白岩 貢 待望のデビューCD!!
シューベルト「美しき水車小屋娘」定価3,200円(税込)
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近況報告(5月9日記)
ゴールデンウィークも早々と過ぎていきました。
例年であれば4月の終わり頃咲き始め、連休の前半に満開になる弘前や青森の桜が、早々と咲いたと思ったらアッという間に散ってしまい、お花見に出かけることもできませんでした。ちょっと残念.....
さて、この連休、僕の方は29日に自宅で僕と仲間のお弟子さんの勉強会、というか試演会をやり、30〜1日はのんびり。八甲田の温泉に日帰りで出かけたりしていました。2日からは東京。東京国際フォーラムでの「ラ・フォル・ジュルネ2008」に出かけてきました。
実はこうした催しがあることを恥ずかしながら知らなくて、出かけてみてその規模にビックリ!
全部で4つのコンサートを聴きました。同門のバリトンの後輩が歌っているのも聴けたりもして何とも充実した連休でした。
今回出かけた一番の目的は留学時代の師匠である白井光子先生とハルトムート=ヘル先生のコンサートを聴くこと。発売と同時にすぐ売り切れてしまい仲間や知人もことごとく買えなかった人が多数いました。
白井先生はずっと体調を崩されており、それがよくなって去年来日してコンサートをやる予定が、今度はヘル先生が骨折で来日中止に。久しぶりの先生の来日、コンサートにみんな喜んでその日を待っていました。
1回目のシューベルトの歌曲によるコンサートでは先生が登場して満員の客席から大きな拍手。するとそれを先生が制してお話を始められました。
2年前からの闘病のこと、今回のコンサートに掛ける気持ち、等々...
そして今回の来日直前にひどい風邪を引いてしまい、医者にも行ったが声が戻らず、特にリートでは最も重要で色合いが必要な中音域が全く使えないとのこと。でもキャンセルはどうしても嫌で、どうなるか分からないが下げて歌ってみる、とお話しされました。
何と、先生は予定されていたプログラム殆どを全部1オクターブ下げて歌いきったのでした。「冬の旅」の時も事情を話されて、似たような形式でステージを務められました。「冬の旅」の前半は歌わずピアノの前に静かに座っていらしたのですが、中間辺りから想いがあまってきたのか、オクターブ下げてところどころを歌われていました。その表現力たるや....!
勿論通常のコンサートの形ではないにせよ、日本のファンに対する想い、闘病を経ての舞台に戻ってきた思いや音楽感が如実に顕わされた、何とも暖かいコンサートでした。恐らく一生巡り会えないような貴重な舞台だったと思います。先生もこんなの初めてだし、申し訳なかったけど...とおっしゃっていらっしゃいました。本当に勉強になりました。
先生は還暦も迎えられ、そしてこの春の叙勲で紫綬褒章を受けられました。健康を取り戻したこともあり、めでたいことを全部ひっくるめて先生をお祝いしよう、とコンサートが終わってから弟子で先生を囲んで集まりました。
その様子については次回書きたいと思います。
今回の上京では、このところさまざまな困難や悩み、自信をなくしたり落ち込んだり...ということが続いていたので、先生や古くからの仲間に会えて色んな勇気やパワーをもらって青森に帰ってきました!
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