若いうちはがむしゃらに色んな曲をやっておかなくてはいけないんですね・・・。今の年齢に甘えないように、しっかりとドイツ語を体の中に入れていきたいと思います。
 1月には東京で友人とお弟子さんの会もやるのでその打ち合わせもして来ました(1月13日四谷区民センター)。青森から僕の所で勉強している5人を引き連れていくのですが、彼らにとっては東京でソロで歌うこと、音大生や音楽大学で教鞭を執っている僕の仲間に聴いてもらうことは何よりもの刺激になっているようです。こうした交流というのも本当に大切ですね。そこからまた人の輪が拡がって音楽観や人生を広がりのある、楽しいものにしてくれると思います。
 今週末は金曜日に「青森大学オープンカレッジ」での叙情歌の講座。皆さん明るく元気に歌って下さいます。この講座も年2回ペースで7年ほど続いています。そして土曜日は弘前でのギターとのサロンコンサート。墓石屋さんのショウルームでですが、社長さんが大の音楽好きでさまざまな音楽家を呼んでコンサートを開催してくれています。墓石屋さんといっても全然そうした感じではなくてとっても素敵な雰囲気です。日曜日に開催予定のNHK青森文化センター主催のディナー付コンサートは参加者不足のため残念ながらキャンセルとなりました。お申し込み下さった方、本当にすみません・・・。
 11月4日のサロンコンサートはリートにオペラ、ピアノソロに日本歌曲と盛り沢山で楽しいコンサートになると思います。是非お出かけ下さい。

近況報告(10月7日記)

 全国的にあいにくの大雨です。
 この週末は学園祭の学校が多いと思いますが、なかなか大変な時にあたりましたね。私が勤務する青森大学・青森短期大学も今日明日と大学祭なのですが、模擬店は中庭の屋外で出来ず、屋根付の渡り廊下が準備の学生でごった返ししています。
 4日には弘前に出かけ、僕が青森に帰ってきて間もない頃よくご一緒していただいたピアニストの帰国リサイタルを聴いてきました。彼女は地元の国立大学、院を出て高校で非常勤講師をしていたのですが、一念発起してドイツ留学した努力家の女性です。プログラムはシューベルトにシェーンベルク、ファリャ、ヴォルフといった本格的なもの。彼女のドイツ留学の成果が如実に感じられ、リートデュオをしての曲への切り込みの深さが感じられる素敵なリーダーアーベント(歌曲の夕べ)でした。専門性を持って自分の好みや適性に応じたジャンルを深く掘り下げてこだわり、それと並行して大衆にもクラシックの良さを分かってもらえる名曲コンサート的なものも呈示していく、といったことがもっともっと拡がって欲しいと思うし、演奏する側は常に自分をチェックし、ハッタリや声○○にならないように研鑽していくべきだと僕は思います。これからの彼女の弘前を中心とした音楽活動を通して裾野が広がり、もっと自由で謙虚な音楽家の交流、ひいては地元青森と東京、ドイツ、他の色んな地域との交流がもっと盛んに出来ていけばいいなあと願っています。さまざまな交流を通じて得ることは計り知れないくらい大きいと思います。コツコツとやっている方は大勢いると思いますが、その努力や効果、成果を今ひとつしっかりと評価しない傾向があるように思うのは僕だけでしょうか(さまざまな場面で「津軽の足ふぱり」を感じることが多くて・・・。僕自身地元は大好きだし、素敵な方、優秀な方もいっぱいいるのに、津軽の悪い気質で物事を捉える一部の方のお陰でその成長が阻まれることが多いのは本当に残念に思う今日この頃です。ずっと前ですが、地元の有力紙・東奥日報にも本県出身で東京在住の大学教授がコラムで同じような内容を寄稿していました)。さまざまな見方や捉え方があるのは当然です。しかし固定概念や先入観、人の悪口(噂)や評価に左右されずに自分自身で客観的に人物も音楽も評価できる、変に壁を作らない、自由な精神からいい芸術が生まれ育っていくものだと思います。
 前回の近況報告にも少し書きましたが、11月4日にはピアニストの松川さんが青森まで出かけて下さり、サロンコンサートを開催できることになりました。去年までは「シューベルト三大歌曲集シリーズ」でお出でいただいていましたが、今年からリートデュオの自主公演は東京1本に絞ったので、青森では名曲によるサロンコンサートにすることにしました。活動予定も併せてご覧いただければと思います。
 めっきり気温が下がってきました。風邪などひかれませんように、食欲と芸術の秋を堪能して下さい。

近況報告(9月26日記)

 皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 9月21〜24日は大阪にオペラで出かけてきました。オペラといってもピアノの伴奏で抜粋でしたが、ポイントとなるアリアや重唱はあまり省かず、物語はナレーションで追いながらの公演でした。昨年3月に青森で公演したのが大阪で合唱もつけて再演することが出来、感無量でした。「コシ・ファン・トゥッテ」は本当に大好きなオペラなのです。大学生の時はドン・アルフォンゾを歌いましたが、今はグリエルモを歌っています。年取ったらまたアルフォンゾを歌いたいですね。デスピーナだけ変更になりましたがあとは青森公演のメンバー。アンサンブルは更にまとまってきれいになったように思います(自画自賛・・・?)。200名ほどの小ホールでしたが、ほぼ満員。ノリとウケの良さは「さすが大阪!!!」と感心しました。大したことない演技でも大いに笑いを取れて、とても嬉しかったです。大阪組の皆さん、合唱団の皆さん、本当にお世話になりました。そして知り合いが青森、山口、岡山、横浜からと出かけて下さいました。感謝、感謝です。
 これからは10月にサロンコンサートもありますが、11月のリサイタルに向けてしっかり準備していかなくてはと思っています。まだチラシが出来ていませんが、来年1月19日にはめぐろパーシモンホール(小)でもリサイタルがあります。こちらは長谷智子さんのピアノ。青森とドイツ以外で彼女と歌曲の大きなリサイタルは初めてです。シューベルトとヴォルフのゲーテ歌曲に青森出身で国立音楽大学名誉教授の田中利光先生の歌曲。サロンコンサート以外でまとまって日本歌曲を歌うのも初めて。昭和30年代〜40年代にわたって書かれた曲に初演の作品もあります。音楽作りがとても楽しみです。
 大阪では美味しい豚カツや洋食、うどんを堪能し、今回安チケットで移動するために乗り換えた仙台で牛タンを思いっきり食べてきました。旅の最大の楽しみはやはり食べ物ですね。出かけたときに思いっきり飲んで食べて、青森では節制する・・・というパターンが多いです。とは言っても青森でも思いっきり食べたり飲んだりしていますが・・・。
 移動の際はどう効率よく、体力も温存して安く動けるかに凝っています。それからマイルの貯金。航空会社やJRの情報はとにかくマメに、共演者を青森に呼ぶ際の手段も熟考します。1カ所に落ち着いてじっと留まっている、という性分ではないのでそれもとても楽しいです。旅は大好きですがその後の虚しさや虚脱感が何ともいえず辛いときもあります。それをはね飛ばすためにも予定が詰まっているとホッとすることも多いですね。
 11月4日にしばらくお休みしていた「しゅーべるてぃあおもり」を開催できることになりました。松川さんが青森まで出かけて下さってのサロンコンサートです。詳細が決定次第活動予定に載せたいと思います。

近況報告(9月15日記)

 めっきり秋らしくなりました。「芸術の秋」より「食欲の秋」に走らないように気をつけなくては・・・・・。
 先週は金曜日に大学の教員研修会があり、土曜日に東京に飛びました。親友でコンサートもよく一緒にする松川氏がオーチャードホールでのコンサートに出演するというので久しぶりに東京のコンサートに出かけました。出演は今話題で旬のソリストの方々。演奏も勿論ですが、僕はトークが入るコンサートの時はそちらを注意深く聞くことも多いです。間の取り方、言葉遣い、スピード、その他諸々・・・。それを自分がトークする時に生かすのです。一昔前の堅苦しい形のコンサートや堅苦しい内容の話ばかりではなく、クラシック初心者にも解るように、親しみやすく、時にはジョークや世間話をしながら、というスタイルもとても多くなって来ています。最近の若手〜中堅の演奏家は、演奏はさることながらトークも実に上手い人が多いと思います。どうやって絡むのがお客様にとって心地いいのか、お客さんに媚びすぎたり話がとりとめがなくなりすぎたり、お話が入ることによって嫌みになったりコンサートの流れがとぎれないように、という工夫をするよう、またそれらが自然に身に付くように心がけています。そうした点からも今回のコンサートはとっても勉強になりました。演奏は皆さん勿論素敵でしたし、我らがピアニスト、松川氏は「さすが!」でした。11月のシューマンがとっても楽しみです。
 翌10日はその松川氏と逗子で童謡の会の歌唱指導と演奏。参加されていた方の年齢は比較的高い方が中心でしたが、とっても明るく、元気に、大いに歌って笑って下さいました。ホールには250人位いらしていたように思います。上手く舞台と客席がコミュニケーションが取れてあっという間の2時間でした。「しっかりなまって“どじょっこ・ふなっこ”を歌いましょう!」がメインテーマになってしまった感が・・・。津軽弁の馬鹿な話までしてしまいました。一番笑っていたのは後ろでピアノに向かっていた松川氏かも・・・??? 紹介してくれた友人の顔をつぶさないよう、松川氏と上手くコミュニケーションが取れるよう、いつになく緊張した歌唱指導でしたが、終わってみると楽しさと充実感があったように思います。八戸出身という会員の方がわざわざ楽屋まで訪ねて下さいました。こうした素直な反応はとっても嬉しくありがたいものです。
 11月に歌うシューマンの合わせもしました。シューベルト三大歌曲集は1回ごとにお客様が増えていって下さったので、とても嬉しかったです。今年はどうかな・・・。演奏会当日はお客様の入りはあまり気にせず、開き直ることもできるのですが、やはりお客様が多い方が張り切れたりテンションが上がることも多いので1人でも多くの方に会場にいらしていただきたいですね・・・。そのための努力は事前にたくさんしておかないとと思います。

近況報告(9月3日記)

 先週は色々と動いた週でした。NHK文化センターのオペラ講座はたくさんの方に来ていただきました。テノールが入るとアンサンブルの幅が広がります。秋本君には去年もこの時期大阪から来て手伝ってもらいましたが、この1年で本当によく勉強して上手くなりました。びっくりでした。29日は鰺ヶ沢のグランメール山海荘でサロンコンサート。何とテレビの取材が入り、テレビ東京系列の全国ネット「極上のOff〜クラシックの香り(仮題)」の中で紹介されるようです。演奏には色々なハプニングがあったのでどんな風にとられたのかちょっと心配・・・。9月30日の16:00にテレビ東京系列で放送させるようです(あくまで予定)。
 翌30日はちょっと深浦に足を伸ばし「風合瀬いか焼き村」へ行き、新鮮な魚を買って大阪へのおみやげに。吉田さん、秋本君と3人で伊丹空港へ飛び、そのまま旭区のホールへ。出演者全員が揃っての立ち稽古と合唱絡みの稽古でした。モーツァルトの音楽は本当にいいですね・・・。魔笛、コジと続けてやってまたまたそんな思いを今更ながら持ちました。大阪は1泊のみで青森に31日に帰り、9月1日は弘前へ。日頃お世話になっている先生方と楽しい夕餉をいただいて恩師のお宅に宿泊。昨日は夜地元の演奏団体のコンサートを聴きに行きました。今週末は大学の教員研修会。その後東京に飛んで「逗子童謡の会」の歌唱指導と演奏があります。
 それにしても最近のコンピューター、テレビ、携帯電話・・・さまざまな電子機器の進化はすごいですね。携帯のメール送受信がうまくいかずイライラして昨日機種変更をしました。3Gにしたので海外でもそのまま使えるように。僕はVodafoneを使っていますが、10月からSoftbankになるとのことでものすごい勢いでアンテナを立てたりシステムの進化をしているのだそうです。僕の方はというと、細かい機能を如何に使えていないことか・・・。訳わからないこともどっさり。便利になりすぎてそうしたことが犯罪や悪い方に使われることに心を痛めますね。そんなに昔は機械音痴でなかったはずがドイツから帰ってきてからはトンとダメになりました。

近況報告(8月21日記)

 昨日、サウナのような大阪から朝晩はめっきり涼しくなった青森に帰ってきました。大阪では充実した音楽稽古ができましたが、昨年3月やった役の歌詞が(時には音も)何と抜けていること・・・。悲しくなりました。今回はフルメンバーそろっての稽古はできなかったのですが、お互いのハーモニーや段取りの確認ができ、稽古の後のコミニュケーションがとても充実していたことが何よりでした(単なる飲みと美味いもの食い荒らし大会ですが・・・)。大阪の公演は青森よりも縮小して演奏し、ナレーションとデスピーナが変更になります。色々な土地にさまざまな仲間が増えていき、卒業した学校や環境、専門が違っても音楽感や人生観、音楽に取り組む姿勢や想いが重なって、さまざまな可能性が広がっていくことはすばらしいことだと思います。そうした活動、たとえ単なる飲み会ででも音楽論をぶつけ合ったり解釈を話したりお互いの演奏を聴きあったりということは、この年代になってくると何よりもの財産と成長の機会を与えてくれるものだと痛感します。井の中の蛙、お山の大将になることなく、謙虚に貪欲に音楽を追究していきたいものです。さまざまな師匠や仲間、恩師が与えてくれた教えや刺激をどう自分で料理するか、人にはできない、自分の思いや解釈をどう織り込んでいくのか、持っている声帯や身体を一番生かす発声をしながら声の大きさや音域だけではない魅力を作る、ということが僕の今置かれている年代に必要なことかなと思っています。それが独りよがりにならないように、歴史的背景や詩の解釈、ピアノや共演者とのコミュニケーション、そして何よりも人前で演奏する時のテンション。これらを上手く融合させて人の心にしみる演奏をしていきたいものです。


近況報告(8月12日記)

 日本全国、お盆休みに入りました。里帰りしたり旅行に出かけている方も多いのではないかと思います。僕は明日実家に戻り、父親の墓参り。1泊だけ故郷の旅館に泊まってすぐ青森に戻り(仲間の一家と一緒です)、大阪へと向かいます。大阪ではコシ・ファン・トゥッテの稽古と8月の青森でのコンサートの練習。夏休みくらいじっくり腰を据えて勉強しなくては!と気を引きしめえています。
 青森ねぶたの期間は青森も猛暑でしたがここ2日くらいでぐっと涼しくなった感じがします。やはりねぶたが終わると涼しくなってお盆過ぎるともう秋の足音・・・という定番のパターンでしょうか。モタモタしていると雪の心配です。原油高騰で今からゾッとしてます。
 今年はねぶたに2組のお客様がおいでになってご案内しました。僕自身は8月5日、審査の日に青森山田学園のねぶたに提灯を持って参加しました。今年はわが学園のねぶたは最高賞にあたる「ねぶた大賞」を受賞! 審査の日に僕が出たからだ、と勝手に鼻を高くしています。おいでになったうちの一組はドイツからのお客様で久しぶりのドイツ語に大脳がフル回転していました。
 秋のコンサートの準備や冬の予定も徐々に見え始めてきました。10月はギタリストの尾尻雅弘氏とジョイントコンサートを弘前と青森で、11月はシューベルト三大歌曲集の続きとしてシューマンの連作歌曲を東京で、1月にも東京でソロリサイタルが入る予定です。1月はシューベルトとヴォルフのゲーテ歌曲集に先日大変お世話になった田中利光先生の作品、といった今までコンサートにのせたことのない曲でリーダーアーベントに挑戦するつもりです。ピアニストは長谷智子さん。ドイツや青森では数々のコンサートで共演していますが、東京では初めてです。とっても楽しみ。9月9日には神奈川県の逗子に童謡を歌う会の指導に行きます。残暑厳しき折、皆様体調管理に留意され、元気にお過ごしください。


近況報告(7月31日記)

 夏本番、皆さまいかがお過ごしでしょうか。青森は明後日から日本の火祭り・青森ねぶたが始まるというのにそれほど気温は上がっていません。
 先週土曜日は西海岸の深浦町に出かけ、道の駅のテーマソング、「風合瀬いか焼き村」の完成披露セレモニーに出かけてきました。私が勤めている学園の高校(青森山田高校)が吹奏楽を担当、私と数々のコンサートをご一緒していただいているメゾの吉田さんと一緒にCDの録音をしたのでした。その風合瀬(「かそせ」と読みます)の道の駅にも立ち寄ってきましたが、自分たちの歌が店で流れていて何ともバツの悪いこと・・・。道の駅自体は豊富な海の幸と地元のお母さん達手作りの野菜や海産加工品、お総菜などが並んでいてとても楽しく、美味しそうで客の利便性もしっかり考慮し、順調な売り上げと好評を得ているのがよく分かりました。その販売促進とイメージ作り、そしてみんなで歌える歌を、ということで青森県の道の駅としては始めてテーマソングを作ったそうです。作詞・作曲とも一流の先生の手になる爽やかな、とても素敵な曲でした。昨日、7月30日の東奥日報誌にその記事が掲載されています。祝賀会では見るだけでおなかがいっぱいになるような巨大マグロが一匹そのまま調理され、大トロ、中トロ、赤身を好きなだけ(というか、もう沢山というだけ)ご馳走になり、お土産に新鮮なまますぐパックにしたもずくを頂いてきました。お膳が振る舞われましたが、地元のお母さん達の手作りとのことで、でもプロが作ったような品数と味、食材の豊富さに感動しました。
 深浦町の風合瀬地区は町や漁業組合、小学校や自治会など地域が一体となって観光や産業に力を入れ、みんなで子ども達を大事に育てて自分たちの住んでいるところを盛り立てていました。とても気持ちが暖かくなって帰ってきました。高校時代の同級生が小学校に勤めているとのことで声をかけてくれ、22年ぶり(位)の再会! びっくりしました。
 昨日、30日はいつもお世話になっている浅虫温泉・ホテル松園の女将のお誘いで、ホテルで開催されたインドネシア・バリ島の伝統音楽・舞踊「ガムラン」の鑑賞に出かけてきました。東京の教師時代に一度バリ島には行ったことがあります。が、そうした音楽や舞踊を見た気もするし、タイで見たんだかどうだったのか、何とも記憶は怪しく・・・。でも意識してちゃんと見たり聞いたりしたのは初めてで、とてもおもしろく、楽しく鑑賞しました。なかなか青森ではそうしたチャンスも少なく、加えて自らあまりエンターテイメントの情報を仕入れたり積極的に出かける方ではないので、昨日はとても新鮮で、様々な形で青森の文化を活性化させようと頑張っている音楽関係者を目にすることができ、嬉しく、また刺激になりました。
 今日はこれから同じ学園の系列校、この夏3夏連続で甲子園に出場する青森山田高校野球部の激励会に出席です。
 ねぶたには昨年も訪ねてきてくれたドイツの友人夫妻とお世話になっている神奈川の先生(医師)が鑑賞に訪れます。僕自身も学園が出陣するねぶたに参加する予定です。

近況報告(7月26日記)

 雨の被害が全国的に深刻で、それに比べると青森は雪に悩まされるものの気候的には恵まれているのかも、とNHK文化センターの受講生の方々と話しておりました。今週には関東も梅雨明けですね。
 今日、弘前出身のピアニストでリートを勉強に行っている仲間から修了試験に合格して8月末に帰国するとのメールが届きました。彼女は僕より勿論大分年下ですが、僕が帰国してまもなく知り合った地元の大学卒業のお嬢さんです。社会に出て演奏活動もしていたのに「やっぱり本物をしっかり勉強したい!」と3年ほど前に留学したのでした。僕も東京で7年教職に就いてから意を決してずっと夢であったドイツに渡ったわけですが、自分では当然のこと、というか後悔のないように、思いっきりただがむしゃらにやってきた感じ。それを彼女も同じような思いを持ってさまざまな困難を乗り越えてまた青森に帰ってくる、というのは本当に嬉しく思います。しかも同じ専門、ドイツリートのクラスに在籍して最高の成績でその課程を終えたとのこと(師事した先生も学校も違いますが)。留学しただけで何かを得る、とか自動的に上手くなる、というわけでは勿論ないのですが(そう勘違いしている人も沢山います)、その作曲家達が過ごしていた土の上で生活する、その言葉を喋って日常を過ごすというのはクラシック音楽を演奏する人間にとって大きな糧になることは確かだと思います。その空気を彼女のような若い音楽家もどんどん地方に拡げていって欲しいものだと思います。10月4日には帰国リサイタルを企画しているようです。
 僕もそうした空気をもらいながら、できればまた、たとえ1週間でも10日でもドイツに行って、その空気を吸って、ドイツ語を喋って、美味しいビールやワインを飲んでソーセージやハムに舌鼓を打ちながら、よりよい音楽を創っていけるようにしたいものです。


近況報告(7月19日記)

 全国的に豪雨の被害がニュースで報じられていますが、青森は爽やかな快晴です。早く梅雨が明けて本格的な夏に突入したいですね。
 先週末から今週にかけてはあちこち動き回っていました。
 14日の金曜日は朝から「青い森アリーナ」に行って歌っていました。とは言ってもコンサートやオペラへの出演ではなくて「全日本クラブ卓球選手権」開会式での「君が代」。吹奏楽の伴奏で「国歌斉唱」の先導のソロでした。その後大学で授業をして夕方はNHK文化センターの講座と10月のコンサートの打ち合わせ。それから弘前へ出かけ、お世話になっている先生のお宅へご招待を受けていたのでそちらに出かけて会食(10人ほどの会でした)。夜は弘前市内の新しいホテルに泊まって翌日は秋田県鹿角市での名曲コンサート。普段のコンサートとは全く違う雰囲気でリートやオペラを歌いました。打ち上げは山をまたいで隣県の岩手へ行き、松川温泉(結構秘境でした!)に宿泊。翌日は早くに出て青森空港から伊丹を経由して四国・松山での集まりに参加してきました。四国へは20年近く前に徳島に行ったことがありますが、愛媛は初めて。路面電車が走り、お城もあり、坊ちゃん電車や道後温泉も何とも風情に満ちた町でした。ドイツもそうですが、それ以上に日本は地域によってさまざまな文化や気候の違い、食文化の多彩さでおもしろい所だなあと感じます(今はドイツに無性に行きたくなることが多いのですが・・・)。久しぶりに歌わなくていい旅だったのでちょっとのんびりと気分転換が出来ました。
 帰ってきたらさまざまな用事が山積! 秋のコンサートのプログラミングも進めています。コンサート(特にサロンコンサートや名曲コンサート)では、季節感やお客様の層、その時々のニーズ(主催者・聴衆)を考えながらそれぞれの場にふさわしいように、なるべく沢山の方に喜んで下さるようアイディアを絞っているのですが、さまざまなバランスを取ったり、色んな意見や要望を採り入れながら、出演者が一致していいものを作り出す難しさも痛感することが多いです。この頃は我々が「懐かしい!」と思ったり、聴いてホッとする曲が教科書から削られていたり、今どきの学生や生徒が知らなかったりで「こんなんでいいのか???」と感じることも多くなりました。逆にお年を召した方々は本当に元気で、精力的に足を運んで下さることも多いです。秋田でのコンサートにも青森から何人も出かけて下さいました。日本人が長生きになり、医療が長足の進歩を遂げた状況を目の当たりにしています。何より健康第一ですね。他人も自分も大事にしなきゃと思います。

近況報告(7月10日記)

 早いもので今年も前半を終え、後半に突入しました。僕の勤務する大学は7月いっぱい授業と試験があり、その後8月は大学で出陣する「青森ねぶた祭」に参加です。
 僕がプロデュースした歌仲間の吉田さんのリサイタルは大入り満員で大盛況に終わることが出来ました。演奏もとてもテンションの高く、集中した内容の濃いものだったと思います。またリートファンが青森に沢山生まれてくれたのではないかととても嬉しくなりました。その後、7月3日には八戸に行って来ました。西海岸の深浦町で(青森県にもあるのです!西海岸が)地元のテーマソングのようなものを作ったのでそのレコーディングを頼まれ、CD化するというので録音に出向いたのでした。青森出身の有名な作曲の先生が書いた曲でしたが、とても爽やかないい曲でした。ホールでの録音と違って自分の響きが確認できないのが大変だった・・・。それと伴奏は別に取ってあったので、(演歌歌手のように)ヘッドホンで聴きながらそれに合わせてというのがちょっと勝手が違って苦労したかな・・・。伴奏とコミュニケーションが取れない、カラオケ状態で歌うのは普段と全く違うので・・・。またひとついい経験が出来ました。先日、編集したデモテープを聴きましたが、最近の録音技術ってすごいですね。近況報告に8月のコンサートをプラスしましたが、9月23日には縮小版ですが昨年青森でやったホールオペラ版「コシ・ファン・トゥッテ」が大阪の旭区で再演されます。10月には弘前と青森でギタリスト尾尻雅弘さんとのジョイント。詳細がはっきりしたらこちらも載せたいと思います。関東はそろそろ梅雨明けでしょうか。今週は7月15日、秋田の鹿角で歌った後、留学時代の仲間達(音楽関係ではないのですが)と留学10周年の集まりをしようということになり、四国の松山まで出かけます。
 「連絡取らなくてもどうしているか分かる貴重な手段なんだから近況報告をもう少しマメにしろ!」と恩師からチェックが入りました。反省・・・・・。

近況報告(6月26日記)

 梅雨にしては爽やかな天気の青森です。先週末は大阪に出かけ、ドイツ時代の友人のリーダーアーベント(歌曲コンサート)を聴いてきました。彼らとは遊びも音楽もよく一緒にします。オペラや名曲コンサートは依頼も多く、色々な場所で演奏のチャンスがありますが、何かのまとまった曲集や作曲家をテーマに、一般的にあまりポピュラーではない曲でコンサートをしようと思うとどうしても自主公演になってしまいます。でもある意味では採算なんて度外視して自分の追求したい分野や曲集を本番にのせるというのは本当に大事なことで、仲間もそうして頑張っているのを見ると本当に嬉しくなるし、勇気が湧いてきます。音楽の、芸術の奥深さとおもしろさを感じることが出来、そうした気持ちを忘れないように真摯に音楽と向き合っていきたいものだと思います。初めて行った兵庫県立芸術文化センターは素晴らしいホールでした。行政の文化に対する意識の違いをまざまざと見せつけられたと同時に、東北、特に青森でもそうした総合文化施設が生まれてくれないかと心から思いました(仙台あたりにはあるのでしょうか)。青森には県立美術館ができましたが、音楽を演奏するのに適した総合施設は皆無といった感じです・・・。青森で活動していて時折虚しさを感じるひとつの要素です。

 今日は夜、青森市内に新しくオープンした結婚式場のお披露目で歌います。この頃はひとつのパターンとなりつつあるメゾの吉田さん、ピアノの山下さんと3人でのミニコンサート。先日打ち合わせと会場の確認で行って来ましたが、小さなチャペルにはとても素敵なステンドグラス、宴会場も洗練された家具や照明、インテリアで3人で「いいね、いいね!」を連発していました。吉田さんは7月1日に初のソロリサイタルを僕もよく歌う青森市国際交流ハウスで開催しますが、僕はそのプロデュースでお手伝いをしています。女の愛と生涯、ジプシーの歌、という大曲を柱にオールリートでのプログラム。地方でもしっかりとリートを愛し、勉強している人がいることは本当に嬉しく、応援したいなあと思います。地域格差は当然あるのですが、まだまだ間違った音楽や歌の捉え方をされることが多いように感じることもあります。目立とう精神(目立ったもの勝ち)、大声主義、ピアノは単なる伴奏で控えめが一番、などなど・・・。そうではない、本物を目指す、愛する演奏家や聴衆が増えていって欲しいですね。

近況報告(6月6日記)

 青森はこのところ天候に恵まれました。4日、生まれ故郷の小泊(現中泊町)で屋外での本番は晴天の中沢山の暖かい声援と拍手で終わることができました。顔はすっかり日焼けしてしまいました。この頃は屋外に長い時間いるということもほとんどないので・・・。仲間の一家も家族連れできてくれ、イヴェントや海を楽しんでくれたようで、車を出してくれてアッシーをしてくれたり、色々と付き合ってくれてとっても感謝、嬉しかったです。会場は昔海だったところを埋め立てて漁港にしたり橋を造ったり公園を作ったりしたところで、自分がよく泳いでさまざまな貝を潜って取ったり遊んだ場所です。中学時代の恩師が町の議員をしていてイヴェントに出席しており、何十年か振りに会えたり隣近所の人や親戚が応援してくれたりで懐かしい再会と感動がたくさんありました。
 思えばちょうど10年前の6月にドイツに渡りました。10年前の今頃はマンハイムというドイツ中部の町で語学研修でドイツ語と闘い、不安で一杯だった時です。でも長い間の念願だった留学ができて、色んな町を訪ねたり色んな国の友達ができ、自分の世界や価値観がグッと拡がった頃でした。オペラにも週2〜3のペースで通っていました。ドイツのオペラハウスは厳格にランク分けされていて歌手やオーケストラ、合唱の実力も給料も格段に違います。若い歌手はランクが下の方の歌劇場でデビューして、さまざまな役をマスターしたり実力を付けてだんだん上のランクの歌劇場に移っていきます。無名の若い歌手でもキラッとしたものがあったり名前があってもよくなかったり、虚心坦懐にさまざまなオペラやコンサートを聴いたことが今自分が歌う時やレッスンする際にとっても役立っています。マンハイムの語学学校には4ヶ月通いました。1ヶ月目は本当に辛くて、人生の中で一番勉強した時だったように思います。2ヶ月目に入ると霧が晴れていくようによく聞こえて自分も喋れるようになったように感じます。はじめの1ヶ月間はほとんど英語で過ごしていました。レッスンもドイツ語と英語のミックスで受けていました。語学はやはり使っていないと錆びますね・・・。ワールドカップの報道でドイツ人が喋っているのが出たり、町の名前を聞いたり、町の様子がテレビに映ると無性に懐かしく、すぐにでもドイツに飛びたい気分になります。語学力は大分落ちていっています、悲しいことに・・・。

近況報告(5月17日記)

 爽やかな晴れ間が続いている青森です。やっと春が来たと実感できますね。
 今年は童謡や唱歌を歌ったり指導する機会が多い年です。母の日の日曜日は青森駅前のホールで3曲歌い(250名ほど、満席でした)、明後日の金曜日は青森大学のオープンカレッジで90分の講座の指導です。9月は神奈川県の逗子に出かけていって指導する予定です。
 予定にも記しましたが6月4日には本当に久しぶりに生まれ故郷の中泊町(旧小泊村)で歌います。とは言っても屋外でイベントの一環ですが。昨年、中里町と合併して中泊町となりました。津軽半島の先端の部分で、すごい田舎ですが海の幸は本当に豊富。冬は厳しいですが雪は少ない漁師町です。兄は漁師ではありませんが漁業組合に勤めています。小泊では留学から帰ってすぐ、1998年秋に母校の小泊中学校で歌わせてもらって以来です。クラシック音楽のクの字もないような所ですが、なぜか僕は小学校に入ったときから音楽が好きで我流で教室にあるオルガンをよく弾いていました。今はもう統合してしまって僕が通った小学校はありません。木造の古い校舎でピアノは音楽室にある古ぼけたアップライトだけ、それも鍵が掛かっていて容易に触らせてもらえませんでした。そのピアノが学校にあった唯一のピアノ。小学校4年から親に頼み込んでピアノ教室に通わせてもらい、グランドピアノに触った(実物を見た)のは初めて発表会に出た小学校6年の時。後にその町の高校に進むことになる木造町の公民館ででした。中学校1年の時に祖母と親が奮発して自宅にアップライトを買ってくれました(それまで練習は向かいの児童館に借りに行っていました)。「音楽の先生になりたい!」とは小さい頃から思っていましたが、まさか留学までして歌をちゃんと勉強して、こうして人前で歌えているなんて昔を考えると想像もできなかったことですね。小泊に行った(青森以外の)音楽仲間は「なんでこうしたところでクラシックやろうと思ったの?演歌とか民謡とか三味線の世界じゃないの?」と不思議がられます。ましてや歌、オペラやリートなんて瓢箪から駒だったわけで・・・。

近況報告(5月9日記)

 青森県の桜は今年はピークが1週間以上も遅れた形でしたが、皆さまのところはいかがでしたでしょうか。ゴールデンウィークはいかがお過ごしになられましたか?1ヶ月も更新せずにすみませんでした。覗いて下さった方は「またさぼってるな・・・」と失笑されたことでしょう。活動予定も更新しましたので併せて覗いてみていただければ幸いです。
 今年はモーツァルトイヤーで各地で盛んに演奏会やイヴェントが企画されています。青森でも何か・・・と思っていたのですが、昨年「コシ・ファン・トゥッテ」を大きくやったしオペラは沢山の人と労力、時間を犠牲にするので僕のような若輩者が(自主公演で)2年連続というのはきついものがあります。8月にはNHK文化センターの講座でアリアや重唱を、とは考えています。歌曲やアンサンブルももう少し掘り下げてみたいですね。この講座は3ヶ月に1回なので次々に新しい、あるいは昔やったものを掘り起こしながら解説、演奏をしています。なかなか大変ですが、自分の好きな形でさまざまなレパートリーに挑戦できるので大切にしています。そうでもしないといつでも名曲コンサートで終わってしまいますから・・・。地方でも様々なジャンルが根付いてお客様が色々な分野に触れられるようになっていって欲しいですね。

近況報告(4月10日記)

 新年度となりました。異動があったり環境が変わった方もいらっしゃると思います。僕の方は何も変わらず、青森短期大学の専任として、大学学部(一般教養の音楽)と短大(保育士を目指す学生のピアノと声楽)の授業を持っています。今日から授業が始まりました。先週は入学式やらオリエンテーションやら、フレッシュな新入生と一緒の一週間でした。大学も軒並み電子化とかコンピューター化が進んでおり、履修登録や出欠も携帯電話やコンピューターでやるようになっています。機械は実は僕はあまり得意ではなくて、まあ、それでも何とかいじっていますが大変ですね・・・。携帯やパソコンというのが社会人としての必須アイテムになってそれを扱うことが当たり前になっていますが、自筆で文字を書く、コミュニケーションをしっかり取るということも本当に大事だと思います。さまざまな犯罪やいたずら、得体の知れないことがコンピューターや携帯を通じてということがあまりに多くなっていてかなり怖いと僕は思っています。勿論便利だし、今の世の中なくてはならないものですが、あまりに頼りすぎたり過信して大きな落とし穴にはまる・・・ということがとても心配です。便利さを追求するあまり、肝心の「心」が置き去りになっているように感じています。何事もバランスが大事だと思います。
 今年度の抱負というのもあまりないといえばないのですが、やっぱり「いい歌を歌っていきたい」というのが一番ですね。NHK青森文化センターの講座は1講座増えます。隔週で金曜日にも毎週火曜日にやっている「わらべ唄・唱歌を唄う」の別バージョンを、ということで開講します。こちらは「世界の民謡を歌う」というクラスで、さまざまな国から日本が輸入し、日本語の歌詞をつけたものを歌っていくクラスにしようと思っています。明治や大正の音楽事情も考察していきたいと思っています。
 3月の最終日曜は仲間の吉田信子さんのお弟子さんと僕が教えている皆さんで我が家で試演会をしました。一人2〜3曲ずつ歌い、曲の紹介を自分でする、演奏後には参会者の批評を一言ずつもらうということをしました。間近で歌う緊張感、人がどう聴いているのか直接聞く、ということもあまりないので皆さんとても勉強になったようです。日々のレッスンも大事ですが、人前で歌うことがどれだけ成長の糧になるかを痛感した一日でした。あと2週間で青森もようやく桜の時期になります。待ち遠しいなあ・・・。今年も花見に弘前公園に出かけたいけど・・・。

近況報告(3月14日記)

 春めいた日々が続いてましが、昨日今日と真冬日で時折吹雪いたりといった青森です。今日は少し陽も射してきましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか?3月4−5日とドイツ時代の仲間に地元で頑張っている吉田さんの4人でサロンコンサートでした。最初の予想よりはお客様にお越しいただくことができましたが、いつも反省するのは十分な宣伝や準備ができずに本番に突入してしまうこと・・・。ホームページで活動予定をお知らせしているものの、コンピューターに疎い層はまだまだ沢山いるし、宣伝にそうそうお金もかけられないし・・・ということで来年度はそのへんを工夫しながら一つひとつのコンサートを大事にしていきたいと思います。 僕にとって留学時代の仲間は戦友とでもいった存在でしょうか(戦争は経験してませんが!)。細かくやり取りしなくても「スー」っと表現したいことや音楽上の会話ができます。今回も昔話をしたりそれぞれの「今」や「これから」を考えたり、一緒においしいものを食べたり。とっても貴重で心が温かくなった数日でした。高旗さんのヴァイオリンを青森の方々に聞いてもらえたのはすごく僕も嬉しかったなあ。青森では素晴らしい弦の演奏を身近で接することができるのは本当に少ないように思います。 今日は喉の健康について少しお話しします。比較的僕は体は丈夫な方なのですが、それでも時折大きく体調を崩したり喉を壊すことが昔はよくありました。風邪もよく引き、年に一度は高熱を出していたのですが、ここ3〜4年ほどは風邪らしい風邪も引かないし本番前に声の調子を崩して焦るということもなくなりました。年を取って色々学んだということでしょうか・・・!? この時期(11〜3月)、屋外にはほとんどマスクをして出かけます(愛犬リュウ−ペキニーズ♂−の散歩はかなり怪しい格好・・・)。インフルエンザの予防接種を毎年必ずします。あと大事なのは「疲れた」とか「調子悪いな」と思ったら寝ることと市内のかかりつけのクリニックにすぐ行くこと。食べ過ぎ、飲み過ぎの翌日はおなかの空くまで食べないこと。これを実践しています。声の点では東京に出かけたときは調子がよくても悪くても、かかりつけの耳鼻科の先生にファイバーで声帯をチェックしてもらっています。歌いすぎたりちょっとでもかすれ声になったら吸入(喘息の吸入薬を処方してもらっています。疲労した声帯にも効くそうです)をすること。体は全部繋がっているのでやはり病気しないこと、気力をどう保つか、疲れたら無理をしない、家にこもる、旅に出て気分転換をする、緊張とリラックスのバランスを保つこと、などが実践していることでしょうか。そして温泉!青森はありがたいことに銭湯でもほとんどが温泉で(加温・加水・循環が多いですが)それも自宅から車で5〜10分の所にゴロゴロあります。ゆっくり浸かってその後ボーっとしたりすぐ布団についたり。深夜12時まで営業しているところもあります。それで350円だからいいですよ! あ、それから人参とリンゴで作る生ジュースを朝食に飲んでいます。しばらく休んでいましたがまた復活させました。朝食は「しっかり食べる」派と「食べない」派で医者の意見も分かれていますね。 新年度の活動予定ははっきりしたものから順次載せていきます。年度末で皆さん忙しいでしょうがお互い健康に乗り切りましょう!

近況報告(2月24日記)

 昨年に比べると今の時期は随分雪が少ない気がします。早くから降って悩まされた分早く落ち着いてくれたのだといいのですが、あまり油断はできないようにも思います。早いもので年度末です。入試や卒業式、新年度準備など、学校は色々と慌ただしい時期に入りました。14日、16日のホテルでのヴァレンタインコンサートは2日ともお陰様で満員御礼でした(滅多にないことなので嬉しいのと戸惑いと・・・)。浅虫のホテル松園では結局当日1回の公演に収めるよう、少し窮屈ではありましたが全員のお客様に会場に入っていただきました。朗読は蝦名副知事の奥様が素敵な着物姿で、しっとりと「女の愛と生涯」の詩を魅力的に朗読して下さいました。リート(ドイツ歌曲)は詩と密接に音楽が作られているので、その意味を少しでも咀嚼して演奏を聴いていただくというのはとても大事なことだと思います。とっても好評で女将からは「朗読との組み合わせ、ヴァレンタインコンサートは是非毎年恒例にしよう」と言っていただきました。難しすぎると思われているヴォルフや新ウィーン楽派のリートもこうした形だと地方でも比較的すんなり入っていくのかなあと思ったりしています。そのホテル松園が3月11日、テレビ朝日系列の「土曜ワイド劇場」の舞台になります。ホテルは勿論のこと、女将や従業員も出演されているそうです。
 26日の日曜日は3ヶ月に1回のNHK青森文化センターでの「オペラ講座」です。正直言うとレパートリーにないものをこのペースで取り上げ、資料を作ったり解説するのもなかなか大変なのですが、学生時代を遙か昔に終了している今、こうしたものでもないと、また東京で色々と刺激的な演奏会に接したりエキサイティングな企画に携わっていないと勉強の機会というのは自ら作らないと本当にありません。名曲コンサートやサロンコンサート、学校での音楽教室も大好きだしとても大事ですが、膨大なレパートリーを少しでも自分のものとして拡げていくことはできませんし、演奏能力、発声法もどんどん衰えていきます。僕自身、一度社会に出て教職についてから30歳で一念発起して留学したので、歌づけの日々、思う存分勉強できる喜び、幸せをつくづく感じたものだし、身に浸みたものです。そしてそれらの日々を日本に帰ってからも大切にし、思い出しながらずっと歌の道を邁進していこうと思っていたのですが、トンとこの頃色んな意味でドイツの色やドイツでの思いが薄れてきている気がします・・・。本場の香りのする歌、音楽を奏でたいという思いはいつも持っているのですが・・・。
 さて、そのNHK文化センター講座、今回はバロックオペラとオペラ改革を取り上げます。いやー、改めての発見が沢山!マイナーな曲や作曲家に接してその良さや音楽作りの楽しさと苦しさ(苦しさはお客さんに感じさせてはいけないのですが!)、そしてその時代や価値観、ウィーンやヨーロッパの音楽事情のおもしろさを実感しています。そして次回は大好きな作曲家、R.シュトラウスの歌曲を取り上げることにしました。歌を始めて約25年、振り返ってみるとさまざまな重要な局面でいつもシュトラウスを歌っていました。今回の講座は3曲しか歌わず共演者に頼った分、次回は初めて人前で歌う曲も含めて8曲歌います。新年度の演奏会の予定も少しずつ決まってきました。はっきりしたものから活動予定に載せていきたいと思います。11月17日、市ヶ谷でのシューマンは決定しています。シューベルトの三大歌曲集に続くシリーズでリートのキャリアの最初からお世話になっているピアニスト・松川氏との共演です。今年は「詩人の恋」と「ケルナー歌曲集」。今年と来年はシューマンの世界を探訪します。

近況報告(2月13日記)

 今週は「バレンタインコンサート」の週です。ホテル松園では毎年歌わせていただいていますが、演奏会場となる素敵な雰囲気の「ギャラリーバー」のキャパ(70席)を上回るお申し込みをいただき、女将と相談した結果、宿泊のお客様と日帰りのお客様に分けて2回公演とすることに急遽変更。嬉しいことです!ピアニストの田中明美さんは今日空路で青森入りするのですが、この時期の最大の不安は何といっても雪。今日は珍しく晴れているので大丈夫でしょう。実は3月のコンサートの打ち合わせ、リハーサルをこの連休大阪でするため10−12日と飛んだのですが、行きも帰りも冷や冷やものでした。特に昨日は天候調査にかかって伊丹は出たものの大雪が続けば羽田に行くか伊丹に引き返すかということで「・・・」でしたが無事着陸しました。晴れ渡った爽やかな大阪から帰ると青森の自宅前は雪の山。しかも雪も狂ったように降りまくり・・・。水抜きした水道管を戻し、冷え切った家を暖め、悲しかったので近所の温泉に行きました!そこだけは唯一の楽しみかな。雪との格闘はまだ続きそうです・・・・・。
 16日の鰺ヶ沢は僕が高校時代を過ごした木造(現つがる市)のそばで、実家のある小泊と同じ日本海側です。4年前に一度歌わせていただいています。なかなか西海岸(青森の、です。鰺ヶ沢・深浦方面をこう言います。サンフランシスコやロスみたいですね。)にはあまり行くチャンスがないので、こちらも楽しみです。グランメール山海荘の亡くなった先代社長(現社長・女将のご主人)がヴァーグナーが大好きだったというので久しぶりに「夕星の歌」を歌います。
大阪では歌い手仲間と旧交・新交(こんな言葉ないかな)も温め、思いっきりグルメな旅になりました。初めて食べた大きな魚の「クエ」は美味でした。すごいものばかりの連続で「越の寒梅」の「無垢」も初めて!「寒梅」の粕を使った粕汁など思い出しただけでも暖かくなります。大阪は安くておいしいものがいっぱい!(今回は超セレブな?ディナーでしたが)青森の食材も沢山いい物がありますが、やはりその地方で食文化が全く違うのも日本のおもしろさですね。次回大阪から仲間が来たときは青森の食で迎え撃ちたいと思っています。

近況報告(2月2日記)

 あっという間に2月になってしまいました。今年は各地で大雪に悩まされますが、ここ2〜3日で青森の雪も少し減ったかと思ったのも束の間、今日はまた悪天候で雪も降っています。
 1月は旅にも出ず、比較的落ち着いた日々を過ごしておりました。14日には現職の中学校の先生を中心とした公開練習会に助っ人を頼まれ、司会をして2曲ほど歌いました。何回かコンサートなどでもご一緒してもらった諏訪琢司さん(六ヶ所村の中学校に勤務されています) がまとめ役で、若い先生たちをまとめて人前で演奏する機会を作ってくれています。年が明けたのでもう一昨年の12月、青森駅そばのぱるるプラザホールで第1回目を開催したのですが、その時より小規模で人数も減ったもののとてもいい会だったと思います(調査書や受験指導で大変な時にご苦労様でした!)。今回の会場は浅虫温泉のホテル松園。演奏してくれた先生は初登場の先生と1回目からの続投で5組程度だったでしょうか。自分も高校に長くいたので教職と演奏の両立は如何に大変かよくわかっています。同僚も応援してくれる人ばかりではないし、上司が音楽そのものへの価値をあまり認めていないようでは尚更です(そうした先生が多い気がとてもします・・・)。でもそうしたことにもうまく立ち回って自分の本当にしたかったこと、学生時代一生懸命向き合っていた音楽を人前で続けていくということはとても大事なことだし、子どもたちへも有形、無形でその教育効果が現れてくると確信しています。この頃の教育現場は色んな問題を抱え、教師にとってもなかなかやり甲斐が見いだせなかったりつらいことばかりということも多いと思いますが、将来に希望を持って様々な形で音楽を続けていって欲しいと思います。
 昨日の東奥日報夕刊、あおもり草子にバレンタインコンサートの案内が載っています。よろしかったらご覧下さい。沢山の人が来てくれればいいなあ・・・・・。

近況報告(1月11日記)

 皆さま、あけましておめでとうございます。新年の挨拶が遅くなりすみませんでした。今回の年越し、正月は実家に帰っただけで青森にいました。雪の状態が心配だったのでおとなしく青森にいて正解でした。新潟や長野はもっとひどい状況のようであまり嘆きたくはありませんが・・・。ここ2日くらいは少し落ち着いてきたと思ったらまた降り出して注意報まででる始末。もう沢山・・・。
 さて、昨年は大きな目標であった「シューベルト三大歌曲集全曲演奏会」を何とかやり終えることができた年でした。やはりずっと大事にしていきたいレパートリーだし、シューベルトの偉大さを改めて感じることができました。今年は11月17日にやはりルーテル市ヶ谷センターでシューマンを歌います。曲は「ケルナー歌曲集」と「詩人の恋」の予定。ルーテル市ヶ谷センターはこの夏にリニューアルするとのことで楽屋周りや客席の椅子、床が新しくなる予定です。
 この冬は2月、バレンタインに浅虫温泉と鰺ヶ沢のホテルでサロンコンサート、3月に青森と弘前で名曲コンサートを開催します。2月は千葉からピアニストの田中明美さん、3月はヴァイオリニストでカールスルーエ時代の仲間である高旗健次さんとピアニストの長谷智子さんに青森にお出でいただいての楽しいコンサートです。また2月の方は青森での活動をよくご一緒してもらっている吉田信子さんが「女の愛と生涯」を朗読付きの抜粋で歌う予定です。雪の中、足下や交通事情が悪いと思われますが、寒い日々を熱い音楽で吹き飛ばしていただきたいと思っています。詳しくは「活動予定」をご覧下さい。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。皆さまにとっても、僕にとっても素晴らしい1年になりますように!

平成17年分

近況報告(12月15日記)

 12月としては全国的に異例の積雪量のようで、青森もご多分に漏れずすごいことになっています。毎年のことと思いながらもやはり雪かきや道路の悪さ、車の運転・・・、嫌なものです。 
 先週末、島根県浜田市で毎年12月に伺っている「国際文化交流の夕べ」で歌ってきました。この会は毎年ピアニストの秦江里奈さんとのジョイントなのですが、秦さんの体調が好転せず、9月の弘前同様、大阪から長谷智子さんに来てもらいました。皆さんとても喜んでくれて、我々も楽しく演奏でき、帰るがつらく、毎年のように終演後の学生や先生方との交流会(単なる飲み会・・・?)に参加して色々な話題をゆっくり話したかったです。4年連続で伺わせていただき、もう「若手」とは言えない年代になってきました。コンサートの趣旨に反してきた、と学長先生と笑っていました。常に音楽家も勉強、成長するものですので我々の成長のためにもまた来年と続いて欲しいと思っています(日本では一人の音楽家を長い目で育ててその成長を見守る素地が本当にありませんから。欧米との差もそこにあると思います)。
 今年は島根で歌い納めでした。新年は2月から歌い始める予定です。まだ詳細は決まっていませんが。バレンタインコンサートを温泉地のホテルで2ステージやる予定、それから3月初旬のひな祭り後に名曲でサロンコンサートを歌とヴァイオリン、ピアノで弘前、青森で公演する予定です。詳細が決まったらまた活動予定に載せますので皆さんどうぞお運び下さい。
 来年の自主の目玉はこの3年間の「シューベルト三大歌曲集」に続いて11月に「シューマンの連作歌曲」ということで詩人の恋とケルナーの12の詩を例年通りルーテル市ヶ谷センターで歌います。シューマンは2006〜2007年でやるつもりです。
 風邪が流行っていますね。インフルエンザも心配です。お互いに体調管理に気を配って心身健康で新年を迎えたいと思います。

近況報告(11月30日記)

 このところ天候が不安定で、しかも今日はすごく寒い青森です。早いもので今年もあとひと月となりました。
 シューベルトの三大歌曲集を何とか東京・青森ですべて演奏することが出来ました。3年連続で聴いて下さった方も沢山いらっしゃって、本当にありがたいです。来年からシューマンに取り組みます。
 10月は広島に初めて行った話を載せましたが、とてもいい所で楽しく、おいしく過ごしてきました。ドイツ時代の友人とも昔を懐かしんだり音楽談義に花が咲きました。お好み焼きも焼きガキもアナゴ丼も感動もの!(カキは生が僕は食べられなくて焼いたりフライだと大丈夫なのです。海のものは結構好き嫌いがあって・・・。浜育ちなのに)
 11/27はNHK文化センターの「白岩貢のオペラの楽しみ方」でシューベルトを取り上げ、作品1〜6までを3人で演奏。やはりシューベルトはいい!というのをさらに実感。ほとんど演奏されない歌曲も日本に戻ってからはなかなか新しいレパートリーを勉強出来ないのでいい機会でした。付き合ってもらった石郷、吉田、河崎の三氏は大変だったと思いますが、それぞれに新しい発見があったようで、音楽のコミュニケーションが如何に大切かも再認識できました。2月はさらにマイナーなレパートリー(今度はオペラの番)に挑戦します。そして1月からは月1回の新講座も担当します。次回ご紹介します。22日は東京に出かけて師匠の白井光子先生の「冬の旅」を聴きました。日本で先生たちの空気に触れられるのはありがたく、僕も「冬の旅」を自分で歌って以来初の鑑賞でしたので色々と勉強になりました。仲間と同窓会のように会えるのも楽しみのひとつです。ドイツはもうアドヴェント。あの雰囲気、しばらく遠ざかっているので触れに行きたいなあ・・・・・。

近況報告(11月15日記)

 雪混じりの雨が降っている青森です。しばらく更新せずにおりました。すみませんでした。
 お陰様で11月2日、ルーテル市ヶ谷センターでの「白鳥の歌」は無事終了いたしました。ご来場いただいた皆さま、メッセージをお寄せ下さった方々、本当にありがとうございました。三年にわたってシューベルトの三大歌曲集を40歳までにやるという目標がひとつ実現できました。青森公演も精一杯、でも力まずに歌いたいと思います。今回はこのシリーズの中で一番入場者が多かったコンサートでした。ピアニストの松川氏の協力や、旧友、元同僚、色んな縁で新しく関係が出来た方、本当に色んな力と巡りあいでこうして歌わせていただいていることに感謝します。
 この約ひと月で色々ありました。初めての広島訪問、青森市内の駅前市場の上にあるホール(アウガ)でのレクチャーコンサート・・・、東京公演の後はボーっとしてました。27日はNHK文化センターのオペラ講座です。オペラ講座といっても今年からはオペラと歌曲・宗教曲を交互に取り上げていく形にしています。シューベルト第一弾として作品番号のはじめの方の曲を有名・無名拘わらず三人で歌います。その後は島根県浜田市に12/10に出かける予定です。広島とレクチャーコンサートのお話はまた後日のせたいと思います。ご期待(?)下さい!風邪が流行っているようです。皆さんも健康管理しっかりなさって下さい。

近況報告(10月20日記)

 秋らしい爽やかな天気の青森です。皆さまいかがお過ごしですか? 八甲田の紅葉は今がピークのようで、麓にいながら出かけられない自分に「・・・・・」です。

 11月2日と19日、いよいよシューベルトの三大歌曲集全曲演奏会の最後として「白鳥の歌」を演奏します。最近、もう亡くなられたピアニストの評伝を読んだのですが、大変有名で一流大学の教授を長年なさった方の音楽家としての生き方、留学(外国)から帰っての勉強の仕方が大変に的を得た、そうあるべきだ!と思うことが沢山載っていました。1年に最低1回は自分の勉強のための自主リサイタルをすること、それによって新しいレパートリーを作ったりこれまで勉強した曲の解釈の幅を広げること、お客様の前で演奏することでそのクオリティを保つこと、等々・・・。レパートリーも得意不得意にかかわらず拡げて行かなくてはならない、など読んでいてさまざまな勇気や教示をもらいました。お仕事でいただくコンサート、生徒や学生を対象のコンサートではどうしても名曲が中心で誰もが耳にしたことのある曲を演奏することにより音楽への興味、クラシックへの抵抗をなくすることが主眼となることが多いと思います。これも大変重要なこと。でもたとえばドイツリート(歌曲)ひとつのジャンルを眺めても膨大なレパートリーがあり、一人の演奏家が接することが出来る作曲家や曲はかなり狭められてしまいます(ディースカウや我が師のような例外もいらっしゃいますが)。特に学生でなくなったりドイツでリートを専門に演奏・勉強していなければ。日常に追われながらも新しい曲や作曲家、埋もれた名曲や自分に合う曲を探すのも我々に科せられた大きな任務と思います。そうした曲を発表する場は自分で作らないといけないのですが、そうするとお客さんがあまり入らない・・・、そのジレンマをどう自分で昇華させながら懲りずにやっていくか、大切なことだと思っています。
  僕もまだまだやりたい、やらなくてはいけないオペラの役柄、リートの作曲家・曲があります。年々新しいレパートリーに挑戦するのはきつくなってくると思います(暗譜のスピードも体力も落ちるし・・・)。懲りずにゴーイングマイウェイをどう保つかも歌い手として、音楽家として非常に大事なことと考えています。

近況報告(10月5日記)

 今年は暑い夏だった故に秋への移り変わりがものすごく早く、青森はやはりちゃっとだけドイツに近い気候なんだなあというのを感じている今日この頃です。8〜9月はコンサートが多く、バタバタしていましたが、今は少し落ち着いて「白鳥の歌」以降に備えているところです。
 今月は青森大学オープンカレッジでの歌唱指導と生涯学習フェア協賛事業のレクチャーコンサート「白岩貢が歌う懐かしい叙情歌とお話」で明治洋楽導入期の日本と音楽家を歌いながら追っていきます。オープンカレッジは年2回、春と秋でそれぞれの季節の叙情歌を歌ってもらっています。皆さん熱心に楽しく、年齢よりもうんと若々しい表情で声を出してくれます。受講生の皆さんの平均年齢は60〜70歳位でしょうか(もっと?)。レクチャーコンサートの方はどういう構成にするか今考えながらさまざまな資料を読んだり作ったりしていますが、先人たちが重ねてきた苦労、そして本場に追いつくための、またそれと並行しながら日本の国楽を作るという大事業を良くこの短期間でと感心します。その気になってこの手の勉強をしてみると以外にもさまざまな文献が出ていて盛んに研究されているということは自分の不勉強でした。楽しく日々新しい発見をしています。と同時に、国から1人とか2人しか音楽領域では留学出来ない時代に生まれたのではなくて本当に良かったと思いました。今でもドイツでの経験はとっても貴重な財産になっていますし、そうした土台のもとに今歌えていることを改めて幸せに思いました。先週末とうとう40代に突入してしまい名実共に立派な「おじさん」の仲間入りをした気がしますが、こと「歌う」ということに関しては今が本当に声も自由に使えて楽器としての喉がいい年年、時期に来ている気がします。それを少しでも長く持続させたいですね。
 季節の変わり目、風邪など皆さんひかれませんよう、芸術の秋、食欲の秋を堪能して下さい。

近況報告(9月26日記)

 涼しくなりました。今日は秋晴れの青森です。22日は弘前でリーダーアーベントでした。前の週の火曜日に共演予定だった秦女史から電話があり、ヘルニアがひどくてピアノの前に長い時間座っていられないとの話。無理させられないし、悪化させても悪いと思い急遽ピアニスト変更をすることに。兵庫にいる長谷智子ちゃんに連絡を取り「22日空いてる?」から話を始め、「実はさあ・・・」とピンチヒッターをお願いしました。曲は若干入れ替えましたが、流れはそのままに、ピアノソロを抜いてのプログラミングをしました。長谷智ちゃんは多忙のピアニストですが、偶然その前後は空いていて(空けてくれた予定もあったことと思います)、強運であることを喜びました。その週上京して「白鳥の歌」の合わせと秦女史との予定を急遽1日に変更して大阪に飛び、合わせ。智ちゃんとは初めての曲も多く、しかも彼女にとっては初めての調の曲もあったりして苦労をかけましたがさすがプロでした。そして留学時代に一緒に勉強した成果がこんなところでまた発揮されるとは・・・と若干の驚きもありました。
 肝心の本番は弘前での久しぶりのひとりでのコンサート、結構緊張しましたが集中できてどっぷりドイツリートの世界に自分を置くことが出来たように思います。主催側の高校の先生方のお陰で高校生が沢山来てくれたのが嬉しく、また、終演後は授業で習ったであろうアンコールで歌った野バラを口ずさんで帰っていったそうです。若い世代に何らかの刺激になるような歌を歌ったりそういう場が与えられることは本当に幸せで、青森に帰ってきた価値が少しでもあるのかなと思います。多くの方に有名、無名のすばらしいリートの数々を今後も披露して行ければなあという思いを強くしたコンサートでした。そして8年前にヨーロッパで出会って、その後もずっと応援してくれる先生方がいらっしゃることにも改めて感謝を強く感じたコンサートでした。

近況報告(9月15日記)

 昨日はものすごい大雨の青森でした。今日は一変秋らしい爽やかな陽気です。8月の疲れがドッと出て9月に入ってからはあまりさえない日が続いていました。大分復活してきたところです。
 この1週間ほどは今月22日、弘前でのリーダーアーベントの準備に追われていました。準備といっても合わせやリハーサルではなく、曲目解説とドイツ語訳。サロンコンサートや名曲コンサート以外のお話が入らないコンサートには極力自分で書いた解説と邦訳をつけるようにしています。自分自身の勉強になるのももちろんですが、聞いていただく皆さんに自分の思い、解釈が少しでも伝わるようにと2回目のリサイタル(1993年)からこの形を(ソロリサイタルの時は)踏襲しています。音楽学者でもないし、ドイツ文学者でもないので専門的見地からすると稚拙なもののように自分でも思いますが、まず、自分が観客としてコンサートに行った場合、その解説や訳が結局何を言っているのかわからない、難しすぎて意味が分からず、しかし肝心の曲のことが言及されていない、というものに結構接することがありました。そのコンサートの観客すべてが専門家である場合というのはほとんどないわけで、まず一般の、音楽が好きな方に、曲や作曲家を知らなくてもどういうものであるかのアウトラインが伝わるように、と考えていつも執筆しています。ドイツ語訳は原詩を読んでも日本語でどう表現していいかわからない場合、また古い言い回しや方言もあったりで苦心しますが、さまざまな辞書や文献を読んだりしながら自分の言葉で表すようにしています。でも権威ある方が書かれているものでも日本語になっていないような訳書や間違いが平気で書かれていることもあるのです。また、自分が言いたいと思っているニュアンスと違う場合も多々あります。自分の訳があまりにも平易で幼稚な訳になってしまっている場合もある気もしますが、訳した時の日本語としての言い回しも回を重ねながらうまくなっていきたいものだと思っています。そうしたことを鑑賞の補助として、しかし音楽は何といっても音になってナンボのものと思いますので自らの演奏のクオリティを上げる、そのエッセンスを自分なりにどれだけ込めてお客様に伝えるかが大事と思っています。そして共演のピアニストと一緒にその作曲家が目指した世界を作ることが出来たら、これこそリートの、歌曲の、そしてライブの醍醐味だと思います。

近況報告(9月2日記)

 青森はお盆が過ぎるとグッと涼しくなるのですが、今年は厳しい残暑が続いています(大阪の友人に怒られましたが)。皆さんいかがお過ごしでいらっしゃいますか?8月は21日に五所川原で歌い、地元出身の高校の後輩との出会いや小学校時代の恩師との再会があり、とても楽しいひとときでした。翌週は弘前と青森で共に小さい会場ですが「コジ」で共演した大阪のテノール、秋本君に来ていただいて小さなコンサートをしました。30日は日帰りで神奈川・茅ヶ崎の幼稚園でコンサート。急に決まったお話でしたが沢山集まって下さってとても雰囲気良く聴いていただいて幸せでした。
 今月は弘前で22日久しぶりにオールリートでソロリサイタルです。主催して下さる「青森県ウィーン友好協会」の齋藤久子先生とは僕がドイツ留学中に出会いました。僕が青森に帰るきっかけになった事件(?)でした。僕の高校時代の恩師、毛内裕三先生に「青森県の高校生が吹奏楽でヨーロッパ遠征に行くから手伝いに来い」という指令を受け、気軽に「まあ、通訳すればいいだけだろうな」とか「懐かしい津軽弁が聞けるな」と出かけたのですが、出会った先生方が皆さん素敵でとっても楽しく、すぐに仲良しになりました。
 ところがシュラットミングというザルツブルク郊外(といってもかなりの距離でしたが)でのコンサートの際、その練習中に齋藤久子先生から「白岩さん、ウィーン我が夢の町、吹奏楽の伴奏で歌ってくれない?」 驚きましたが、ここで歌えなければ歌い手じゃない!と予定になかったのに「分かりました」と応えてしまった自分。「先生、でも歌ったことないし、楽譜ありますか」「ねのお・・・(無いという意味の津軽弁)」「どうしましょう・・・」「何とかなるおん!(何とかなるわよ)」で色々聞いてみたものの誰も歌の譜面は持っていません。で、指揮者の先生が泊まっていたホテルから東京の親友のピアニストに電話。「いなかったらアウトだな・・・」と思っていたら「もしもし?」との嬉しい声!これこれしかじかで・・・と説明すると楽譜を探してFAXで送ってくれました!着いたのが本番の2時間くらい前だったでしょうか。それから高校生の吹奏楽と合わせをして指揮者とも軽い打ち合わせで本番。あれほどスリリングで緊張したことも珍しかったですが、歌い終えるとスタンディングオベーション。すごい場を与えてもらったと今でも感謝しています。
 その後もその先生達とは本当に仲良くさせてもらっています。僕が一時帰国の時はみんなで僕の故郷・小泊に集まってくれたり今回のようにコンサートを開いてくれたり。人との縁って本当に不思議でおもしろいものだとつくづく思います。ピタッとはまったときは本当に嬉しく幸せですが、すれ違いがあったり誤解があると悲しいですね。これからも良い出会いが皆さんにも、僕にもありますように・・・。

近況報告(8月20日記)

 青森もずっと暑い日が続いております。その後皆様お元気でいらっしゃいますか?7月下旬の全国高等学校総合文化祭からねぶた、そしてお盆、とアッという間に時間が過ぎてしまいました。「まだ先!」と思っている演奏会がすぐ目の前に迫ってきて、この年月の感じ方も年を取っていくとますます早くなるのだろうなあ・・・とちょっとゾッとします。
 21日は久しぶりに地元の五所川原で歌います。地元といっても僕が生まれたのは五所川原のさらに北、津軽半島先端の旧小泊村。中学までは五所川原もすごい都会に感じていたのですが、この頃の五所川原市内の中心街空洞化には淋しい思いを感じざるを得ません。どこの地方都市もそうした状況があるように思いますが、本当に淋しいですね。本番の舞台、オルテンシアは県内の好きなホールのひとつです。主催の塚本さんは地元に音楽を広めようと奮闘されているとても活動的な方です。10年もよく続けてこられたなあ、と尊敬します。親しみのある曲を選びましたが、気楽に楽しく聞いていただきたいと願っています。
 9月にはこれまた久しぶりに弘前文化センターでソロリサイタル。弘前では色々な形でちょくちょく歌ってはいるのですが、ホールで、ソロで、は久々です。東京から秦江里奈さんに来ていただいてオールリート(ピアノソロもあります)で臨みます! 是非お出かけ下さい。主催して下さる先生方との思い出は次回に!

近況報告(7月25日記)

 23日、すみだトリフォニーでのコンサート、無事に終えました。が、地震の影響で完売の座席が3分の1程度の空席が出てしまい、本当に残念でした。何より電車が長時間にわたり不通になった影響でチケットを買って下さったのにお出でになれなかったお客様は悔しい思いをしたことと思います。開演も30分以上遅れさせて様子を見たのですが、すでにお出でになっていらしたお客様を長々待たせるのも申し訳なかったし、JRの運転再開の目処がつかなかったこともあり、やむなく6時過ぎに開演しました。日本は地震の国、こういうこともあるのだな・・・とあまりしたくない経験をしてしました。リハーサル中に地震があったのですが、ピアニストのクラーはオランダ人ゆえ、地震を経験したことがなく、本当に何が起きたんだ、とビックリしていました。ヨーロッパは地震がありませんから・・・。ドイツに帰ったらたくさん話すことができた、と言っていました。
 さて、演奏会の中身ですが、今回は渋い、ドイツリートの神髄であるシューベルトの「ヴィルヘルム・マイスター」からのソロとデュエットから始まり、ヴィオラ・ソロ、マーラー、シュトラウス、ブラームス(扶美子さんとヴィオラ、ピアノのアンサンブル)。後半はオラトリオにジプシー音楽シリーズ、最後が歌とヴィオラ、ピアノで日本歌曲。ヴァラエティに富んだプログラムでした。僕としては本当に楽しく、勉強になりました。クラーとの音楽作りも、短期間の準備でありながら留学時代を彷彿させる刺激的なものでしたし、僕自身の発声のテクニック、ディクション、アンサンブルを鍛え直すいいチャンスになりました。それぞれが少し(大分?)大人になり、社会にももまれ、そうして色んな点で(昔よりは)余裕を持てたりさまざまな引き出しができたりしてきたのかなあ、そしてこれからの生き方や勉強の仕方をまた少し考える材料になったのかな、という気がします。コンサート中のクラーのインタビューで彼女がそうしたことを言って、でも「昔からの欠点はそれぞれ変わっていない」と言うのには笑ってしまいました。もっと豪快で大ざっぱなやつかと思っていたら(失礼、クラー!)、思いやりがあって色々と気を遣う、繊細でかわいい女性でした。ドイツでは門下の大先輩、というか近づきがたい大きな存在の感じがしていたのですが、全然そんなことはありませんでした。同じ所で勉強して未だに仲良く付き合えているというのも音楽やお互いの人間性に対する同種の「におい(津軽弁ではカマリと言います)」や「親しみ」「あずましさ(やはり津軽弁、標準語ではなんと訳せるかなあ。ドイツ語だとGemuetlichkeitでしょうか)を感じるからだと思います。今回合わせをしたり舞台を踏んでそれを痛切に感じました。あとはレパートリーを拡げる大切さとか楽しさ。やっぱりリートはおもしろい!

近況報告(7月19日記)

 青森も今日は暑い日です。でもやはり東京や関西の暑さに比べればかわいいものだと思います。もう梅雨も明けた感じがしますね。
 7月23日、すみだトリフォニーホールのコンサートチケットはお陰様で完売しました。ありがとうございました。いつもは売れなくて困るのに滅多にないことです。畑山さんのお母様が並々ならぬ苦労で一生懸命捌いて下さった所による部分がほとんどですが・・・。ピアノのクラーさんとは実に8年振り位の共演です。とは言っても留学時代に現代曲を1曲やっただけなのでほとんど初共演という感じです。彼女は初来日。ドイツに住んでいる友人や先生と会うと居ながらにあちらの空気がもらえるのでとっても嬉しいです。畑山さんには一時帰国の際は青森でも演奏してもらっているのですが、今回は僕の仕事の関係で残念ながら青森でのコンサートは無しになりました。次回是非実現させたいと思います。今回のプログラムはさまざまなジャンルにわたっています。リートが中心ですが、オラトリオあり、ヴィオラとのアンサンブルや楽器のソロ、ジプシー音楽シリーズ、委嘱作品・・・。青森でもやりたかったです。出演者4人のレパートリーにして次回実現の機会を待つことにします。それが終わると今年は青森県が開催県となる全国高等学校総合文化祭。青森県で単独校としてのオーケストラはおそらく史上初めてとなるのではないでしょうか、僕の勤務する青森山田学園の青森山田高校(奉職以来ずっと携わってきました)が「未完成」を演奏します。そしてそれが終わると青森は「ねぶた」や「ねぷた」一色の一週間となります。どうぞ皆様、夏バテなさらぬよう、元気にお過ごし下さい。

近況報告(7月13日記)

 皆様、いかがお過ごしでしょうか。青森は涼しい(たまに寒い?)日が続いていましたが、今日は珍しく陽が射しています。先週の土曜日は十和田湖畔の花鳥渓谷でサロンコンサートでした。花鳥渓谷は僕が勤めている青森山田学園の関連施設ですが、十和田湖畔宇樽部に広大な土地があり、そこにたくさんのバラが植えられています。その中にキャンプ場やホテル、研修施設などがあり、ちょうどバラの時期にバラをテーマにしたコンサートを、ということで吉田信子さんとイタリア、ドイツのバラにちなんだ歌曲を歌いました。当日、偶然コンサートに参加してくださった東京や他の地方からいらした花鳥渓谷ファンのお客様も聞いてくださって、涙を流して喜んでくださいました。少しでも心に響く歌が歌えたのであれば嬉しいです。
 大学は今週〜来週で授業は終わりますが、その後、ずっと携わってきた全国高等学校総合文化祭器楽・管弦楽部門のスタッフとしての動きが多くなります。
 8月以降の演奏会の様子も少しずつ見えてきました。9月には久しぶりに弘前でソロリサイタルの予定もありますが、まだ詳細が決まっていないので、決まり次第お知らせします。夏以降のコンサートはアンサンブルとリートが多くなるので楽しんで準備していきたいと思っています。どうぞ気軽にお出かけください。

近況報告(6月22日記)

 皆様いかがお過ごしでしょうか。昨日横浜から帰ってきました。ホテルでのサロンコンサートでしたが、とてもいい雰囲気の中で歌わせていただき、歌えることの喜びを今更ながら痛感した本番でした。青森ではトークコンサートのチャンスというのは比較的あるのですが、首都圏では久しぶりでした。さまざまな場所でそうしたチャンスができ、色んな人と知り合っていきたいと思っています。昨年まではオペラの稽古でこの時期あたりから頻繁に上京していたので、今年はそれがなくてちょっと寂しい思いをしていたところの横浜での本番。充実した2日間を過ごしました。すばらしい人たちともたくさん出会えました。
 近いうちホームページをリニューアルしようと思っています。チケットの購入もできるようになると思います。弘前に住んでいる友人がこのホームページを作ってくれているのですが、彼のアドヴァイスにしたがってより便利に、機能的にしていきたいと思っています。さあ、7月に向けての練習しなきゃ・・・。梅雨の中でもみなさん爽やかに過ごせますように。

近況報告(6月3日)

 こんなにマメに更新するなんて自分でもびっくりですが、先はあまり期待しないで下さい・・・。色々なことが少し峠を越えました。県立中央病院でのコンサートは地元紙東奥日報に記事になり(5月29日朝刊)、色々な方から声をかけていただきました。NHK文化センターのオペラ講座は今年はオペラと歌曲を交互に紹介していこうと思っていますが、その第1弾でシューマンとブラームスの歌曲・重唱を取りあげました。虎谷さん、吉田さんのお客様が沢山来てくださったお陰で今までで最高の受講者となりました。ピアノの山下さんとも県病、NHKと連続で初めて共演させていただきました。講座の方はシューマン・ブラームス共にリートの巨星であるために1日では到底その魅力と様々な曲を紹介できませんでしたが、やはりシリーズ化して様々な曲を紹介できればと思っています。
 遅れていた7月23日のチラシとチケットもやっと出来上がり、プログラムも決定。今回はなかなかバラエティーに富んでいます。
 それから先週末は札幌で恩師の白井光子先生のマーラーを聴き(札幌交響楽団)、終演後弟子で先生の誕生会をしました。先生の歌からは本当に学ぶことが多く、その後の歓談でも沢山のパワーとテクニック、音楽に対する様々なことをもらって帰ってきました。日本にいながらドイツで勉強できた感じでした。
 6月はコンサートそのものは少ないのですが、母校で講演があったり後半は横浜でプライヴェートなコンサートで歌ったりします。ドイツ人が泣いて喜ぶ(?)ホワイトアスパラの時期になりました。僕は北海道から取り寄せます。何回食べられるかなあ・・・・・。

近況報告(5月27日記)

 青森はずっと寒い日が続いておりました。やっとこの2日ほど晴れて気持ちがいい天気と思ったら今日は雨がぱらつきました。去年から今年はどうも変な天候です。
 先週から今週にかけては「・・・・・」の状態でした。少し切り抜けました。合わせ練習が多かったのですが、学校の仕事となかなか上手くバランスが取れなかった自分に反省・・・。
 年2回実施している青森大学のオープンカレッジでの唱歌指導が先週金曜日ありました。毎回顔ぶれは同じ方が中心なのですが、皆さん若々しく、とても元気に歌って下さいます。年はいくつでも青森大学の学生!ということで、今年は大学の校歌をしっかりと歌えるように練習しました。その校歌を作詩した、青森が生んだ鬼才・寺山修司の「寺山修司忌」が25日勤務する青森短期大学の行事としてありました。セレモニーに続いて今年は「寺山修司の世界を歌う」ということで学内で僕の独唱で記念コンサート。中田喜直作曲の「木の匙」から数曲、寺山の作風に影響を与えたという啄木の「初恋」などなど。日頃は僕の歌声を聞くチャンスがない学生が驚いていたのが印象的でした。特に僕の講義を取っている学生は尚更の様子。現代曲は久しぶりの演奏。反応が様々でしたが、よく聞いてくれていました。まだまだ青森にはこういうクラシックに触れるチャンスが少ないのを痛感。もっとイベント、ファミリーコンサート、学校などで普通に音楽触れられることが増えて欲しいものだと思います。その前日は青森県立病院でのコンサート。最後の「ふるさと」はとても気持ちよさそうに皆さんが歌ってくれました。
 これからは夏に向けての諸準備です。まずは体力をつけて、精神的にも健康な状態を作る!美味しいものを食べる!(少し控えろという話しもありそうですが・・・)
 皆さんもお元気でお過ごし下さい。

近況報告(5月14日記)

 「マメに情報やメッセージを・・・」という誓いもいつも虚しく、月に1回しかこうして載せない私を許して下さい・・・・。
 みなさま、いかがお過ごしですか?テレビでも再三言っていましたが、今年の弘前公園の桜は丁度5月の連休に重なり、例年以上に見事だった気がします。私は5月3日の一番人手が多かった日に夜桜見物に出かけました。連休の最後は弘前高校に出かけ、吹奏楽の生徒に呼吸や声の出し方を指導。若いパワーと吸収力には驚かされます。こういう若者がこれからの青森や地方の音楽を背負っていってくれるんだなあと思うと身が引き締まる思いでした。ジャンルや様々な価値観を超えた、自由な交流や刺激が本物の音楽を追究する上で何よりも大切だと思っているので、こうした機会は本当に大事にしたいと思っています。機会を与えて下さる恩師の毛内裕三先生や齋藤聖一先生の懐の深さや感性には頭が下がります。
 「コシ・ファン・トゥッテ」の後は新年度の色々な調整やガイダンスで少し歌から遠ざかっていましたが、今年度のコンサート予定も大体見え始めてきました。今年は「三大歌曲集シリーズ」を締めくくる年でもあるし、東京方面での3年続いたオペラ出演もお休みする予定で、「リート」を少しじっくりやりたいと思っています。3ヶ月に1回実施のNHK文化センターのオペラ講座も枠を広げて歌曲についても取りあげることにしましたので、新しいレパートリーや重唱を少し勉強したいと思っています。また新しい発見が出来ればと思っています。今週は年2回の「青森大学オープンカレッジ」での唱歌指導、来週は県立中央病院でのコンサートと勤務先である青森短期大学での「寺山修司忌」での記念コンサート。大学の校歌を作詞した寺山の詩による歌曲を歌います。いい状態で臨みたいです・・・・・。

近況報告(4月2日記)

 早いもので新学期となりました。東京では桜の開花が宣言されたというのに、青森はまだまだ雪が残っています。その後みなさんいかがお過ごしでしょうか。
 3月21日は「コシ・ファン・トゥッテ」の公演を無事終了することが出来ました。初めてのアンサンブルにしてはまとまっていたのではないかと自負しています。何よりみんなで楽しく出来たことが最高でした。欲をいえばキリがないので、今我々に出来る、最高の形だったと思っています。遠くから駆けつけて気持ちよく歌ってくれた仲間にほんとうに感謝です。そして約300人の聴衆の皆さんも3時間、よく集中して聞いてくれて嬉しかったです。遠くからわざわざ聴きに来てくれた方もいらっしゃいました。青森でああいう場がもっともっと増えていって欲しいものだと思います。今年は7月末に「全国高等学校総合文化祭」が青森であり、そのスタッフになっているので、活動は少し押さえ気味にしようと思っています。が、今、声の状態としては良い方向に来ているのでそうした時期を逃さずに上手く勉強していきたいとも思っています。このところオペラ関係の演目が続いているので、リートをしっかりとやらなきゃとも思っています。まだ確定していない要素も沢山あるのですが、この後の活動予定もご覧いただき、引き続き応援いただけましたら幸いです。

近況報告(3月4日記)

 記録的な大雪の青森ですが、今日は東京も雪のようで・・・。皆さんいかがお過ごしでしょうか。雪は今年は本当に信じられないくらいあります。誰かと会うと雪の話題と愚痴から始まります。大変なもんです・・・・。
 無事にNHK文化センターのオペラ講座も終わりました。やはり大雪の中でしたが、それでも25名ほどの受講生(お客様)がおいで下さいました。この2〜3年で色々な良い出会いをいただいていますが、今回もこのホームページを見た、という札幌で声楽を勉強された方がわざわざ秋田からおいで下さり(転勤の関係で今は秋田だそうです)、非常に率直で貴重な感想をいただきました。とっても勇気が湧きました。リートを勉強したい、好きだ、という方もたくさんいるのだなあ、と改めて実感。NHK文化センターのオペラ講座もオペラだけではなく、リートにも枠を広げてさまざまな曲を生で味わっていただくようにしたいと思っています。次回は5月22日の予定です。
 さまざまな人の目や話を気にして思ったことを言うのにもすごく勇気が要ったり、何が本物で、何がいいのかわからなくなる時がたまにあります。人と接しても疑心暗鬼になったり、話が変に伝わって、本人の知らないことがまことしやかにささやかれていたり・・・、と色々気になったり考えたりしますが、これって自分自身の修行がまだまだ足りず、それだけ人間として大きくなれていない証拠でしょうね。でも、ここ1週間で新しく出会った人達からさまざまなパワーをいただき、そしてわかってくれる人がちゃんといるのだ、ととても嬉しくなりました。
 色んな人がいて、色んな音楽があって、でも自分はこういうことが真実だと思う、という考えを一層しっかり持って音楽と向き合い、これからの活動もめげずにやっていきたいと思っています。
 今週末、来週末とホールオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」の稽古で大阪に飛びます。その準備も色々ありますが、肝心の「歌」をしっかりやらなきゃ!と気を引き締めているところです。
 皆さんはどんな日々をお過ごしですか?どうぞ風邪など召さぬよう・・・・・。

近況報告(2月14日記)

 記録的な雪の日々。駐車場と入り口はロードヒーティングが役に立っていますが、道路の境界や車の雪下ろしで毎日うんざりしています。先週は青森の三内中学校、浅虫温泉ホテル松園でコンサートでした。いずれも最近よくご一緒させてもらっているメゾの吉田信子さんとのジョインと。三内中は古くからの仲間の秦江里奈さん、松園はギターの尾尻さんと青森の仲間と一緒でした。本番のあとはグッタリ来ます、いつも。もういい加減馴れてもいいのですが、この起伏がチトつらい。中学校での冬のコンサートは始めてで、寒さとの戦い。ピアノが汗かいて可哀想でした。秦さんは魔王やら英雄ポロネーズやら大活躍。吉田さんとのオペラも生徒達には新鮮だったかなぁ・・などと自画自賛。松園は沢山のお客さんでとっても嬉しかったです。冬はお昼に出かけるコンサートの方がいいみたいですね。会場に応じた発声、共演楽器との絡み合い方、またまた今回も発見や課題がありました。さあ、NHKの講座の準備と練習、しなきゃ・・・・。


近況報告(1月17日記)

 皆さま、遅れましたが、新年おめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。昨年末は12月29日、青森市のぱるるプラザホールが歌い納めでした。「第1回公開練習会」ということで、現役の若い学校の先生達(小中が中心)と共にステージに登りました。実力ややる気があってもなかなかチャンスがなかったり、日頃の忙しさで演奏できない優秀な人達が沢山いることを改めて知らされました。私は久しぶりにイタリアものばかりを3曲歌いましたが、本番の度々にそこに持っていく調整の仕方を反省したり考えたり・・・といつまでも成長しない自分を新年には大いに変えたいと痛切に感じました。さて今年はどんな年になるのやら・・・。「シューベルト三大歌曲集全曲演奏会シリーズ」はいよいよ今年の「白鳥の歌」で完結します(数年後または近々に、時に水車と冬の旅は再演したいと思っていますが)。今年も11月2日ルーテル市ヶ谷センターの予定です(青森公演は未定)。3月までの予定は大分固まってきたので活動予定をご覧の上、是非お出かけ下さい。もっと自分の演奏のこと、思っていること等々今年はこまめにホームページに載せていきたいと思っていますが・・・。皆さまにとって、また私にとってもいい一年になるようにお祈りしております。

平成16年分

近況報告(12月2日記)

 早いもので師走です。皆さまいかがお過ごしでしょうか。毎年秋は過密スケジュールになったり個々の事柄が粗末になったりで毎年反省するのですが、今年もご多分に漏れず・・・。でした。後半も沢山の本番がありましたが、それぞれにいい形で終了できました。足を運んで下さった皆さま、本当にありがとうございました。あまり公式には宣伝したり広めたりしないのですが、12月29日におもしろい企画で青森駅横の「ぱるるプラザ」でコンサートがあり、私も歌います。先日そのリハーサルを少しだけしました。久しぶりのイタリアオペラやイタリアもので、このところリートづいていたので楽器としての体、発声や様式感の違い、等々をおもしろく練習しました。この頃日本の歌曲や唱歌の歴史、オペラや声楽そのものの変遷にとても興味があって色々な本や資料を読んでいます。そうしたなかでこの前の日曜はNHK文化センターのオペラ講座。「バロックオペラ」と題してイタリア古典歌曲をたっぷり歌いましたが、改めてその難しさを痛感。考えなくてはいけないところ、考えすぎて様式感がおかしくなるところ、などなど良い勉強になりました。来週は八ヶ岳と島根に飛びます。

近況報告(11月3日記)

 皆様お元気ですか? 2日に東京での「冬の旅」を無事終えました。ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました。やはり「冬の旅」はすばらしい作品だ!と改めて思いました。失恋の旅、しかも24曲すべてが・・・という辛い内容ですが、心に染み渡る、そして最後には何かまた新たな展開や救いがあるのではないか、などど思ったりしました。「水車小屋」との作りや持って行き方、精神の置き方は全く違うのですが、若者の物語であること、川が大きなキーワードになること、等の共通点もあります。この2つは(他の歌曲集もそうですが)、何年か周期で見つめ直していき、その時点で自分がいる物語を作っていきたいと改めて思いました。今年は会場(ルーテル市ヶ谷センター)やピアノの状態が去年より良かったと思います。お世話になっている調律師の久保田さんも同じ感想でした。そして何よりピアニスト・松川氏との共演。いつやっても沢山のものをもらい、支えてもらい、共に音楽を作り・・・と本当に幸せに思います。音楽は生き物、生ものなので、お互いに色んな変化やアプローチの変化を楽しんだり見つめ直しながらリハーサルや本番をし、本質に迫れるように本番に臨んでいます。土曜日は青森公演。今日は東京が終わった安堵感で緩みっぱなしですが、明日からまた気を引き締めて良い旅になるようにしたいと思います。

近況報告(9月20日記)

 長いこと書き換えもせずにさぼってすみませんでした。この夏は十和田湖のコンサートにしゅーべるてぃあおもりの2回目、ねぶたがあってその後はオペラ講座、その合間を縫ってオペラの稽古・・・。と突っ走ってきました。9月11日、首都オペラ公演「魔弾の射手」は無事終了することが出来ました。三夏連続で東京、神奈川でのオペラ出演でしたが、いつもながら多くの人の力で舞台が成り立っていることを痛感させられます。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
 これからはコンサートが続々続きます。その準備や練習に精を出したいと思います。どうぞ皆様でお誘い合わせの上、会場にお運びいただけましたら幸いです。近々何かエッセイっぽいものを載せたいと思っていますが・・・・。
 季節の変わり目、皆様ご自愛のほどを。

近況報告(6月22日記)

 しばらくサボってましてすみませんでした。先週末は友人のコンサートに東京に出かけ、その帰りは飛行機の欠航に遭い、ついていないなあ・・・・と悲しくなりましたが、心機一転、梅雨空を吹き飛ばす勢いで(?)歌っていきたいと思っています。ホームページに載せられませんでしたが、5月27日には青森県立中央病院で3回目のふれあいコンサートに出演させてもらいました。出身地(小泊)の親戚の方が入院していたり、偶然音大出の方が見舞いに来ていて聴いていて終演後話しかけてくれたり、こうしたコンサートはアットホームでさまざまな出会いやドラマがあり、好きです。
 さて、今月22日はNHK文化センターのオペラ講座3回目。共演の吉田、中馬両女史とも息が合ってきて、楽しくリハーサルをしています。その後は八ヶ岳でギタリストの尾尻さんとのコンサート。そしてその次は今年惜しくも亡くなられた虎谷千佳子先生(弘前オペラのプリマ)のお嬢さん、亜希子さんとの弘前の病院でのコンサートです。お世話になった虎谷先生へ思いが伝わるコンサートになれば、そして病気で苦しむ方たちの癒しになり、一時も早い回復につながればと思っています。今後の活動予定も併せてご覧になって下さい。

近況報告(4月29日記)

 無事に「しゅーべるてぃあおもり」の1回目を終えました。前日からグッと冷え込んで雪やあられも降り、リハーサル中は雨とあられの音で演奏がどうなるかと思いましたが、本番の時間には不思議なくらい陽が射したり雨も止んでくれ、緑や木々に囲まれてとても幸せに歌うことが出来ました。長谷智子さんはドイツで共に勉強した仲間で、色々な苦労もあっただけに、帰国して7年目、ほぼ修了試験と同じプログラムというのは感慨深く、とてもエキサイティングなリートデュオができました。やっぱりリートはいい!と痛感。
 昨日(4/27)は青森南ロータリークラブの例会にゲストとして30分講話をしました。青森の並み居る勇士の方々を前に、この若造(その中では・・・)が偉そうに自分の歩いてきた道や思いを話しました。皆さん熱心に聞いてくださって、そして色々な形で僕を知ってもらうチャンスを作っていただいていることに感謝でした。
 「しゅーべるてぃあおもり」は大事に長く続けて育てていきたいと思います。
 皆さま、素敵なゴールデンウィークとなりますように!

近況報告(4月15日記)

 この前新年を迎えたと思ったら、もう桜の季節になりました(この年月の速さを感じるのは年のせい・・・?)。新年度は何かと慌ただしいですね。私の勤務する青森短期大学も今週から授業が始まり、履修登録やガイダンスで落ち着かない日々を過ごしています。
 今年度は「しゅーべるてぃあおもり」元年。どれだけパワーが続くか、いささか不安もありますが、リートをちゃんとした形で継続的にやっていきたいと思っています。オペラにはオペラの魅力があるし、歌曲には歌曲の魅力があります。両方とも大事でどちらも大好きですが、どうも歌曲はマイナーイメージが多く、今ひとつスポットが当たっていない気がするのは、我々リートクラスにいた人間だけでしょうか。オペラ以上のさまざまなドラマがそこには内包され、より繊細な人間の心の動きが歌われていると思うのです。地方ではリートだけで1本のコンサートを聴けるというのは(オペラもですが)本当に少ない。コンサート自体も発表会形式が多くて、それはそれで価値があるとは思うのですが、エンターテイメントとして、一つの物語・ドラマとしてのコンサートにはなかなか持っていけていないと感じることも多い気がします。演奏者自身もそうした意識をもっと持ってレパートリーを拡げ、質の維持や向上に努めるべきではないでしょうか。「しゅーべるてぃあおもり」はその一つのきっかけにしたいと思っていますし、なかなかドラマとしてのリートコンサート、演奏会が少ない日本で、その意義を青森から発信したいとも思っています。単なる名曲コンサートにならないように、自己満足で終わらないように、お客様に喜んでいただける演奏になるように、「次も聴きたい」と思ってもらえるように・・・・。
 来週には弘前公園の桜も咲くのでしょうか・・・・。 桜に合わせて素敵なコンサートになればいいのですが・・・・。

近況報告(2月25日記)

 すっかり春めいてきましたが皆さんいかがお過ごしですか。私は日曜日に今年初の本番だったNHK青森文化センターでのレクチャーコンサートを無事終えました。この講座は今回で2回目、基本的に青森の仲間とオペラの見所や筋を追いながら、抜粋で分かりやすく解説して演奏を楽しんでもらうというシリーズです。3ヶ月に1回ペースとかなり勉強のスピードもアップさせないといけないのですが、なかなかオペラのレパートリーを拡げたりアリアの勉強のし直しをするチャンスがないので歌い手側も役立ちます。次回は「魔笛」です。また、新シリーズの「しゅーべるてぃあおもり」に向けてリートの勉強もそろそろしっかりやらなきゃ、というところ。大阪在住の長谷智子チャンとの合わせはそんなに回数を取れないのですが、それでもドイツ時代の蓄積や同じ感性のアーティストとリートを作り上げていける喜びを感じながらやっています。是非4月からの色々なコンサートにお運び下さい!

近況報告(1月14日記)

 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。年越しと正月は珍しく青森におりました。7〜8日と弘前南高校で教鞭を執っている高校時代の恩師、毛内裕三先生のお手伝いで吹奏楽部員に発声を教えに行き、9日から大学の勤務再開、この頃は2月のオペラ講座の準備や今年の動きを調整しているところです。
 今年は青森公立大学国際交流ハウスを主会場に年3回ペースで「あおもりしゅーべるてぃあーで」をスタートさせます。なお、ネーミングは仮称、良いアイディアがあったらお知らせ下さい! クオリティの高いトイツリートの演奏を目指して仲間と繰り広げていきたいと思っています。その旗揚げ公演を4月24日、大阪から長谷智子さんに来ていただいて開催予定、ドイツの卒業試験で歌った曲を中心にモーツァルトからシュトラウスまでを歌ってリートの流れをたどります。
 9月11日には首都オペラの「魔弾の射手」キリアン役(神奈川県民ホール)、11月2日は三大歌曲集第2弾「冬の旅」と続く予定です。
 今年も引き続き応援よろしくお願いいたします。


平成15年分

近況報告(12月26日記)

 今年も残りわずかです。皆様慌ただしい日々をお過ごしではないでしょうか。私は24日青森市の浅虫温泉ホテル松園のクリスマスコンサートで今年のコンサートが無事終了しました。オンタイムでクリスマスコンサートはかなり久しぶりでしたが、楽しく、暖かい雰囲気で出来ました。ギターの尾尻さんとは7年ぶりの共演、ミュージカルやトスティなど、普段と毛色の違う曲でしたが、お客様にも好評をいただけた気がします(そう願って・・・?)。
 同時にCDも出来ました。販路についてはこれからの検討ですが、コンサートで販売する形が一番ポピュラーになりそうです。ご連絡いただければこちらからお送りします。
今年一年、お陰様で本当に充実していました。来年は4月から年3回ペースでリートのみのシリーズコンサート(青森市にて)を始めます。9月はオペラ、11月は冬の旅。しっかり勉強しなきゃ!と思っています。
 本年のお礼を申し上げ、また来る年もお互いにいい年になるようお祈りしています。
 新年にまたお目にかかりましょう!

近況報告(12月5日記)

 9月は横浜でのオペラ漬け、10月はリート漬け、そして11月はまたオペラ、と充実した日々を過ごさせていただいてます。10月は秦江里奈さんとベートーヴェンやヴォルフを演奏し、鰺ヶ沢町のホテルグランメール山海荘さんでは、女将のご主人(先代社長)の三回忌という事で、生前お好きだったというヴァーグナーから夕星の歌(タンホイザー)を歌いました。浅虫のホテル松園さん、グランメールさんともに満員のお客様でとてもいい雰囲気の会になりました。メゾの横尾さんが「女の愛と生涯」を歌ってくれたことでコンサート自体の物語性もとても膨らみましたし、何よりRAB青森放送の長谷川さん、松園女将の田中さんの朗読とのセッション(浅虫)は演奏者と聴衆をつなぐ素晴らしい架け橋になったと思っています。忙しい中応援に駆けつけてくれたピアニストの千葉かほるさん(横尾さんのピアノ担当)に青森を満喫してもらう時間もなく、すぐ帰らなくてはいけなかったのが残念・・・。
 10月は若手の仲間とのオペラ抜粋でした。江口さんは異なるキャラクターを実に上手く歌い演じてくれました。4人が住んでいるところも普段やっていることも全くバラバラというかなり難しい中での大きいコンサートだったのですが、音楽上のコミュニケーションは何とか上手くそれぞれで作れたのではないかと思っています。バスの片山君は院の論文が控えている中での初の青森公演、ピアノの笠井さんは愛知から我が儘な歌い手に付き合うために来てくれ(?)、感謝でした。何より物語や筋を台詞を交えながら解説するという難しい役どころを上手くこなしてくれた奥村潮さんには、我ながら「いいキャスティング!」と自画自賛。青森で「ドン・パスクァーレ」を聞いたり歌ったりするチャンスがあまりないだけに(ノリーナのアリアだけは有名ですがね・・・)、それをいかにおもしろく伝えられるか台本の作成に悩みましたが、「是非あのオペラを衣装をつけて全部みたい」という声があったのは嬉しかったです。次回は写真をCDジャケットに切り替えて近況報告をします。早めにとは思いますが・・・・・。CDの発売は12月20日頃を予定、メールにて予約を受け付けし、出来次第発送します。青森以外では一般店頭に並ばないと思いますので。12月13日の浅虫観光ホテル、24日のホテル松園とも、まだまだ席に余裕があります。是非お友達にも声をかけていただけましたら幸いです。

近況報告(11月24日記)

 数ヶ月書き換えできずにバタついた日々を過ごしておりました。申し訳ありませんでした!夏は留学時代の大親友・藤村匡人・(長谷)智子夫妻(尼崎在住)とのコンサート、その後はオペラ「ラ・ジョコンダ」の稽古と本番、落ち着く間もなくドイツ時代の友人の結婚式と久々のレッスンでドイツ・スペイン、そして朗読入りのリートコンサートとオペラガラコンサート・・・と慌ただしくしておりました。お陰様でどのコンサートもつつがなく終了することが出来ました。ありがとうございました。
 さて、12月のコンサート情報が新たなものも含めて変更があります。是非お出かけ下さいましたら幸いです。また、並行して進めていたCDが12月半ばには発売となる予定です。夏の予定をぬって何とか録音したシューベルト「美しき水車小屋の娘」全20曲でソロCDを発売します。ピアノは松川儒氏です。彼とは三大歌曲集すべてを共演してもらう予定です。そのジャケット撮影もきつかったですが、楽しいものでした。かねてから僕の写真を撮ってくれている弘前のカメラマン・工藤貴司氏の撮影です。青森にもとっても素敵な風景があると教えられました。
 シューベルト三大歌曲集第2弾は予定を変更して「冬の旅」。2004年11月2日ルーテル市ヶ谷です。青森公演は未定ですが、前後して予定を組む予定です。来年の予定も徐々に埋まってきており、有り難いと感謝しております。今後ともよろしくお願いします。

近況報告(7月23日記)

 まだ本格的な夏には程遠い感じの今年の梅雨ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。6月はホテルアズヴェール・カクテル晩餐会での「酒の歌」、そして青森県立病院でのロビーコンサートと、どちらも楽しく歌わせていただきました。ご来場下さった方、ありがとうございました。今週末は大阪から留学時代の大親友、藤村・長谷夫妻とのアズヴェールでのコンサートです。久しぶりの共演を楽しみにしています。
 さて、私がドイツで在籍していた「リートクラス」。オペラはコレペティに伴奏をしてもらって本番はオーケストラというパターンがほとんどですが、リートは歌い手・ピアニストが一体となってデュオを繰り広げてきます。日本ではまだまだ「歌の伴奏」という認識があるように思いますが、実はこのドイツリートのジャンルではピアニストの持つ意義や存在がとても大きく、音楽会全体や曲作りを大きく左右します。私自身が考える(自分にとって)良いピアニストとは、歌い手の表現やテンポ感を言葉にしなくても感じ取ってくれ、決して「付いていきます、伴奏してます」だけではなく、ピアニスト自身も歌い手と一体となって表現できる、対話できる、さまざまな音色やテクニックの引き出しを持っている方、となります。ですからそうしたセンスを持っているピアニストと共演できたときは、リートを歌える喜び、作曲者への感謝でいっぱいになります。そこまでの深い掘り下げが共演者と出来るかどうかも大きな鍵となるように思います。テクニックやネームバリューだけではなく、その人間性や性格が一緒に音楽をするものとして信頼できるかということも時には必要となってくる気がしますね。

近況報告(6月6日記)

 今日はリートの話を少し。
クラシックの歌、というとイコール「オペラ」のような風潮があり、リート(ドイツ歌曲)もアリアも一緒と思われている部分がまだかなりあるように思います。確かにオペラは華麗で素晴らしい総合舞台芸術です。僕も歌い演じるのは大好きです。2時間や3時間で一つのドラマを作るオペラに対してリート(歌曲)は短いものだと2〜3分、長くても5分程度で小宇宙を形成します(連作歌曲もありますが)。しかも演技や衣装無しで。その素晴らしさももっともっと沢山の人に伝えたいし、聴いて欲しいと思います。ピアノと歌で作る小宇宙。より個人の心情やプライベートな側面を見せながら織りなす世界は、言葉の壁や人種、年齢を超えて沢山の人に訴えかける力を持つものだと思っています。例え言葉が分からなくても(それは日本歌曲でもフランス歌曲でも、どこの国の歌曲でも)、歌い手やピアニストと同じ世界を共有し、共に過ごして一緒に音楽を味わう、豪華絢爛な大勢のパーティーも良いけど、数人の気の置けない仲間で好きな話をする、オペラと歌曲にはそうした違いがあるようにも思います。 次はピアニストと歌い手の関係を少し書きたいと思っています。
 十和田湖の後、青森県立中央病院でのコンサートが入りました。名曲ばっかりのサロンコンサートですが、入院中って本当に退屈なんですよね・・・。そうした方たちに一日も早い回復と希望を与えられる、ほのぼのした暖かいコンサートになればと思っています。県病のロビーは天井も高くてすごく響きが良いんですよ。前回はストレッチャーに横になり、酸素を吸入して看護師さんが連れてきてくれた患者さんが、途中で痙攣を起こし、でもまた戻って聴いてくれたこと、青森若葉養護学校の生徒さんが花束をくれたこと・・・などが痛烈に印象に残っています(若葉養護でも歌わせてもらっています)。人に夢や希望を与えられることというのも音楽の大きな力で、こうした活動もとっても大事だと思っています。このコンサートのオーガナイズは産婦人科部長の斉藤勝先生がなさっていますが、その奥様の久子先生(この3月で若葉養護学校の校長を退職)とのヨーロッパでの出会いがきっかけで、今青森にいるのです。そのきっかけとなった曲が「ウィーンわが夢の街」で、このお話についても追って書きたいと思います。

近況報告(5月31日記)

 5月はリートの勉強を始めて以来の夢であったシューベルト三大歌曲集全曲演奏会の第一弾として「美しき水車小屋の娘」を青森と東京で演奏することが出来ました。ドラマ作りの持って行き方、通しで70分弱歌うということの難しさや喜びを沢山感じたコンサートでした。共演してくれた松川儒氏とも本番でさまざまなアンサンブルができ、本当に楽しかったです。その疲れもやっと少し取れてきました。来年秋はいよいよ冬の旅です(これも東京・青森で開催します)!
6月は十和田湖畔ホテルアズヴェールでのコンサートが控えています。数年前から毎年アズヴェールでは歌わせていただいています。三越グループが経営する唯一のホテルだそうで、湖畔の落ち着いた雰囲気と美味しい料理が気に入っています。嬉しいことにチケットはもう完売しているとのことでした。
 そして6月からは9月上演の「ラ・ジョコンダ」の稽古が始まります。小さな役ですが、ドイツ・日本で大活躍の指揮者、阪さんの棒で歌えるのが楽しみです。チケットは是非僕から買って下さい! あちこち動くのが好きなので、また去年の「魔笛」のように青森・東京(今回は神奈川?)の二重生活も楽しみです。
 青森の「水車」の際にはお客様にお話ししましたが、3月31日、東京・赤阪の山王病院(東京ボイスセンター)で声帯ポリープ除去の手術をしました。色々とご心配をおかけしましたが、4月〜5月の4本の本番も無事終え、回復も順調です。神宮前耳鼻科クリニックの小関先生はじめ、東京ボイスセンターの福田先生、藤本先生といった優秀な先生方のもとで最適な治療をしていただいたことに感謝しています。これからは無理せず、もっともっと良い歌を歌えるようにやっていきたいと思っています。

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